猫カフェではじめてのフィルム撮影 - 古民家風の保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」

猫カフェではじめてのフィルム撮影 - 古民家風の保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」

動物のフォトスポットとして人気の「猫カフェ」。今回は、鎌倉にある猫カフェ「鎌倉ねこの間」で、フィルムユーザーのnanoさん(@nanono1282)と「はじめてのフィルムカメラ」で写真にハマり出した稀さん(@marematsuura)が、猫カフェ撮影にチャレンジします。お店は古民家風の建物で、フィルムやオールドレンズとの相性がよさそうです!

 

今回おじゃましたのは…「鎌倉ねこの間」

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

鎌倉の住宅街にある古民家風の一軒屋で、保護猫たちがのんびり暮らしている猫カフェです。ここの猫たちは、相性がよければオーナーさんに申請して条件が合えば引き取ることもできます。

 

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こんにちは、フォトグラファーのnanoです!

いきなりカミングアウトするのですが…私、動物が大好きなんです。実家では犬3匹と、昔は猫も飼っていたこともあります。今回は、猫好きの稀ちゃんと一緒に、フィルムカメラではじめての猫カフェ撮影に行ってきました。

歓迎ムードの猫たちと、仲良く遊ぶことから

2階がふれあいスペースです。ドキドキしながら階段を上ると、たくさんの猫が出迎えてくれました。保護猫と聞いていたので、かなり警戒心があるのかと思いきや…。想像していたよりも歓迎ムードでとてもうれしい!

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

猫カフェではじめてのフィルム撮影 - 古民家風の保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

ふれあえる部屋は落ち着いた空間で、窓が大きくて明るい時間帯には光がきれいに入ります。

 

 

いきなり撮影ではなく…

猫たちは、はじめ様子をうかがっているので、まずは「写真を抜きにして仲良くなること」に徹します。スタッフさんから、好きなオモチャや居場所などを聞いて、心を開いてくれるまで徐々に距離を近づけていきます。それぞれ性格も違うので、その特徴をつかむのはとても大事です。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

また、こちらから追いかけたり抱っこしたりはできないので、猫たちの気の向くままに「こちらに来てくれたらラッキー」というくらいの気持ちでいるのがいいと思います。

 

 

遊びながら猫たちとの撮影スタート!

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

私たちがいることに慣れてきたのか、「遊んで遊んでっ」と、近づいてくれるようになってきました。チャンスとばかりに目一杯遊びながらシャッターを切ります。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

「カメラと猫」を写したくて、カメラの前にオモチャのしかけを。猫が自然にフレームインするようにしました。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

この黒猫は警戒心が強い子だったので、近くに寄ってきた瞬間をすかさず撮りました。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

後からやってきた、店長(ボス)のまるさん。美しすぎて虜に…。

古民家風の雰囲気や、大きな窓からの自然光を生かして

猫カフェではじめてのフィルム撮影 - 古民家風の保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」

 

レトロ感が漂う空間は、フィルム写真との相性も◎です。ここは窓が大きいので、外から差しこむ光を生かすとフィルムでも撮りやすくなります。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

お店の雰囲気がいいので、窓際で佇んでいるだけで画になります。明暗の差が大きいので、猫に露出を合わせて撮りました。動きが少ないときは、F値を下げてレンズのボケ感を楽しむことができます。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

まるさんとごあいさつ。光が差しこむ窓をバックにして半逆光気味で撮ることで、優しい雰囲気に。猫と稀ちゃんのやわらかい空気感を意識しました。

 

猫カフェではじめてのフィルム撮影 - 古民家風の保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」


また、上のほうにオモチャを構えていると、それを狙って高い場所に移動してくれることも。動けるエリアが限られるので、狙いやすくなります。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

梁の上に登る姿はなかなか貴重です。猫らしい動きや仕草を遠目から観察しながら撮影しました。

「猫カフェを楽しむ様子」を写し取る

猫カフェではもちろん猫たちがメインですが、誰かと一緒に行ったときは「猫カフェを楽しむ様子」を撮るのも楽しみ方の一つです。人も猫も動くので、撮影はなかなか大変ですが、ピンボケしていても猫と遊ぶ無邪気な姿を切り取っておくと、思い出が深まります。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

遊びながら猫に近づく稀ちゃん。いろんなオモチャで気を引こうとする姿がなんだか健気です。

 

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

人懐っこくておとなしい猫は、顔を近づけてもリラックスして一緒に写ってくれます。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

一緒の動きをするのもかわいい。ピントが外れてても愛おしいです。

 

人と猫を一緒に撮るときのポイント

はじめての猫の場合は、撮る人はもちろん写る人の両方が猫との距離を縮めていくことが大事です。「撮る」というより一緒に「遊ぶ」気持ちで。慣れてきてからは、楽しく撮影できると思います。

遊び疲れもシャッターチャンス!

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

しばらく遊んでいると、疲れたのか動きがスローになってきます。じっくり撮影できるチャンスです! 眠いのか、うとうと目を閉じたり開いたり…。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

画づくりをしていて、ファインダー越しでたまに目が合うとドキッとします。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

ついにお眠りモード。そっと近づき、起こさないように静かにシャッターを切ります。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

かごの中で熟睡してる…。無防備な姿がかわいいです。

猫たちが来ないときは、猫モチーフのスイーツを堪能!

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2+接写リング / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2+接写リング / photo by nano

 

そのときの気分で、猫たちが全然来ないこともあるかもしれません。そんなときはカフェ撮影を楽しみましょう! ここには、猫モチーフのスイーツがたくさんあります。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

稀ちゃんは、三毛猫シフォンケーキとハーブティーを注文。ブラックココア・ココア・プレーンの3色マーブル、添えられた猫型のクッキーがかわいいです。ハーブティーは、オーナーさんこだわりのフランス産「モーリス・メセゲ」というブランドのものだそうです。

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

 

私は、抹茶どら焼きセットを頼みました。どら焼きは肉球がポイントです。

シフォンケーキもどら焼きも甘さ控えめで、ドリンクとの相性ぴったりで美味しかったです。見た目のかわいらしさに加えて、味のクオリティが◎

 

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

光の入り具合を確認しながら、美味しいスイーツや食べている姿をいろんな角度から撮ってみると、後から見返したときにも情景が浮かんで、楽しくなります。

ここは大きな窓から光が差しこんでいたので、逆光にならないように窓と反対側に座ってもらったり、スイーツの全体がしっかり写るように意識して少し上から撮りました。

 

カフェ撮影の注意点

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

撮影に夢中になっていると、猫が寄ってきてしまうこともあります。人の食べ物や飲み物はあげられないので、そこは心を鬼にして離してあげるのもお忘れなく!

撮影を十分楽しんだ後は、落ち着いたお店の雰囲気に浸りたい

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

また、ここにはこれまでいた猫たちの写真集が置かれています。1匹ずつに作られた写真集に、猫愛を感じました! 落ち着いた空間でお茶を飲みながら、ゆっくり過ごすのもオススメです。

 

この猫カフェにこめられた想い

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

FE2、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

こちらのオーナーさんは、フリーライターを長年続ける中で、保護猫活動に興味を持ち、2016年に猫カフェをオープンされたそうです。受け入れや里親募集などの保護活動が常にしっかりと回っていく猫カフェを当初から目指されていたんだとか。

「猫は、それまで辛い経験をしてきたとしても、時間をかけて愛情深く接すれば必ず人間を信頼してくれる尊敬すべき動物。そのことを、この場所で猫とふれあっていただきながらお客様に肌で感じてもらえるのがうれしいですね」と、お店にこめられた想いを教えていただきました。保護猫と愛情深い里親さんをつなぐことで、 人も猫も幸せになることが、オーナーさんにとって一番の幸せだそうです!

※鎌倉ねこの間では、3年半の間に内猫113匹、外猫36匹が卒業していきました。

Photographer's Note

はじめての猫カフェでしたが、猫とのコミュニケーションがとても大事だと思いました。懐いてくれないと自然な写真を撮れませんし、写る人と猫との相性も見極める必要があります。今回は稀ちゃん自身も猫を飼っている“真の猫好き”だったので、仲良くなるのも早くて撮影しやすかったです! それにここの猫たちは、こちらから心を開くと、しっかり受け入れてくれるように感じました。

 

猫カフェではじめてのフィルム撮影 - 古民家風の保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」

 

また、撮影する側としては、いい瞬間を逃さない準備をしておくことです。

機材の準備(フィルムの場合)

  • 室内撮影のため、ISO感度は400以上のフィルムを(今回はISO800を使用)
  • 動き回る猫をとらえるためにピント範囲を広めにしたいので、F4以上が安全
  • シャッタースピードは明るさの関係で制限はありますが、動きそうなシーンでは1/60秒を確保、ぐっすり寝ている状態では1/30秒ぐらいでも撮影できました
  • レンズを交換する余裕はほとんどないので、よく使うレンズ1本に絞る(50mmの単焦点で撮影しましたが、ズームレンズがあればさらに撮りやすいと思います)

 

フィルムで動く被写体は少し難易度が高くて、突然の動きにぶれてしまったり、ピント合わせや画づくりをしている余裕がないことも…。ですが、だんだん距離が縮まってくるほどに愛おしさが増してくるんです。お店の方とお話しして、猫たちの特徴やお店の想いを聞くと、さらに愛着が湧いてきます。ぜひ猫とのふれあいを楽しみながら、猫カフェでの撮影に挑戦してみてくださいね!

 

デジタルカメラなら撮影のハードルはぐっと下がります

Z 7、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
Z 7、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano
Z 7、Nikkor S Auto 5cm F2 / photo by nano

 

今回、オールドレンズ×ミラーレスカメラの組み合わせでも撮影してみました。オールドレンズでも連写ができるので、狙ったシーンを撮るハードルがぐっと下がります(猫のストレスにならないように、サイレント撮影をオススメします)。フィルムに少し不安がある場合は、デジタルカメラとの組み合わせもオススメです。

 

 

稀ちゃんが撮った写真を紹介!

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

右側の落ち着いた猫ちゃんと、左側の今にも飛びつきそうな猫ちゃん。両方写っているところがお気に入りです!

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

耳がピーンとなっているところと、ポツンと小さく中央にいるところがかわいいなと思いました!

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

New FM2、AI Nikkor 50mm f/1.4S / photo by 稀

黄金色の猫ちゃんの温かさが伝わってきます。

 

稀's コメント

猫ちゃんはみんな楽しそうに遊んでいて、うまくピントを合わせるのは難しかったですが、たくさん癒やされました。表情がかわいくて、「そのかわいさを詰めこみたい」と思いながらシャッターを切りました!

 


鎌倉ねこの間
神奈川県鎌倉市笛田6-9-7
TEL:0467-40-5379
営業時間:11:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日:月曜日、第2・4火曜日(定休日が祝日の場合は休まず営業)
https://www.kamakuranekonoma.com/
※猫の譲渡などで臨時休業の場合があります。上記HPのカレンダーより事前にご確認ください。

※お店での撮影はお店や他のお客様に迷惑にならないようご注意ください。

お店のルール

  • 大声を出さない
  • フラッシュ撮影はしない
  • 人の食べ物・飲み物を与えない
  • 抱っこはしない
  • 猫を追いかけない

その他のルールは下記をご確認ください。
https://www.kamakuranekonoma.com/catcaffenekonoma-rule

※こちらに掲載しているお店の情報は2020年6月23日現在のものです。
※掲載写真は2020年3月に撮影したものです。

 

 

Model:松浦稀(@marematsuura
Supported by L&MARK

 

20190523173947

FE2

20190523173954

Nikkor S Auto 5cm F2

※フォトグラファーの作品性を尊重して機材を選択・撮影しています。
※AI改造済みのNIKKOR-S Auto 5cm F2およびNIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8でなければFE2に装着できませんので、ご注意ください。

 

nano

nano

Instagramで作品を投稿。グループ展やメディア執筆など、幅広く活動中。「日常と非日常の中にある曖昧さ、そして感情を丁寧に表現したいと思っています」