【広島】時が穏やかに流れる港町、鞆の浦でのんびり心癒やす旅



はじめまして。フォトグラファーの鎌田風花(@fuka_09)です。

写真を撮ることが大好きで旅も大好き。
そんな私は関西を拠点に、全国色々な場所へ写真を撮りに出かけています。

今回どこへ旅に出かけようかと考え、ふと頭に浮かんだのが広島県福山市にある鞆の浦という港町でした。

実は学生時代、ひとり旅をした場所なのです。その時の静かな港町の穏やかな景色が今も忘れられず、そうだ春の鞆の浦を旅しよう、と思いつきました。ちなみに、ジブリ「崖の上のポニョ」の舞台とも言われている場所です。

ではさっそく、友人と鞆の浦へ。
※本記事の撮影は緊急事態宣言前に実施されたものとなります。

今回使用した機材

旅の相棒であるカメラはNikon Z 7 、レンズはNIKKOR Z 35mm F1.8 S
NIKKOR Z 24-70mm F2.8 Sです。

35mmを選択した理由としては、被写体に対して近すぎず遠すぎずという程よい距離感だからです。

旅スナップをメインとして撮影する場合、その地域の雰囲気ごと切り取りたいと考えているので40mm以上だと少し距離が近いかなという印象を受けます。

主に何を撮影するかによって、持っていくレンズを考えると良いと思います。
また、狭くて自分が動いて撮影ができない場所などではズームレンズがあると重宝します。

風情ある潮待ちの港町

到着後、まずは鞆の浦の中心エリアへ。優しい海風を浴びて、深呼吸。
写真の中央には鞆の浦のシンボル、常夜灯があります。

常夜灯は今でいうと街灯ですが、港に立つ常夜灯は灯台としての役目を果たしていました。今も昔も、ここになくてはならない存在です。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


近くの商店で鞆の浦サイダーというものを発見しました。
せっかくなので、海を見ながら2人で飲んでみることに。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


鞆の浦サイダーと鞆の浦ラムネ、実は味が違うのです。
鞆の浦サイダーは鞆町の名産品でもある「保命酒」の蔵元が作ったサイダーです。

保命酒とは、少し甘みのある薬味酒なのですが、ほんの少しサイダーに含まれているため
瓶を開けた時にふわっと香ります。(ちなみに鞆の浦ラムネは昔懐かし、定番の味)

お昼ご飯の前に少し町を散策してみました。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


古い史跡が残るような歴史ある町へ行くと、ついつい路地へ入ってしまいます。

歴史を感じる建物に挟まれた、雰囲気のある路地を見つけたので、ここで1枚。

この日は光が強かったので、友人には影に立ってもらい服など白飛びさせず、左右に迫る古い建物の壁もしっかり写るように意識して撮影してみました。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

 

かつて医院だった場所をカフェに

お腹も空いてきたので、鞆町カフェー454さんでランチを頂きました。
ここは昔医院だった場所を改装してカフェとしてオープンされています。

入店前に外ですれ違った地元のお父さんが、ここはゆっくりできて良いよ〜。と
声をかけてくれました。期待が高まります。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


暖かな光が入る店内は、とても居心地が良いです。
本格的なイタリアンが人気とのことですが、私たちは数量限定の「自然薯(じねんじょ)とろろセット」に惹かれ、頂く事にしました。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


県内で採れた自然薯をたっぷり使ったランチです。
焼き魚や季節の副菜、具沢山なお味噌汁も付いています。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


こちらのランチセットは食後のドリンク付き。
とても香りの良い美味しいコーヒーまで飲めて大満足です。

 

【鞆町カフェー454】
住所:〒720-0201 広島県福山市鞆町454番地
営業時間:11:30〜15:00、17:00〜21:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
ホームページ:https://tomonoura.life/gourmet/12623/
電話番号:084-982-2310



坂の上のお寺、医王寺へ

お腹が満たされた私たちは次に、坂の上にある医王寺を目指して再び歩きはじめました。
写真を撮りながら歩くとなかなか目的地にたどり着かないことなんて日常茶飯事。

でもそれが楽しかったりしますよね。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


路地にひっそりと、ポニョを見つけました。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


西へ進むと、どんどん坂が急になっていきます。
医王寺に辿り着くまでに看板が時折現れ、道案内してくれるので迷う心配もないですよ。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


坂の途中で木漏れ日を見つけました。

ゆらゆらと揺れる影が美しいなと感じ、友人に木漏れ日に手を差し伸べて、とお願いしました。

そして、医王寺へ到着しました。

平安時代に空海が開祖したと言われている歴史のあるお寺です。

急な坂を登っただけあり見晴らしは抜群で、特に鐘楼越しに見る鞆の浦の景色は素晴らしく、ずっと眺めていられます。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


ここからも常夜灯を望むことができます。
 

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


行きとは異なる道を選んで町まで坂を降りることにしました。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


人だけでなく、犬にも出会いました。こんにちは。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


鞆の浦は狭い道が多いです。そのため、コンパクトで小回りのきく潮待ちタクシーという
電気自動車が走ります。次ここへ来る時はこの観光タクシーでゆっくり町を巡るのも良いかもしれません。

 

今と昔を繋ぐGallery shop MASUYA

散策途中で気になるお店を発見しました。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


ここは桝屋清右衛門宅という場所です。あの坂本龍馬にとてもゆかりのある史跡なのです。

入り口を入ると Gallery shop MASUYA さんというお店があります。

鞆の浦や福山をモチーフにデザインされたオリジナルの雑貨や、日本各地のセレクト雑貨などとても心がときめくものがたくさんあるので、ぜひ訪れてみてください。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

 

【Gallery shop MASUYA】
住所:〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆422番地
営業時間:9:00〜16:30
営業日:金〜月曜日・祝日
ホームページ:https://www.masuya-seiemontaku.com/
電話番号:084-982-3788



玉津島へと続く防波堤

少し足を伸ばして、歩いていけるという無人島、玉津島へ行ってみることにしました。防波堤が小さな無人島まで繋がっているのです。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


カーブを描く防波堤とその先に続く無人島が絵になると思い、友人にこの道を歩いてもらいました。

海の水平と、躍動感を意識しつつ撮影しています。

人にモデルとして写真に写ってもらう場合、私はよく自由に動いてもらうようにしています。そうすることによって、作り込みすぎない自然体で動きのある写真になりますよ。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


エメラルドブルーの海がどこまでも続きます。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S


町の中心地から少し離れているので人は少なく、のんびりと散策ができます。

 

後山公園展望台から見る瀬戸内の景色

もう少し足を伸ばして、山頂にある展望台を目指しました。
途中、さっきまでいた玉津島が眼下に見えます。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


展望台を登ると、美しい瀬戸内の風景が広がっていました。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


展望台の上で行ったり来たり、いろんな方角の風景を堪能しました。

 

鞆の浦の旅 まとめ

暖かな日差しが降り注ぐ鞆の浦旅、いかがでしたでしょうか。
主要なスポットは1時間もあればぐるっと徒歩でまわることができるコンパクトな町ですが、ここは時間をかけてゆっくりと歩きたくなります。

今回再び鞆の浦を訪れ、何度行っても新しい発見がある魅力が詰まった町だと再確認しました。
旅をして自分の目で見て肌で感じる、そして写真に残す楽しさは何度でも経験したいですね。

過ごしやすい気候の時期に、海風に吹かれ、鞆の浦でのんびりと過ごしてみませんか?

 

お気に入りの1枚

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


一緒に旅した友人と、穏やかな港の景色。
ここでしか撮ることのできない雰囲気の1枚でお気に入りです。
風景と人物を撮影する時は、できるだけその場の雰囲気が伝わると良いなと思い背景をぼかし過ぎないようにしています。


 

※お店での撮影はお店の方に許可を得てから、お店や他のお客様の迷惑にならないようご注意ください。また、撮影のみのご利用はご遠慮ください。
※こちらに掲載している情報は2020年6月18日現在のものです。


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Z 7

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製品ページ ニコンダイレクト
20190523173951

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

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鎌田風花

鎌田風花

兵庫県在住フォトグラファー。ナチュラルな風景写真やポートレートを得意とし家族写真の出張撮影や広告撮影なども手掛ける。