2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

こんにちは、NICO STOP編集部(@nicostop_editor)です。

残すところあと数日で、また年が変わりますね。2020年は、新型コロナウィルスの影響で生活が一変し、写真や撮影の楽しみ方にも大きな変化があった年でした。

激動の1年間を、NICO STOPの記事を通して振り返ってみたいと思います。

年間ランキングTOP10を発表!

2020年は100本の記事を公開しました。多くのフォトグラファーや関係者の方にご協力いただき、本当にありがとうございました!

すべて思い入れのある記事ではありますが、PV数による年間ランキングTOP10を発表いたします。もう一度見たい方のために、各記事の見どころをご紹介。フォトグラファーの方に公開後の反響などコメントもいただいていますので、ぜひご覧ください!

10位 フォトグラファーの鞄の中身 – Kanai megさんのフィルム撮影&モデルスタイル

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

公開:2020年3月12日
フォトグラファー:Kanai megさん(@kanaimeg


人気シリーズ「フォトグラファーの鞄の中身」から、フォトグラファー・モデルとして活動するKanai megさんの記事が10位にランクイン。フィルム撮影&モデルスタイルのそれぞれの持ち物を公開していただきました!

 

フィルム撮影の持ち物

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2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

 

心象風景のような写真が好きなKanaiさん。印象的なのが、朝に見つけたという「使わなくなったスマホケース」です。オレンジ色の模様がぼけていいアクセントに。身近なものを使うと、どんな写真になるのかワクワクしますね。

 

モデルをする日の持ち物

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2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

 

モデルのときは、「明るい」「シック」などのイメージに合わせてアクセサリーやメイクの質感まで変えるそう。事前にイメージを伝えて、一緒に作り上げるプロセスが大切なんだとあらためて感じます。

 

Kanai megさんコメント

《記事の反響》
「リュックがかわいい」と同じものを購入された方がいました。記事では伝えきれなかったのですが、裏地が蛍光イエローになっていて気分が上がります! モデルの持ち物では、「アクセサリーやリップの質感まで考えるんだね」と言っていただくこともあって、みなさんの参考になっていたらうれしいです。

《今狙っているもの》
透け感のあるキラキラしたラミネートペーパーがほしいです! 前ボケとして使いたいのですが、まだ運命の出会いはなく…。いいラミネートがあれば教えてください(笑)

同じシリーズに登場した酒井貴弘さんの感想

心象風景のような写真がすごくで素敵で、その撮り方がのぞけておもしろかったです! 普段から前ボケになるアイテムを持ち歩いて試していたり、工夫を凝らしているところが参考になりました。モデルのときの持ち物では、撮影イメージに合わせて小物やアイテムまで細かく気を使っているのが素晴らしいです!

9位 フォトグラファーの鞄の中身 – 酒井貴弘さんの街中ポートレートの撮影スタイル

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公開:2020年1月10日
フォトグラファー:酒井貴弘さん(@sakaitakahiro_

 

9位は、同じく「フォトグラファーの鞄の中身」シリーズの酒井貴弘さんの記事です。モデルさんの魅力を引き出すポートレート写真は、どんなアイテムから生まれているんでしょうか?

 

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

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2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

左:50mmで撮影、右:35mmで撮影

 

街撮りでのレンズはメインの50mm+臨場感を出せる35mmの2本で、作品撮りではクローズアップ用に85mmもプラス。動きながらモデルさんのいい瞬間をとらえるため、ミラーレスカメラを含めて軽く機動力のある機材を重視されています。カイロや汗対策アイテムなど、モデルさんが少しでも快適に過ごせるような気配りもポイントですね。

 

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10
2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

 

そして、酒井さんオススメのアイテムは「薄い布」です。自然ロケーションでモデルさんに持ってもらったり、手持ちフィルターとしても活用できます。

 

酒井貴弘さんコメント

《記事の反響》
実際に記事を読んだ方にお会いしたとき、「鞄の記事読みました!」と言われる機会が何度かありました。特にスマイルモチーフの折り畳み椅子は、アシスタントに来た人に「これがウワサのかわいい台ですね!」と話題になっていました(笑)

《最近の鞄の中身》
レンズフィルターや自作のフィルターを使うことも増えたので、小道具を入れるポーチが増えました。フィルムでも撮るようにしているので、コンパクトフィルムカメラは常に鞄に入れるようにしています。

同じシリーズに登場したKanai megさんの感想

酒井さんの「布」使いが印象的でした! モデルの小物や前ボケとして使えて撮影の幅が広がる上に、持ち物も少なくてすみそうです。「好きなオレンジ色のアイテムを使う」ことにも、うんうんと頷きました。使うたび「これにしてよかった」と思えるアイテムを持っていると、やっぱりうれしくなります!

8位 オールドレンズ×ミラーレス – 淡い光とにじむボケにときめく夜の風景

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公開:2020年12月11日
フォトグラファー:宵月 絃さん(@__yoii_to

使用機材:Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S

 

8位は、12月に公開した宵月さんの記事です。夜の世界がはじめて使うオールドレンズでどのように写るのか、体感していただきました。

 

Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S

 

  • 光の描写:にじむようにやわらかく広がり、強い光もやさしい雰囲気に。室内では、暗さを残しながら光がほのかに写るため、幻想的な世界を描くことができる。
  • ボケと影の質感:なめらかなボケと暗部の質感は、夜の静寂を表現するのにぴったり。

オールドレンズを通すことで、空や花など身近な風景の日中とは違う表情に出会えます。

 

未公開カットを特別に紹介!

Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 5、AI Nikkor 50mm f/1.4S

 

被写体をシルエットで写すとき、オールドレンズならではの空の描写がアクセントになります。シルエットのシャープな輪郭と対照的なふんわりとした色味が加わり、静寂の中にあたたかみを感じる写真に仕上がります。

 

宵月絃さんコメント

《記事の反響》
「写真を撮りに行きたくなった」「オールドレンズを使ってみたい」と思ってくださった方がいたのがとてもうれしかったです。また、幻想的で繊細な世界観を表現したかったので、それを感じてくださった方からのコメントもいただいて、記事を書いてよかったと感じました。

《今後やりたいこと》
普段から「すき」の記録のような感覚なので、自分のすきな花や月を主に撮り続けていきたいと思っています。その中で、花と人、風景と月など、何かつながりのあるものが見つけられたときに、「こういうものが撮りたい」と心躍るかもしれません。

7位 はじめてでもきれいに撮れる夜景写真 - 撮影の基本ポイントと魅力的に写すコツ

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公開:2020年12月15日
フォトグラファー:相沢亮さん(@aizawa0192

使用機材:Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

 

7位は、同じく12月に公開した相沢さんの夜景撮影の記事。「ブレ」や「ノイズ」のない、きれいな夜景写真を撮るための基本ポイントを詳しく解説しています。

 

手持ち夜景撮影の基本

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Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR/撮影地:SKY CIRCUS サンシャイン60展望台
(右)Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR/撮影地:SKY CIRCUS サンシャイン60展望台

 

  • カメラの構え方:脇をしめて両手で固定。レンズをガラスに平行にして極力近づけることで、反射の写りこみを軽減できる。
  • シャッタースピード:「1/焦点距離」(50mmであれば1/50秒)を基準に。軽い機材になるほど遅くしてもぶれにくい。
  • ISO感度:高すぎるとノイズが発生するため800以下に抑える。

 

三脚撮影の基本

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Z 50、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR/撮影地:SKY CIRCUS サンシャイン60展望台
(右)Z 50、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR/撮影地:SKY CIRCUS サンシャイン60展望台

 

  • 三脚の立て方:2本脚を手前に。なお、撮影場所が三脚を使用可能か事前に確認しましょう。
  • ISO感度:シャッタースピードを遅くできるため、ISO100以下に。
  • シャッター:ブレが発生しないようにリモート撮影。ニコンの無料アプリ「SnapBridge」をインストールするとスマホでリモート撮影が可能。

 

さらに空と地上の比率を二分割や三分割構図に当てはめると、きれいな夜景を撮ることができます!

 

未公開カットを特別に紹介!

Z 7、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/撮影地:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー 屋上スカイデッキ/Licensed by TOKYO TOWER

Z 7、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/撮影地:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー 屋上スカイデッキ/Licensed by TOKYO TOWER

 

蒼く染まる冬の日没後、東京タワーが暖かく街を照らしています。空の色と夜の明かりが持つ印象までイメージすると、夜景をより美しく表現することができます。

 

相沢亮さんコメント

《記事の反響》
「写真が素敵」「文章が丁寧でわかりやすい」「旅先で実践してみたい」など、うれしい声をたくさんいただきました。夜景以外の撮影のコツや他も見てみたいという声も多く、モチベーションが上がりました!

《今後やりたいこと》

今回は夜景の記事でしたが、街のスナップや旅、地方の風景やテーブルフォト、ポートレートや動画など、さまざまな撮影をしていきたいと考えています。

6位 物撮りの秘訣 - 光とスタイリングで引き出す、モノたちの魅力的な表情と大切な記憶

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公開:2020年2月28日
フォトグラファー:綾さん(@ayaaya_0806

使用機材:Z 6、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

ランキング6位の綾さんの物撮り記事は、外出が難しい時期だったこともあり、多くの方が参考にされていました。

 

Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

ポイントは、被写体の魅力的を引き出す光と影の表情です。

  • 光が斜めから当たるようにし、影をバランスよく画角に収める。
  • レースやブラインドを使って、影に表情をつける。

 

Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

複数の物を撮りたい場合、サイズやトーンの統一感を意識します。

  • 背の低い物は、縦横のラインを意識して俯瞰で撮るとすっきりする。
  • 主役の色を意識したサブアイテムを足していくと、世界観をつくりこめる。

同じアイテムでも光や物の合わせ方で雰囲気が変わるので、いろんなアイデアを試してみてください。

 

記事を参考に実践された方の作品をご紹介!

 

綾さんの感想

こちらは、月刊NICO STOP5月号の表紙にもなった作品です。洋書に落ちるドライフラワーの影がとっても素敵ですね。光の差す場所や向きをよく見て撮られているのが伝わってきます。麻紐でリズムをつけられているのも、おもしろいと思いました。

 

 

綾さんコメント

《記事の反響》
「外出自粛中に、自宅で撮影を楽しむヒントになった」という声をたくさんいただきました。特に光のとらえ方を参考に、身近な物で実践してくださっていました。この記事が、写真教室などでたくさんの方々と物撮りの楽しさを共有できるきっかけにもなり、とてもうれしいです!

《今後やりたいこと》
10月に出産し母になったので、これからは子供との暮らしを私なりの視点で撮っていけたらと思います。もちろんアンティークを使った物撮りも引き続き楽しんでいきたいです!

 

#NICOSTOPベストフォトグラファーを発表!

ランキングの途中ですが、読者のみなさんから募集している「#NICOSTOP」についても発表があります。

いつもたくさんの投稿をありがとうございます! Twitterに加えて、2020年からはInstagramでも#NICOSTOPをつけて投稿を募集し、みなさんの写真を紹介してきました。その中から、素敵な写真を最も多く投稿いただいた「ベストフォトグラファー」を1名発表いたします。

 

photo by MASAKIさん
photo by MASAKIさん
photo by MASAKIさん

 

ベストフォトグラファーに輝いたのは、2020年の記事で2回ピックアップしたMASAKIさんです! こちらの2つの写真は、月刊NICO STOP4月号と夏のとらえ方特集の表紙にもなっています。いつも素敵な作品の投稿をありがとうございます!MASAKIさんの作品は四季折々の自然の美しさと人物が丁寧にとらえられていて、写真に対する愛情と熱意を感じます。移り行く季節の中で一瞬一瞬を大切に思い、それを写真に残すことの魅力に改めて気づかされました。

 

MASAKIさん

MASAKIさん

岡山県在住のフォトグラファー。美しい風景と人が織り成す、物語性のある写真が魅力的。

 

MASAKIさんコメント

選んでいただきありがとうございます!普段から、他の方の写真にたくさんの刺激を受けています。その中で紹介してもらえることはとてもうれしいですし、「お気に入りの写真が撮れたら投稿してみよう」という気持ちになっています。

2020年は、撮影に出かけにくくなったり、旅行が中止になったりと我慢の多い1年でした。その一方で、友人と写真集を制作したり、こういう状況になっていなければやらなかったこと・できなかったこともあるので、決してマイナスばかりではなかったです。

最近は、自分の好きな写真や撮りたい写真がわかってきました。来年は、切り取り方や被写体の配置などをもっと工夫して、自分の「好き」をより深化させた写真を撮りたいと思っています!

 

来年、MASAKIさんのフォトライフを特集する記事も予定しています。ぜひお楽しみに!

5位 写真×手書き文字 - 映画のポスターのようなメッセージ性の強い1枚にする方法

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公開:2020年1月14日
フォトグラファー:Hanaさん(@kie0087

使用機材:Z 7、AI Nikkor 50mm f/1.4S

 

…ランキングに戻りまして、5位は写真に手書き文字を加えるHanaさんの記事です。文字が入ることで物語が生まれ、写真により想いがこもる方法をご紹介します。

 

Z 7、AI Nikkor 50mm f/1.4S
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(左)Z 7、AI Nikkor 50mm f/1.4S

 

使うのはiPhoneの「マークアップ」機能。もちろん手書き文字を入れるアプリでも大丈夫です。

  • 少しかすれ感のあるペンで雰囲気を出す(マークアップでは「鉛筆」)。
  • 白色の文字がどんな写真にもマッチしやすい(白が見えない場合は黒などモノトーンに)。
  • 主役が際立つように余白部分に文字を書く。
  • 入れる文字は、写真に対するタイトルやメッセージ性のあるもの。

 

Z 7、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 7、AI Nikkor 50mm f/1.4S
Z 7、AI Nikkor 50mm f/1.4S

 

この方法を使えば、文字以外も描くことができます。また、組写真に文字を入れると、映画のポスターのような1枚に仕上がります。

 

記事を参考に実践された方の作品をご紹介!

Hanaさんの感想

記事を参考にしていただいて、とてもうれしかったです。余白をうまく生かしていて、伝えたいことがハッキリとわかるなと思いました。背景の街の雑多感とは逆の切ない表情と、そこに組み合わせる文字が何とも言えないです。

 

 

Hanaさんコメント

《記事の反響》
今まで「有料のアプリか何かでやっている」とみなさん思っていたみたいなので、記事を公開してから、私のフォロワーの方が結構、手書き文字をチャレンジするようになりました。

《今後やりたいこと》
スタジオ撮影を中心に、ライティングの勉強をしたいと思っています。また、フォトグラファーの方とコラボしてドラマのような作品を一緒に作ってみたいです。やってみたいことがたくさんあるので、着実に実現できるようにがんばります!

4位 ドラマチックに水族館を撮りたい!難易度別の撮り方と魅力的に写すテクニック

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公開:2020年11月10日
フォトグラファー:あきさん(@akira1027_photo

使用機材:Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、NIKKOR Z 20mm f/1.8 S、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

 

11月に公開した水族館の記事が、4位にランクイン! 水族館好きのあきさんだからこそ知っている、生きものたちの魅力を引き出すテクニックを教えていただきました。基本設定や難易度別の撮り方、お悩みQ&Aなど、すぐに実践できる内容です。

 

Z 6、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、(上)NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、(下)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

水族館の雰囲気を生かしてドラマチックに写すには…

  • 館内の光を利用して、そこに被写体が来る瞬間を狙い際立たせる。
  • ローアングルで、水の中にいるように撮る。
  • 水しぶきが際立つ背景を選び、躍動感たっぷりに写す。

光の入り方や被写体の位置で印象が大きく変わるので、何度も通うのも水族館撮影の醍醐味です。

 

未公開カットを特別に紹介!

Z 6、NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
Z 6、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6、(左)NIKKOR Z 20mm f/1.8 S、(右)NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

普段は陸で活動している生きものにも注目してみてください。ペンギンが泳ぐ姿をローアングルで写したり、カワウソがお昼寝している様子をとらえたり、違った魅力に気づくこともできます。

 

あきさんコメント

《記事の反響》
「この記事にもっと早く出会いたかった」「水族館好きだからめちゃくちゃ参考になる」というコメントをいただいたり、「記事を参考に撮ってみました!」とタグづけしていただけたのはうれしかったですね。公開後に雑誌から掲載オファーが来たり、貴重な経験をさせていただきました。

《今後やりたいこと》
2021年は水中撮影に挑戦します。水族館の世界だけでなく、もっと広い海の世界にも挑戦していきたいです。そして、写真集制作と個展開催が目標です!

3位 はじめてのミラーレスカメラ| 第1回「どっちを買う?ミラーレスと一眼レフの違い」

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公開:2020年8月31日
作画:冨田マリーさん(@tomitamary_)/アドバイザー:嵐田大志さん(@Taishi_Arashida

 

いよいよTOP3! 3位は「はじめてのミラーレスカメラ」第1回の記事です。写真初心者のミナちゃんが、カメラや写真について学んでいくこの連載。フォトグラファーの嵐田大志さんに、カメラの選び方やミラーレスカメラの基本的な設定の仕方などをアドバイスいただきます。

 

第1回「どっちを買う?ミラーレスと一眼レフの違い」

右の矢印をタップすると、続きが読めます。

 

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

 

ミラーレスが気になるミナちゃんは、嵐田さんのアドバイスを参考にしてZ 50を購入。第3回では基本の撮り方を学びました。

4回目となる次回は、各撮影モードの特徴や、写真の明るさを決める「露出の3要素」についてお届けします。ぜひお楽しみに!

 

冨田マリーさんコメント
Twitterの反響が大きくて、描きがいを感じています。カメラをはじめる方が何度も見返したくなるように、これからもがんばります。ちなみに作画を担当している「専門家に聞いてみよう!」では、嵐田さんの架空の写真集のポスターが貼ってあるので、探してみてください。
私自身は、ミラーレスカメラを購入するのが2021年の一つの目標です!

 

嵐田大志さんコメント
イラスト化されて「かわいい」「いや、これは実物より大分かわいすぎるでしょ」といった反響がありました(笑)「わかりやすい」「初心者の頃に見たかった」という声もあってうれしいです。
最近はZ 50を使っているのですが、小さく軽くて描写も申し分ないので、初心者はもちろんスナップを撮る方にオススメです!

2位 まるでアニメのワンシーン! 見る人の共感を呼ぶ田園風景の撮り方

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

公開:2020年8月28日
フォトグラファー:Akine Cocoさん(@akinecoco987

使用機材:Z 7、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

第2位は、福井在住のAkine Cocoさんの記事。「どこか懐かしい」と見た人の共感を呼ぶ、アニメのような田園風景の撮り方を紹介していただきました。

 

Z 7、(右上・右下)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、(左上・左下)NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 7、(右上・右下)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、(左上・左下)NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

田園風景では「空の表情」、特に地上と空の比率が大切です。地上:空を「1:2」→「1:1」→「2:1」と当てはめてみると、空の表情が生きる構図が見つかりやすくなります。さらに…

  • 雲の迫力を出すときはローアングル、スケール感も出したいときは広角でパースをつける。
  • カーブミラーやガードレールなど+αの要素を加えることで、バリエーションが広がる。

そして、組写真で一つの世界観を表現することで、ストーリーが生まれます。

 

未公開カットを特別に紹介!

Z 7、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 7、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 7、(左)NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR、(右)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

実は車も、田園風景のいいアクセントになる被写体です。左のようにミニマルな風景を狙ってみたり、右の写真のように手前と奥の車がシンクロする瞬間を狙ってみたり。偶然性を生かすと、さらに風景撮影の楽しみが広がります。

 

Akine Cocoさんコメント

《記事の反響》
はじめて書いた記事ということもあって正直不安もありましたが、「勉強になる」という声をいくつもいただいて本当にうれしかったです。励みになりました!

《今後やりたいこと》
都市部での撮影があまりできていないので、新型コロナが終息したら積極的に撮りに行きたいと考えています。さまざまな場面で、アニメのワンシーンのような世界を表現していきたいです。

1位 撮るたびにかわいさ再発見!飼い主が教えるハムスター写真の撮り方

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公開:2020年5月21日
フォトグラファー:平さん(@taira.589

使用機材:Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR

 

見事、年間ランキング1位に輝いたのは、平さんのハムスター写真の記事です!

小さくてちょこちょこ動くハムスターの、たくさんの「かわいい」に出会える撮影の魅力を教えてもらいました。

 

Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR

 

  • 触れ合いながら撮ると、ぬくもりやむっちり感が伝わる。
  • 食事中は、構図などにじっくりとこだわれるチャンス!
  • 置きピン&連写を使うと、挟まっている様子や顔を出す瞬間をとらえられる。
  • 毛づくろいの様子など、肉眼では見えない表情を知れるのも楽しい。

 

Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR

 

飼いはじめは、撮影よりも人に慣れてもらうことを大切に。性格や行動パターンを理解して向き合うことで、いろんな表情を発見できるようになります。

 

未公開カットを特別に紹介!

Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

ハムスターを持ち上げると、やわらかさやこの子の大人しさがよく伝わります。後ろ姿をとらえると、意外と知らないしっぽのかわいさに気づくことも!

 

平さんコメント

《記事の反響》
たくさんの方から「かわいい」と言っていただけて、特にアイキャッチ写真はTwitterなどでも反響が大きかったです。「カメラとレンズを迷っていたけど、この記事を見てZ 6を買うことを決めた」と言っていただけたのがうれしかったです!

《今後やりたいこと》
ハムスターは一緒にいれる時間が短いので、写真を見ることで「こんな子だったな」と、その子のことを思い出せるような写真を撮っていきたいと思っています。

みなさんに参加いただいた2020年のイベント

NICO STOPの「C」はCommunicationの「C」ということで、読者のみなさんと一緒に楽しめるさまざまなコンテンツを発信してきました。

大切な日々をテーマにしたフォトコンテスト

何気ない日々の大切さやかけがえのない瞬間をテーマに、2つのフォトコンテストを開催しました。1年の最後に、みなさんの日々を見返してみてください。

 

【#NICOSTOPと日々】フィルムカメラだから気づけた、かけがいのない日々

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

テーマ:フィルムカメラだから気づけた“身近にある被写体、かけがえのない日々”
募集期間:2019年12月27日~2020年1月13日

 

フィルムカメラで撮影された“日々”を記録するInstagramアカウント「日々」(@hibi_jp)とコラボし、「フィルムカメラだから気づけた、かけがえのない日々」をテーマにフィルム写真を募集しました。

投稿いただいた、いつもの日、ちょっといいことがあった日、失敗した日、人生の節目の日…。移り変わる時間や日々を、写真として残す大切さをあらためて実感しました。

 

【#あなたと過ごす日々】撮って気づいた愛おしい瞬間

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

テーマ:大切な人と一緒に過ごすこと、暮らすことへの感謝
募集期間:2020年8月6日~2020年9月1日

 

新型コロナで生活が一変し自由に会うことができない中で、日常への感謝を忘れないために、ジュエリーブランドの「BRILLIANCE+」と一緒にフォトアワードを開催しました。審査員は「キミと僕のニコ日和」でおなじみのjyotaさん(@jt.333)とmisuzuさん(@pettit0524)です。

投稿いただいたみなさんの、それぞれの「大切な人と過ごす日々」。人と人とのつながりの大切さや、当たり前だと思っていた「日常」が、どれほど特別なものだったのかを考えるきっかけになりました。

新たな試みとして開催したオンラインライブ

今年は特に、自宅から参加できるオンラインイベントに力を入れました。アーカイブ動画はいつでも視聴可能ですので、ぜひご覧ください。

 

1周年イベント「NICO STOPオンラインフェス2020」

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開催:2020年6月13日

 

NICO STOPは6月13日で1周年を迎えました。記念して開催した、ライブ配信イベント「NICO STOPオンラインフェス2020」。旅やポートレート、編集、フィルムカメラなど、さまざまなジャンルの写真の楽しみ方について、トークを繰り広げました。

  • 旅写真の魅力 - 心躍る瞬間や撮影スタイルの紹介 -
    ― 澤村洋兵さん(@yohei_sawamura)、yasukaさん(@ya.24)、yukiさん(@sty830
  • おうち時間を写真で楽しむ - 物撮りライブ -
    ― 綾さん(@ayaaya_0806
  • デザイン視点からの写真レビュー
    ― ENO SHOHKIさん(@eeeno1218
  • 即興レタッチライブ - 嵐田大志 vs 酒井貴弘 -
    ― 嵐田大志さん(@Taishi_Arashida)、酒井貴弘さん(@sakaitakahiro_
  • フィルムカメラでの作品創り
    ― Fujikawa hinano(@nanono1282) × 松浦稀さん(@marematsuura
  • ポートレート撮影の裏側 - この一年で特に印象に残った撮影 -
    ― コハラタケルさん(@takerukohara_sono1)、酒井貴弘さん(@sakaitakahiro_

 

オンラインフェスの動画はこちら

 

1周年フォトコンテスト「この一年で心躍った瞬間」

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

募集期間:2020年5月29日~2020年6月14日

 

オンラインフェスに連動して「この一年で心躍った瞬間」をテーマに写真を募集し、10作品を選出しました。審査員を務めた10名のフォトグラファーのベスト写真も発表しています。2020年、みなさんの心躍った瞬間を思い出してみてください。

 

 

NICO STOP LIVE - ポートレート撮影の裏側 -

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

開催:2020年9月26日

 

オンラインイベント第2弾として、フォトグラファーの酒井貴弘さん(@sakaitakahiro_)のポートレート撮影の裏側をライブでお届けしました。

50mm単焦点レンズ1本で、モデルさんの魅力を最大限引き出す酒井さんの撮影術。アクリル板を使った表現のアイデアなど、参考になるテクニックが満載です。見逃した方、もう一度ご覧になりたい方はぜひチェックしてください!

 

ライブ配信の動画はこちら

WEBから飛び出して、NICO STOPが冊子に!

2020年の写真を振り返ろう!反響の大きかった記事ランキングTOP10

 

地域×写真をテーマにした無料のフォトマガジン「Have a nice PHOTO!」とのコラボが実現し、Vol.37の綴じ込み付録として「NICO STOP」が冊子になりました。ポートレートや旅、物撮りやペット撮影、フィルム写真など、写真の楽しみ方がギュッと1冊に詰まっています。

表紙は酒井貴弘さん(@sakaitakahiro_)の撮りおろし! フォトグラファーが執筆した各記事をデザイナーのsachiさん(@sachi.427)に、素敵にレイアウトしていただきました。冊子はPDFでダウンロードいただけます。

 

NICO STOP編集長からのコメント

大切な人との思い出を残すために撮る写真もあれば、お気に入りのアイテムをみんなに共有するための写真や、その瞬間に抱いた感情や感性を表現するための写真など、写真にはさまざまカタチがあります。

みなさんは2020年、どんな写真を撮りましたか?

ガラッと生活が変化して、写真を撮りに出かけることもなかなか難しくなったので、撮る目的や被写体がこれまでと大きく変わったという方も多いのではないでしょうか。

私自身、今年は家の中や近所の公園、駅までの道のりなど、今まで当たり前すぎてカメラを向けたことがなかった景色をたくさん撮るようになりました。

年末を迎え、一息ついて自分の写真をゆっくりと振り返ってみると、そういった些細な写真一枚一枚が尊く、当たり前の日常のありがたみを感じるのでした。

 NICO STOPは2020年で100本もの記事を出すことができました。

「写真がもたらす豊かさ」を伝えていきたい。写真の撮り方や編集の仕方、写真家のフォトライフの紹介といった記事や、ライブ配信などのイベントを通して「少しでも写真を好きになって欲しい」、そんな思いで運営してきました。

ここまでたくさんの記事を出すことができたのも、見て下さっている読者の皆様や、写真撮影や執筆をして下さっているフォトグラファーの方々、そしてモデルの方々や制作にご協力頂いている皆様のおかげです。ありがとうございました。

2021年は、2020年以上に「写真がもたらす豊かさ」をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに。

 

 …それでは、よいお年を!

 

 

 

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