【総集編】カメラ初心者からのポートレート講座~理想の1枚を仕上げるための7STEP

「ポートレートを撮ってみたいけれど、設定や撮り方がよく分からない」「モデルさんや撮影場所はどうやって見つけるの?」と困ったことはありませんか?

ポートレートを上手に撮影するためには、カメラの設定はもちろん、被写体への光の当て方や撮影の構図を決めることが大切です。

逆に、カメラ初心者であってもこれらを理解することができれば、綺麗なポートレートが撮れるようになり、カメラ技術も向上します。

NICO STOPではこれまで、『キミと彩るポートレート』という連載で、ポートレートのノウハウを1つ1つお伝えしてきましたが、今回はこれまでの記事をまとめ、撮影の準備から実践のポイント、編集までを7つのステップに分けて紹介します。

内容を詳しく見てみたいと思った方は、「記事を読む」から内容をチェックしてみてください。

 

STEP①:【基礎知識】カメラの3つの基本要素とは

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


初めてのカメラを手に入れたあなた。
「これから写真撮影を楽しもう!」と外に出る前に、基礎知識を身につけておくと撮影がぐっと面白くなります。

まず第一に覚えておくべき、写真の明るさを決める3つの要素を紹介します。

 

1.シャッタースピード

ブレ具合を決めるものです。速くすると動いているものを止めて撮ることができ、遅くするとブレやすくなります。狙いがないブレは、ただのミスに見えてしまうので、初心者の方はシャッタースピードを速く設定するのがおすすめ。

左:f/1.8 1/100秒 ISO50 右:f/1.8 1/1000秒 ISO100

 

2.F値

特に背景のボケ具合を操るものです。F値を小さくするとボケが多くなり、“被写体を浮かび上がらせる”ことができます。逆に値を大きくすると全体がはっきり写るので、ディテール(細部)をしっかりと見せることができます。

まずは、F値を小さくして、背景をボカして被写体を目立たせることから始めるのがおすすめ。

左:f/16 1/160秒 ISO160 右:f/1.8 1/1000秒 ISO100

 

3.ISO

明るさを調節するものです。ISOを高くすれば明るくなりますが、その反面写真が荒くなり、ザラつきの目立った写真になってしまいます。夜間や室内など、暗いところではISOを高くして撮影しますが、できる限り低い設定で撮影するのがオススメ。

左:f/1.8 1/400秒 ISO200 右:f/1.8 1/400秒 ISO1600


カメラを始めたばかりだと、まず3つの要素を理解するのにつまずくかもしれません。
始めは難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単に使いこなすことができます。

3つの要素をマスターし、写真の表現の幅を広げていきましょう。

 


STEP②:【表現力アップ】写真の印象を決める「光」の効果とは

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


カメラの基本知識に加えて、知っておきたいのが表現力を高める「光」の要素です。空気がないと人は生きられないように、光がないと写真を撮ることができません。

基礎的な3つの光とその効果について紹介します。

 

1.順光

被写体に対して正面から光が当たるため、色や形を1番はっきり写すことが可能。しかしその反面、順光は影が作りにくくフラットになってしまうので、立体感を出すのが難しいことも。そんな時は、モデルさんの手や木漏れ日、レースなどを活用して光を敢えて遮り、自ら影を作り出すのがおすすめ。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

2.サイド光

被写体に対して横から光が当たるため、写真に明暗をつけることが可能。綺麗にサイド光が当たる角度を見つけることで、立体感や質感を生み出しやすい。同じサイドからの光でも、被写体のどこにどういう角度で光を当てるかによって全く印象の違う写真が取れるのが魅力。

AI Nikkor 50mm f/1.4

 

3.逆光

被写体の後ろにメインの光が当たるため、幻想的な雰囲気やふんわりした印象の写真が撮影可能。少し斜めから逆光を当てて、光の強さを調整しながら撮影することがおすすめ。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


この3つの光を使いこなせるようになるだけで、写真の表現力がグンと変わってきます。


ちなみに晴れた日には、光が当たる角度を変え、撮影を楽しめることがわかりましたが、「曇っている日はどうしたらいいのか…」と悩んでいるあなた。曇りの日には曇りの日ならではの撮影の楽しみ方があります。こちらの記事も併せてご覧ください。

 

>空模様を味方につける!曇りの日のポートレート

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

 

STEP③:【表現力アップ】撮影時に意識したい4つの基本構図とは

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


カメラの基礎知識や、光の要素に加え、写真撮影で意識すべきことは「構図」です。

「構図」とは、写真や絵などの画面の、全体の構成のことです。構図を意識することで、被写体を魅力的に見せられるとともに、表現にバリエーションが生まれます。

 

1.日の丸構図

被写体を中央において、その存在を印象的にする構図。単調な構図になりやすいので、余白のバランスを見るなどの工夫が必要です。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

2.三分割構図

三分割の交差点に被写体を置いて、バランスの良い配置ができる構図。「構図の王道」とも呼ばれていて安定感があります。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

 

3.余白を活かす

あえて被写体を小さくし、その分余白を大きく取ることで、ストーリー性のある写真にする構図です。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

4.アングル

撮影者が動き、カメラの寄り引き、目線の上げ下げを効果的に使う構図。初心者の方は引きで撮影しがちですが、思い切って被写体に寄ってみるのもおすすめです。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


まずはこの4つのポイントを意識して撮影してみましょう。効果を覚えておくことで表現の幅が広がり、一気に写真を楽しむことができるようになります。


シンプルだからこそ単調な写真になりがちな日の丸構図については、こちらの記事も参考にしながらコツを掴んでみてください。

 

>モデルが引き立つ!日の丸構図を使って一段上のポートレートを撮る方法

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


STEP④:【ロケ地の選定】撮影場所の選び方

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


撮影の基本知識を学んだら、次のステップとして実際に撮影をするロケ地を決める必要があります。ロケ地選定の際は、2つのポイントを押さえましょう。

 

1.モデルさんと背景、どちらを先行するか決める

ポートレートにはモデルさんと背景の両方の要素が入ります。

そのため、どちらを優先して撮影をするかを決めることが、場所選びの第一歩となります。

 

〈モデルさん先行の場合〉

「このモデルさんを撮りたい」と、モデルさんが先に決まっている場合です。この場合、まずはモデルさんにあったヘアやメイク、そして服装をイメージします。そして服装と背景のバランスを考えた上で、”服装に合った撮影場所を選ぶ”という流れになります。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


例えば上記は、服装に合わせて、同じくモノトーンカラーで構成されているコンクリートの道路や黒のフェンスなどがある街が似合いそうだと思い、撮影場所を街に決めました。

 

〈背景先行の場合〉

「こんな作品を撮りたい」と自分の中でイメージが先に固まっている場合です。

例えば、「夏の晴れた日に、自然豊かな場所でポートレートを撮りたい」と考えたとします。そうすると、写真の中には、青空と緑豊かな木々が入ることになり、背景を決めることができます。

その後は背景に合わせて、モデルさんの衣装を決めます。この時は、写真の背景の色と衣装の色のバランスを考えることが重要です。例えば背景に青や緑が入るのであれば、モデルさんの衣装を白いワンピースにすることでモデルさんが映えるようにします。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

 

2.場所のリサーチ

撮りたいイメージをしっかり持っていても、イメージに合う場所を探すのに苦労する人も少なくないでしょう。

そんな時は、

・フォトグラファー同士の情報交換
・SNS
・Webや雑誌

以上の3つの情報源をもとにリサーチしてロケ地を決めましょう。


良い写真を撮る人は、良い撮影場所を知っているものです。フォトグラファーの知り合いがいれば直接聞いても良いですし、いなければInstagramなどのSNSを利用して情報を集めてみましょう。

Instagramでは投稿に位置情報を添付できるので、どこで撮影したか分かるケースが多いです。


撮影場所ごとに特徴を活かした撮影方法は変わってきますので、ロケ地の特徴をどのように引き立たせるか検討したい場合は、こちらの記事も読んでみてください。

 

>【ロケ地の活かし方】ロケ地の特徴を活かして唯一無二の写真を!

 

また、今回紹介した、自然ロケ・街ロケ以外にも、カフェや冬のイルミネーションなど、写真映えしそうな場所で写真を撮りたいあなたは、こちらの記事も参考にしてみてください。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

>カフェでポートレートをおしゃれに撮る方法

 

>冬のイルミネーションポートレートで幻想的な光を切り取る方法

 

STEP⑤:【実践】撮影前のコミュニケーションの取り方

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


ロケ地を選定し、活かし方まで知ることができたら、実際にポートレート撮影を始めましょう。

しかし、「はじめましてのモデルさんとうまくコミュニケーションを取れるか不安…」という方も少なくないでしょう。

カメラマンもモデルさんも緊張していると良い写真を撮ることはできませんよね。

こちらでは、SNSを中心にモデル活動をしている方との撮影前コミュニケーションのポイント4点について紹介します。

 

1.ポートレートのポートフォリオを作成する


まずはモデルさんに「この人だったら撮られても良いかな」と判断してもらえるようなポートレートのポートフォリオを作りましょう。

モデルさんが「撮られても大丈夫」「この人に撮って欲しい」と思うには、撮影者のこれまで実績やフォロワー数ももちろん関係しますが、最も重要視するのは写真の仕上がりや技術です。自分がどんな写真を撮ることができるのか、どんな写真を撮りたいのかを分かってもらうためにも必要な工程なので必ず作成しておきましょう。

「そのポートフォリオのためのモデルさんがいないんです」という方は、セルフポートレートを撮る、家族や友人を撮らせてもらう、撮影会に参加する、といった方法があります。

 

2.はじめましてのDMから丁寧な文章を送る


SNSを中心に活動しているモデルさんを撮影する場合、まずはDMを送り、撮影可能かどうかの確認を取ることになります。

初めてDMを送る場合、最も大切で忘れてはいけないのは「自分の名前を名乗ること」です。

初対面での撮影は、信用してもらえるかが重要です。相手の不安や心配を和らげるためにも、本名でしっかり自分の名前を名乗るようにしましょう。

また撮影許可をもらった後も、真摯に丁寧に対応しましょう。

メッセージのやり取りは、はじめから馴れ馴れしくするのではなく、きちんと敬語で会話することで「作品作りに対して、真剣に取り組んでいるのだ」と信頼を得られるように気をつけましょう。

 

3.雑談をしてから撮影を始める

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


撮影前には、カフェなどでモデルさんと雑談してから撮影を始めるのがおすすめです。

15分~30分ほど会話することで、「自分が撮りたいイメージに近づけるためには、どのように接するべきか」が分かってきます。

また、カフェでの雑談では、モデルさんに撮影イメージを伝えておくことも重要です。

「今日はスマイリーな感じに撮りたい!」「クールな感じで撮りたい!」など、簡単にイメージを伝えておくことで、スムーズに撮影することができます。

 

4.敬語をなしにする、あだ名で呼ぶなどして距離を縮める

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


モデルさんとのやりとりは、SNSでのメッセージではもちろん敬語ですが、雑談の最中などに「これから敬語なしでも大丈夫か」を確認してみても良いでしょう。

敬語を無くすことで、モデルさんとより仲が深まることが期待できます。

仲が深まることで、モデルさんがカメラマンに相談しやすくなったり、新たなチャレンジをすることもできるようになります。

こうして距離が縮まることで楽しく撮影できるため、カメラマンにとってもモデルさんにとっても、撮影前のコミュニケーションは大切です。


STEP⑥:【実践】撮影中のコミュニケーションの取り方

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


撮影前のコミュニケーションの取り方について知ったところで、次は撮影中の4つのポイントを紹介します。

 

1.モデルさんの体力を気遣い、声掛けをする

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


「喉乾いてない? 」「疲れてない?休憩する?」など、声掛けは必須です。

撮る側も、撮られる側も、撮影中は体力を使います。

特に街中での撮影の場合には「1箇所に立ち止まって撮影すること」がないため、モデルさんの荷物はコインロッカーに預けたり、カメラマンが持つようにして負担を減らしてあげましょう。

 

2.ポージングは自分が先にやる

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


周囲に人がいる街中で変わったポーズをすることは、恥ずかしいですよね。

そんな時は、カメラマン自身が見本として先にポージングをしてみせると良いでしょう。

コミュニケーションは、何も会話だけではありません。撮影中の行動も含めてやり取りを大切にすることで、お互い楽しく撮影することができます。

 

3.モデルさんが怪我しないように常に安全確認!

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


撮影中にはモデルさんに道路で寝転がってもらうこともあります。

室内撮影だと安全性が高いかもしれませんが、外での撮影ではもしかすると寝転がったところにガラスの破片があるかもしれませんし、夏場はアスファルトが高温になっているかもしれません。

こういう時にも先にカメラマンが地面や周辺の安全を積極的にチェックすることで、モデルさんが怪我をしないように配慮しましょう。

このようにモデルさんの体調や体を気遣う行動をひとつひとつ丁寧に取ることで、はじめましてのモデルさんであっても良好なコミュニケーションを取ることができます。

 

4.感謝の気持ちを忘れない

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S


全体を通して言えることは「モデルさんへの感謝の気持ちを忘れないこと」です。

今の時代、女性ポートレートを撮ることは、ほとんどの場合撮った写真をSNSやWEBサイト等で使用することになります。

女性がSNSに顔を乗せることは、決してメリットだけではありません。その覚悟を受け入れモデルになってくれたことに感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

 

撮影中には、モデルさんへの気遣いを忘れずに、モデルさんの笑顔を引き出すコミュニケーションを取ることや、小道具を使ってオリジナリティのある写真を撮ることも大切ですよね。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


自然な笑顔を引き出す方法やフォトグラファーおすすめの小道具について知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。

>ポートレートで自然な表情を引き出す3つの方法

 

>身近にあるものですぐできる!ビニール傘でポートレートにプラスαの要素を

 

一方で、ポートレートの被写体となるモデルさん側が、どういった気持ちで撮影に臨んでいるかを汲み取ってやり取りすることも、撮影をスムーズに行うポイントとなります。

こちらの記事では、モデルのイトウハルヒさんが、良い作品作りのために意識していることをお話しいただきましたので、ぜひご覧になってください。

>モデルの気持ち-フォトグラファーと作り上げるポートレート作品

 

STEP⑦:【写真編集】写真編集に挑戦!

NX-Dの編集画面


撮影を終えたら、撮った写真を編集してみましょう。

編集技術があると、自分の理想に近い写真に仕上げることができたり、写真の可能性を広げたりすることができます。

写真編集する際に最初に覚えたい3つの要素は、「露出」「色温度」「トーンカーブ」の調整です。

今回は、Capture NX-Dという無料編集ソフトを使って写真編集をする時の3つのポイントについて紹介します。

 

1.露出を調整し、写真をパッと明るく


露出補正の項目で写真を明るくしたり、暗くしたりすることができます。

ポートレートにおいて肌の色味はとても重要で、肌の明るさが暗いとくすんだ印象になるので、すこし明るめに調整することがおすすめです。

しかし、肌が明るくなりすぎると質感が失われてしまうので、やりすぎには注意しましょう。

 

2.色温度を調整し、写真のイメージを表現する


次は、ホワイトバランスの調整です。

RAWデータで撮影しておけば、画像の損傷なく色温度の調整ができるので、撮影時に多少色温度の調整がうまくいっていなくても後から整えることができます。

温かいイメージならば暖色寄りに、爽やかなイメージなら青みを足すように編集します。

 

3.トーンカーブで写真を理想に近づける


カーブの傾き、形を変更することによって画像の明暗を調整することができるのがトーンカーブです。

少しいじるだけで大きく印象が変わってしまうため、編集に慣れていないと扱いが難しいですが、慣れれば自分のイメージする編集に近づけるようになります。

とても便利な機能なので触ってみてください。

写真編集に慣れておらず、「編集のポイントはわかったけれど、自分のイメージに合う編集方法がいまいちわからない…」という方。こちらの記事も参考にして、実際に編集をしてみてください。

記事で紹介されている、酒井さんのプリセット(編集形式を保存したもの)をダウンロードすることもできますよ!

>ニコンの無料編集ソフトNX-Dで自分色の写真を作り出そう!

 

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カメラの基礎知識から写真編集までポートレート撮影の7つのステップを紹介しました。

初めてポートレート撮影をする時は、カメラの技術の他に、ロケ地の選定やモデルさんとのやり取りなど、気にかけるポイントがいくつもあります。

ここで紹介した基礎的なポイントを押さえれば、自分のイメージ通りのポートレート撮影が簡単にできるようになり、撮影技術もぐんと上がります。

それぞれのポイントについて詳しく知りたい人はぜひリンク先の記事も参考に、写真撮影を今まで以上に楽しんでくださいね。

 

Edit:LTV Marketing
Supported by CURBON

hiro

酒井貴弘

長野県生まれ。東京在住のフォトグラファー。ポートレートを得意とし、広告写真や企業案件、ポートレートなどの撮影案件から雑誌掲載、WEBメディアでの執筆、写真教室やプリセットのプロデュースなど幅広く活躍。SNSでは約2年間で総フォロワー10万人を超えるなど、SNSでの強みも持っている。

コハラタケル

コハラタケル

1984年、長崎県生まれ。フリーライター時代に写真撮影もはじめ、その後、フォトグラファーに転身。企業案件や家族写真を撮影するだけでなく、会員140名を越える月額制noteサークルの運営も行っている。SNSの総フォロワー数は12万人以上。

とど

とど

朝夕の綺麗な光、四季折々の美しさなど日常に潜んでいる美しさを活かし光を常に追いかけながら写真を撮っている。 光を上手く利用しオールドレンズによる淡くふんわりとした雰囲気の写真を撮るのを得意としている。