ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

はじめまして、mei(@4_adiantum7)と申します。季節の花や海、かわいいお菓子など、心惹かれるものを、明るくやわらかいパステルカラーな写真に収めてSNSで発信しています。

 

私がパステルカラーな写真を撮りはじめたのは、大学に入学して美術史を専攻してからです。印象派、新印象派期の絵画作品に影響を受けて、光を意識した明るい色彩を取り入れるようになりました。シャッターを切った瞬間の心のときめきを、写真に乗せられるところに魅力を感じています。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 6II、(左上・左下)AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、(右上・右下)NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

花が大好きな私にとって、春は一番楽しみにしている季節です。今回は、春の気候を生かして撮るパステルカラーな写真の基本と、春にオススメの被写体別の撮り方、明るく淡い写真に仕上げるレタッチのコツをお伝えしたいと思います。

 

パステルカラーな写真の基本

パステルカラーな写真を撮る上で、大切なのは以下の3つです。

  • ボケをつくる機材と設定
  • 光のとらえ方
  • 色を生かす構図

また、パステルカラーといっても全体を淡くするのではなく、明暗でコントラストをつけるなど、主役に視線を誘導するように心がけています。

【機材と設定】春の空気感をボケで表現する

春の空気感を表現するには、レンズ選びとカメラの設定が大切です。最適なレンズの焦点距離や設定は被写体ごとに異なるので、記事の後半で紹介します。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

レンズ:ボケを主体にするなら200mm程度まで望遠にできるズームレンズか、F値の小さい単焦点レンズを主に使います。風景全体をとらえたいときは、24mm程度の広角をカバーできるレンズがあるといいです。

撮影モード:絞り優先オートで被写界深度を調整し、淡い描写の中で主役が際立つ画づくりをします。

F値:開放F値で明るく大きなボケをつくります。

フォーカス:ピンポイントAF。AFエリアを狭めることで、意図した場所にピントが合わせやすくなります。

【光】晴れた日の斜光か逆光で撮る

光の質感や位置、角度を意識することで、主役を引き立てたり、自然な色の濃淡をつくり出すことができます。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

左:日陰で撮影、右:日向で撮影

 

スイセンを同じ時間の日向と日陰で撮り比べてみました。

日陰で撮影した左の写真より、右の写真のほうが色に透明感があり、明るく生き生きとした印象です。また、光が当たった花と影になった葉の明暗差で、自然と花に目がいく写真になりました。

色合いは最後にレタッチで調節できますが、明暗差のない状態から光のきらめきや立体感を引き出すのは難しいので、撮影時に意識することが大切です。

 

 

午後の光で透明感や立体感を引き出す

春の陽気を写真で表現するには、晴れた日の午後に撮るのがベストです。特に、13時から日没までの間は光がやわらかく優しい描写になり、色に透明感もプラスされます。斜光と逆光でも被写体の印象が変わるので、光の向きも意識してみましょう。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

上の写真は、晴れた日の15時半頃に撮影しました。右斜めからの光に照らされたカーブミラー周辺の桜は、その前後の桜よりも明るく透明感のあるピンクになっています。このように光の当たり方を意識すると、被写体の色に自然なコントラストが生まれて、立体感を出すこともできます。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

また、逆光にすると被写体の輪郭がやわらかく写るので、優しい雰囲気で撮りたいときにぴったりです。桜のように花びらが薄い花は、花びらの重なりが透けてより繊細な美しさを表現できます。

上の写真は、枝の真ん中にある光を透過した一輪を囲むように、影になった花を手前と奥に配置しました。明暗で画面にメリハリが生まれて、主役の花の存在が際立っています。

逆光で撮影するときは、太陽が画角に入らないようにするのがポイントです。光はあくまで被写体を引き立てるものなので、光自体が写真の中で目立ってしまわないように注意しましょう。

 

 

天候や太陽の位置、ロケーションを細かく確認する

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

屋外の撮影では、天候や太陽の位置を常に気にしています。

2週間予報で撮影日を決めたり、撮影前日から当日の予報を確認したりする場合は「tenki.jp」。当日の雲量や風速など細かい情報を知るには「GPV気象予報」が便利です。また、日の出・日没の時間や太陽の軌道を見るため、アプリ「Sun Surveyor」の有料版も使用しています。

背景を青空にしたい、夕陽と一緒に写したいなど、撮りたいイメージが固まっている場合には「Google Earth」で撮影地をロケハンすることも多いです。

 

くもりの日は室内でテーブルフォトがオススメ

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

テーブルフォトでは、部屋への光の入り方によって、くもり〜薄ぐもりのほうが撮影しやすい場合もあります。パステルカラーに合う被写体は、フルーツを使ったケーキや花のモチーフ、淡い色合いの雑貨です。

上の写真は、影を濃く出さないために窓から離れた位置にテーブルを置いて、全体に明るく軽いイメージで撮影しました。

【構図】色を意識して画面を構成する

春の風景はカラフルでわくわくしますが、色を盛りこみすぎると雑然とした印象になってしまいます。切り取り方やアングルを工夫して、色の魅力が伝わる写真にしましょう。

 

 

色数は3色程度にまとめる

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

画角を決めるとき、色を3色程度にまとめることで、すっきりとした印象になります。

オススメの組み合わせは、花畑を撮るなら「花の色+葉の緑」や「花の色+葉の緑+空の色」。空を撮るなら「青空+雲」や「月+花の色+空の色」などです。

 

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

上の写真は、河原の土手を覆うように広がる桜と菜の花が美しく、春色の絨毯のようだと思い撮影した一枚です。桜のピンクと菜の花の黄色・葉の緑だけが写るように望遠レンズで切り取り、桜と菜の花の境目で画面を分割して布の模様のように表現しました。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

いつもは空と雲を組み合わせて撮ることが多いのですが、この日は雲一つない青空。半月が浮かんでいたので、桜の枝で囲むように前ボケをつくって彩りをプラスしつつ、月の存在を引き立てました。

 

 

暗い色が写らない画づくりをする

風景や花を撮るとき、土や木の枝、影など暗い色が写ると悪目立ちしてしまうので、明るい色だけが写る構図で撮影します。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

左:水平アングル、右:ローアングル

 

同じ場所で、左は立った目線の水平アングル、右はしゃがんでローアングルから撮影しました。

左の写真は、背景の枯れ木と空の白んだ部分が写り、少しさみしい雰囲気を感じます。それに対して右の写真は、空の澄んだ水色と菜の花の黄色でさわやかな印象になりました。

このようなアングルの調整には、可動式の液晶モニターを使うと便利です。楽な姿勢で、モニターを見ながら理想のアングルを探ることができます。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

上の写真は左奥からの斜光で右手前が少し暗くなっていたので、大きく明るい前ボケを入れました。全体が鮮やかな色でまとまり、写真に奥行きも出ています。

春にぴったりな被写体別の撮り方のコツ

「桜の陰に咲く菜の花の黄色がかわいい」「溶けるような空の色がきれい」など、色に惹かれてシャッターを切ることが多いです。ここでは、淡く優しい色合いが特徴の春にオススメの被写体と撮り方を紹介します。

【花】ふんわりとぼかして明るく華やかに写す

外で花を撮るときは淡い色合いだけになるよう構図を決め、花の魅力をどう引き出すか考えます。ポイントとなるのがレンズの効果で、私は中望遠単焦点と望遠ズームを撮影の状況やボケの描写によって使いわけています。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 6II、(左)AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、(右)NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

F値の小さい単焦点レンズは、風で揺れる花など、シャッタースピードを上げて撮りたい場合でも明るさを保てるので、パステルカラーな写真と相性がいいです。左の写真のように、背景の木漏れ日を玉ボケにしてきらめき感を出したり、花びらをふんわりと表現できます。

右の写真のように一輪だけ際立たせたい場合は、200mm程度まで寄れる望遠レンズで背景を大きくぼかして主役を強調します。

 

撮影のコツ

風が強い場合は、マニュアルモードでシャッタースピードを1/2000~1/5000秒程度に設定すると、ブレずに撮影できます。

 

室内でも春を感じる花写真に挑戦

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

お花屋さんにも明るくかわいらしい色合いの花が並ぶ季節になったので、「室内でも春を感じたい」と思い撮影しました。春の野原をイメージした黄緑色の背景紙をセットして、なるべく画面いっぱいに花が写るように配置。自然を撮るときは3色以内にまとめることが多いですが、このときはカラフルでグラフィカルな写真にしたいと思ったので、花の色がかぶらないようにセレクトしました。

【海と空】夕方の淡く染まる時間帯に撮影する

春の海は、少し霞んだような優しい雰囲気がとても好きで、眺めているだけで癒やされます。海と空をパステルカラーで撮るなら、空がオレンジやピンクに染まる夕方がオススメです。

 

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

水色~オレンジのなめらかなグラデーションと、穏やかな海に惹かれて撮影した一枚です。夕日そのものをとらえるのではなく、少し離れた淡く色づく空と、なめらかなグラデーションを反射する海を切り取ることで、美しい色が主役の写真になりました。水平を整え、海を真ん中にして空と浜を分割した安定感のある構図で、静かな印象が伝わるように意識しています。

 

撮影のコツ

海でのレンズ交換は砂が入りこむなどのリスクがあるため、ズームレンズがオススメです。撮影モードはオートでOKですが、波の形を写し止めたいときはシャッター優先オートで1/500秒を目安にしています。

【雑貨・果物】春らしいモチーフで統一感を出す

テーブルフォトの場合、色数が3色より多くなることもありますが、色のトーンやモチーフをそろえることが大切です。背景のテーブルが暗い色だと重い印象になってしまいますが、白や淡い色合いの紙や布を敷くことで色彩のバランスがとれます。

 

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 6II、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

上の写真は「春の午後のティータイム」をコンセプトに、春の花の植物図鑑と早春の花のブーケ、蝶が描かれたティーカップと、春を感じるかわいらしいアイテムをそろえました。また、花の淡い雰囲気で統一するため、テーブルに植物画などを敷き詰めました。このとき、花と紙の中のモチーフや色がリンクするように意識しています。

 

撮影のコツ

俯瞰気味に撮るときは、F6程度まで絞り全体にピントを合わせます。また、手持ちで自然光を生かして撮影するので、薄暗い日は手ブレを防ぐために、マニュアルでシャッタースピードを1/25〜1/100秒にします。この日は雨あがりで部屋が薄暗かったのでISO1250まで上げ、明るさを保つためにシャッタースピードを1/30秒まで落としました。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

 

お気に入りのパステルカラーのガラスの器に、春が旬のイチゴを詰めこみました。主題の器の繊細さとイチゴの瑞々しさを際立たせるために単焦点レンズを使い、開放F値で背景を大きくぼかしています。ピント合わせが難しい場合は、F2.4程度に少し絞ると合わせやすいです。

明るくやわらかい雰囲気を引き出すレタッチ術

レタッチは、実際の色味を忠実に再現するよりも、シャッターを切った瞬間に感じた被写体の魅力や、ときめきを表現することが大切だと考えています。

レタッチするときに気をつけているのは、以下の2点です。

  • 色の調和がとれているか
    悪目立ちしている色がないかどうかを一番に考えています。全体的に淡く整えるのが理想なのに、1色だけ過度に鮮やかだったり輝度が低くかったりすると、悪い意味で目を引いてしまいます。
  • あまりに不自然な色ではないか
    鮮やかにしたいときは、もとの色から理想の色に調整していくと、目が慣れてしまって不自然になりがちです。なので、慣れるまでは「自分でも鮮やかすぎるな」と思う色に振ってから、徐々に理想の色に近づけるのがいいと思います。

 

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

Z 6II、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED

レタッチ前

 

今回は、桜の木漏れ日に照らされる菜の花の写真を例に、スマホ版のLightroomでレタッチの手順を紹介します。春らしい色合いと、美しい光にときめいた瞬間を表現するため、全体に明るくやわらかい雰囲気になるように調整していきます。

※今回使用したものは、Lightroom mobile バージョン6.2です

 

 

1.主役を背景との補色関係を意識して際立たせる

主役の色を際立たせるために、背景との「補色関係」を意識しています。補色とは、下のように色相環で反対に位置する色のことで、メリハリのある印象になります。

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

 

主役と背景のどちらの色を補色に近づけるかは、全体のバランスを見て考えます。今回の場合、菜の花の補色の青紫に桜の色を寄せると、冷たい印象になり春らしさが損なわれてしまうため、菜の花の色を桜の補色の緑に少し近づけました。さらに、軽やかな菜の花の色とメリハリをつけるために、葉の緑の彩度を下げて、色相も濃い緑に寄せています。

※補色を参考にした色の組み合わせ方は、こちらの記事でも紹介しています

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術
ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

Lightroom「カラーミキサー」編集画面

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術
ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

左:カラーミキサー調整前、右:カラーミキサー調整後

 

 

2.露光量やシャープで惹かれた部分を強調する

露光量+0.3~+0.5で全体を明るくして光を強調します。次に、部分補正で主役の菜の花のシャープを+10~+15程度に上げて菜の花のディテールを強調します。シャープは全体をプラスにしすぎると春の風景に合わなくなるので、部分補正で気になるところだけ調整しましょう。

※部分補正は、有料のプレミアム機能です

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

Lightroom「ディテール」部分調整画面

 

 

3.やわらかい雰囲気を出しつつ全体を引き締める

シャドウ・黒レベルを+50~+80にして、淡くやわらかい雰囲気にします。そのままだと平坦な印象なので、コントラストを+30〜+60に上げて全体を引き締めます。

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

Lightroom「ライト」編集画面

 

 

4.ハイライトとかすみの除去を下げて仕上げる

淡い色合いにすると、もともと明るい部分は白とびしやすいので、最後に白とびがないかを確認して、気になる場合はハイライトを下げて調整します。

仕上げにかすみの除去を-30~-40程度にするのがポイント。霞みがかったような春の空気感を表現できます。

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

Lightroom「効果」編集画面

 

ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術
ふんわりかわいいパステルフォトの世界 – 春のオススメ被写体とレタッチ術

左:レタッチ前、右:レタッチ後

 

菜の花や桜の木漏れ日など心惹かれた部分が強調され、春爛漫な世界を表現できました。かすみの除去をマイナスにすると、一気に春らしい空気感になるので試してみてください。

Photographer's Note

淡く明るいパステルカラーは、見ているだけで気持ちが和らぎます。これから桜、ポピー、ネモフィラ、フジ、アジサイと次々に花が咲き、葉が茂り、いつも通る道や電車の窓に流れる景色にも、少しずつ色が加わっていくでしょう。野や街に咲く春の花々を探しに行くのはもちろん、かわいいイチゴやサクランボのスイーツを作ってみたり、さわやかなレモンや梅のシロップを仕込んでみたり、家の中でも季節の移ろいを楽しみながら、その気持ちを写しこんだパステルカラーな写真を撮っていけたらと思います。

思いのままに出歩くことが少し難しいこの頃ではありますが、ぜひ身近な自然や街並み・住まいに息づく淡い色や美しい光の中に、小さなときめきを探してみてください。そうして見つけたときめきをパステルカラーで表現するとき、この記事でヒントを見つけていただけたらとてもうれしいです。

 

 

Supported by L&MARK

 

mei

mei

美術史を学び、印象派・新印象派期の絵画作品に影響を受けて、明るい色彩を取り入れた写真を撮りはじめる。花や海、緑、お菓子など、心ときめくものを被写体に、パステルカラーな写真を多く撮影し、SNSで発信している。