今回の「47都道府県の旅」の目的地は、静岡県熱海市です。CP+2023「NICO STOP 横浜フォトウォーク」に参加いただいた、Fujikawa hinanoさん(@nanono1282)と小春ハルカさん(@86ca86)のお二人に、初夏の熱海を巡っていただきました。
フィルムカメラユーザーのFujikawa hinanoさんとデジタルカメラユーザーの小春ハルカさん。お二人は熱海をどのように切り取るのでしょうか?
Fujikawa hinano
熱海は何度も訪れていますが、一言で表すと「東京からすぐ行ける別世界」です。穏やかな気候で、街と海が融合し、レトロな建物が残っています。
ハルカちゃんは写真がドリーミングで優しいなと思っていたのですが、お会いしてみると、一緒にいて安らぐかわいらしい方です!
小春ハルカ
熱海ははじめてです。「自然豊か」「レトロな街並み」「温泉」というイメージがあり、その魅力を伝えられたらと思います。
hinanoさんは、はじめてCP+でお会いしたときに気さくに話してくださり、すぐに仲良くなることができました。「いつか一緒に撮りたい」と話していたので、実は前日からワクワクして眠れず。hinanoさんが熱海の街をどう撮るのかも、とても興味深く楽しみでした。
【ACAO FOREST】海を望む花の楽園
最初の目的地は、観光庭園「ACAO FOREST」です。熱海駅から車で15分ほどの海を望む丘陵地にあり、近づくにつれて自然が増えていきました。
到着すると、想像以上に広い敷地ときれいに咲く花の数に圧倒されます。
ちょうどバラの見頃で、チケット売り場からたくさんのバラが咲いていて入場する前からワクワクです。
バラだけでなく、さまざまな花が出迎えてくれます!
前日に雨が降っていたので、花についた水滴にフォーカスしました。光が当たって、きらきら反射してきれいです。
頂上まではバスで移動しました。ここは20万坪の広大な敷地に、13のテーマガーデンがあります。
車窓の景色がどんどん変わっていくのですが、どこのガーデンも素敵で「ここ行きたい!」と話しながら、頂上に向かいました。
オーシャンガーデン
頂上に着いてすぐのガーデン、空と海の青い世界の美しさに驚きます。
交互に撮影していたのですが、ファインダー越しにのぞいても、実際に見下ろしてみてもワクワクするような素敵なロケーションです。
オーシャンガーデンのすぐ近くにカフェがありました。
カフェは一部が鏡になっていました。反射するものを見つけると、のぞきこんでしまうんです。hinanoさんと同じことを考えていたので、お互い撮影している姿に。先ほどの海と空が背景になるので、思い出の1枚になりました。
コレクションガーデン
このガーデンでは、バラの原種を中心にさまざまなバラが植栽されています。
雲がふわふわと浮かんでいるように、バラも高い空に浮かんでいるようなイメージで撮影しました。バラのアーチになっているところが多くあるので、空を背景にたくさんのバラを楽しむことができます。
近くには、空と海を望む絶景ブランコがあります。緑に囲まれて清々しいロケーション。隣の木は「大島桜」だそうで、春はピンク色になるんだとか。春にもぜひ訪れてみたいです。
コレクションガーデン沿いの道
移動中に見つけた二人のお気に入りスポットです。バラが枝垂れていて華やかでした。
顔の近くまで下がっているバラもあり、新緑のグリーンの優しい色と花のやわらかさがハルカちゃんらしいなと思い、一緒に撮影しました。
※通路をふさいでの長時間の撮影など、周囲の迷惑にならないようにしましょう。その他撮影に関する注意事項は施設HPをご確認ください。
https://acao.jp/forest/information
クライミングローズガーデン
どこまでも続いていきそうな、バラのアーチが美しいです。
普段は一人で撮影することが多いのですが、「ここに人が立っていてくれたら素敵だな」と思う場所で、hinanoさんに立っていただけてうれしかったです!
新緑がいっぱいのきらきらしたガーデンを表現した写真です。本当は少し緑が抜けている部分があったのですが、フィルターを使って一面に広がる様子を表現しました。
二人で「素敵!」と楽しみながら撮影をしていたのですが、ナチュラルな表情のhinanoさんがとにかく美しくて、シャッターが止まりませんでした。人を入れることで、この場所の空間をより生かした撮影ができて楽しかったです!
バラがアーチ状になっていて、見上げると一面バラの素敵な空間でした。引きでアーチの特性を生かして撮影したり、レンズフィルターを使って非日常的な作品撮影も。光がきれいに差しこんでいたので玉ボケも美しいです。
寄りで撮ると、花の違った側面を見ることができます。
さまざまな花がランダムに咲いている空間で、白い花が埋もれてしまわないように緑を背景に。左上にサンキャッチャーを入れ、きらきらとした幻想的な世界観を表現してみました。
ウエディングガーデン
さらに下ると、赤と黄色のバラで埋め尽くされた入口が見えてきます。
レトロな車があったので、バラのフレームの中に入れ、現実離れしたような世界観で切り取りました。個人的に赤いバラが好きなので、とても好きなエリアです。
ガーデンの一画には、小さな白い空間が。入ってみるとヨーロッパ調の別世界で、小物もすべてが素敵でした。
〈PHOTO GALLERY〉
photo by Fujikawa hinano
花の種類が豊富で、アーチ状になっていたり、色の組み合わせがエリアによって違ったり、さまざまな表情を見せてくれます。撮る側もどんな見せ方がいいか考えながら撮影できて、アクリル角柱やレンズフィルターを使った抽象的・絵画的な表現も楽しめました。
photo by 小春ハルカ
どこを見渡してもたくさんの植物。ガーデンごとに世界観が変わり「次はどんな世界なんだろう」と、視界に入る景色すべてにときめきました。じっくり撮りたいスポットがたくさんで、hinanoさんと「時間が足りない!」と言いながら撮影を楽しめました!
ACAO FOREST
静岡県熱海市上多賀1027-8
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:00)/無休 ※荒天時、臨時休園の場合あり
https://acao.jp/forest
※詳細はHPをご確認ください。イベントにより営業時間が変更になる可能性がございます。注意点:他の方の観賞や通行の邪魔にならないように、また同じ場所を占有しないなど、マナーを守って撮影しましょう。バスが行き来しているので注意が必要です。
その他、撮影に関する注意事項は以下の施設HPからご確認ください。
https://acao.jp/forest/information
レトロな熱海の街をぶらり
ACAO FORESTから車で5分ほどの熱海銀座商店街へ。
全体が白いアーケードで、晴れた空によく合います。暖かな日差しの中、小さな商店街ではのんびりゆっくりとした時間が流れていました。
レトロな雰囲気がありながら、新しくてかわいらしいお店もあったり、時代をワープしているような感覚になります。
【熱海プリンカフェ2nd】お風呂のような空間でいただく絶品プリン
商店街の中に、外観からレトロかわいい雰囲気のお店が。ポップさもありながら、どこか懐かしさを感じ、入る前からワクワクです。
入ってみると、どこを切り取ってもフォトジェニックな楽しい空間!
お風呂をテーマにコンセプトがしっかりとされているので、本当にお風呂に入っているような気分になりました。お店の方に教えていただいたのですが、熱海温泉は塩分の多い温泉のため、塩の大好きなカバをモチーフにしているそうです。
看板商品のプリンをイートインで注文すると、お風呂の桶に入れて提供されます。牛乳瓶をイメージしたデザインは、二つ並ぶとかわいさ倍増です!
店内にかわいい背景がたくさんあるので、手に持って好きな背景を探して撮るのもオススメです。
このお店限定の「熱海プリン かため」を注文しました。食べごたえがあり、濃厚な味わいでとっても美味しかったです! ちょうどいいサイズ感なので、小腹が空いたときや、旅の合間にぴったり◎
「熱海プリン 特製カラメルシロップ付き」を食べました。とろけるようなプリンに濃厚なシロップが絡んで口の中に広がる甘さが、歩き回って疲れた体に染みました。
熱海プリンカフェ2nd
静岡県熱海市銀座町10-22
営業時間:10:00~18:00/定休日:なし
http://2nd.atami-purin.com/
※詳細はHPをご確認ください。注意点:お店での撮影はお店の方に許可を得てから、お店や他のお客様の迷惑にならないようご注意ください。いつも混雑しているので、混雑時には撮影に時間をかけすぎない、譲り合うなど、配慮が必要です。また、撮影のみのご利用はご遠慮ください。
【ひみつの本屋】本の世界に浸れる秘密基地
商店街の路地裏に、存在を知らないと通りすぎてしまうような本屋さん「ひみつの本屋」があります。
お店に入るためには、事前にWEB上でチケットを購入して、提携施設で鍵を受け取るという、ワクワクする仕組みです。
商店街の雰囲気から一変して、たくさんの本や雑貨が飾られていて、店内は落ち着いたクラシックな空間。時間が止まっているような不思議な感覚になります。
ISO800のタングステンフィルム(CineStill 800T)を使い、シネマチックな雰囲気で表現しました。たくさんの素敵な小物の中で、前ボケなどを活用すると、主役を引き立たせることができます。
アンティークな鏡に惹かれ、のぞいてみると本が背景になっていて素敵でした。旅中にhinanoさんと二人の写真を撮ることが難しかったので、鏡を見つけるとついツーショットを撮りたくなってしまいました!
右の写真では、顔は写さず手などのパーツを入れることで、物語の続きを連想させることができます。
旅の中で偶然、自分の好きな本と巡り会うことができたら、とても素敵ですよね。このお店は無人で、翌日まで3冊持ち出せて、購入は料金箱へお金を入れるという独特なスタイルです。
「熱海がどこか異世界につながっているとしたら、ここがきっと入口だな」と妄想してしまいます。薄暗い店内に、おもしろいカテゴリわけをされて大切に保管されている本たち。本のセレクトが胸が高鳴るものばかりで、何を購入するか迷いました。
〈PHOTO GALLERY〉
photo by 小春ハルカ
鍵を借りるところから、これまで体験したことがないような仕組みにドキドキ。中に入るとクラシックな雰囲気で、世界観に引きこまれました。
photo by Fujikawa hinano
入り方から小物・本のセレクト・本屋さんのメッセージと、世界観に魅了されました。熱海の街と本屋さんの世界がアンバランスで、それがまた不思議な雰囲気に。「一人旅で熱海に来たらここで本を借りて、熱海のいろんな場所で少しずつ読む旅をしたい」と思うほど、本好きには楽しい場所でした。
ひみつの本屋
静岡県熱海市銀座町8-13 ロマンス座 1F
https://books.himitsuno.jp/
※チケット購入や鍵の借り方など、詳細はHPをご確認ください。注意点:小さな店舗で、本の他にも雑貨などがたくさん飾られているので、撮影に夢中になってぶつかったりしないように注意しましょう。フィルムカメラの場合、暗いのでISO800・開放F値が小さいレンズがオススメです。
【喫茶 田園】落ち着く店内と温かいオーナー
熱海銀座商店街から少し歩くと、緑の植物で彩られたレトロな外観の喫茶店「田園」があります。
喫茶店では、ショーケースは押さえておきたいポイントです。このお店は、色あせた雰囲気が最高です! コーヒーのミルクが躍動的なのも印象的でした(笑)
ショーケースの食品サンプルにキュンとしました。私は、かわいさが伝わる写真がなかなか撮れず苦戦したのですが、hinanoさんが緑を前ボケに撮影していて、とても参考になりました!
シックで落ち着く店内と、優しく迎え入れてくれるご夫婦オーナーに心をつかまれました。額縁に飾られた写真が素敵で、オーナーが撮影された愛犬ということを知りほっこり。
天井まである装飾が煌びやかです。オブジェと池のアートが大きくて目を引きます。
植物の合間から差しこむ光や緑がきれいな窓際の席を選びました。テーブルの反射も美しいです。緑を背景にすると、オレンジジュースとイチゴのパフェが爽やかに映えます!
モニター越しでも美しいドリンク、多重露光をしてグリーンが溶けたドリンク。「喫茶店」は日常から離れて心を落ち着かせてくれるのですが、それを表現できたと思います。
私はオレンジジュースを。たくさん歩いてビタミンを取りたい気分だったので、甘酸っぱさが染みわたりました!
イチゴパフェをいただきました。イチゴの甘酸っぱさとバニラアイスの甘さが相まってとても美味しかったです! ナポリタンなど喫茶らしい定番メニューがあるので、次は食事を楽しみたいですね。
時の流れをゆっくりと感じられる雰囲気。オーナーがとても温かくて、「また来たい!」と思うような素敵な場所でした!
喫茶 田園
静岡県熱海市渚町12-5
営業時間:9:00~20:00/定休日:木曜日注意点:お店での撮影はお店の方に許可を得てから、お店や他のお客様の迷惑にならないようご注意ください。また、撮影のみのご利用はご遠慮ください。
穏やかな熱海の海を満喫!
熱海は街から少し歩くとすぐ海に着きます。波が比較的穏やかで、初夏は人も少なく過ごしやすくてオススメです。
【熱海遊覧船サンレモ】美しい海とカモメとのふれあいを楽しむ
田園から徒歩5分ほど、親水公園の渚デッキから遊覧船サンレモに乗船できます。
サンレモは海中展望室付きの船で、2階もあり、カモメにえさをあげることもできます。乗客のほとんどの方がカモメ用のえさを購入して、楽しそうにえさやりをしていたのが印象的です。
青い空と海を見ながら潮風を感じられて、とても気持ちよかったです。熱海の景色を眺めながら、カモメにえさをあげたり、写真を撮っていたので時間が過ぎるのを忘れてしまうほど楽しめました! ただ、カモメの多さには驚きました(笑)
水面にカモメが写っている瞬間を運よく撮れました。今回も十分多かったですが、実は冬のほうがカモメの数は多いので、惜しまずシャッターを切るのがポイントです。
熱海遊覧船サンレモ
静岡県熱海市渚町2020-36(乗船場所:親水公園渚デッキ)
定休日:火曜日・荒天時・メンテナンス時
http://www.s-m-atami.co.jp/sanremo/index.html
※運航時刻や料金など、詳細はHPをご確認ください。注意点:船は揺れるので、身を乗り出しすぎないように注意しましょう。フィルムカメラの場合、連写機能のあるカメラがオススメです(今回は連写のないカメラだったので苦労しました)。
【サンビーチ・ムーンテラス】で迎える夕方
熱海の海は東側なので夕日自体は見られませんが、夕日を反射した夕景を狙いました。…ですが、船をちょうど降りる頃に雲が厚くなってきました。
サンビーチは、街と海が撮れる珍しいスポットです。天気はどんよりしていましたが、夕方の雰囲気を出そうとフィルムを感光させてみました。
海に突き出したムーンテラスに移動しました。
厚い雲におおわれていたのですが、下のほうが少しオレンジ色だったので、少しでも夕暮れの様子を残せるように撮影しました。
空がどんよりしていたので、主題を手に変えました。背景にピントを合わせることで、主題が強くなりすぎず、淡い空の雰囲気を生かせます。空模様に合わせて、ハルカちゃんには儚げでアンニュイなイメージで手の動きをしてもらいました。
最後はあいにくの空模様でしたが、二人でいろんな工夫をしながら撮影できて、楽しい熱海旅になりました!
サンビーチ
静岡県熱海市東海岸町
ムーンテラス
静岡県熱海市渚町地先
注意点:夏は人出が多くなります。他の方の迷惑にならないよう、マナーを守って撮影しましょう。
Photographer's Note
熱海は大好きで何度も来ていますが、自分の中で少しずつテーマを変えているので、毎回楽しめます。特に今回は行ったことがない場所も多く、「新しい熱海の写し方」をテーマにしていて、視点を変えた抽象的な写真も意識的に撮影しています。「ACAO FOREST」は少し遠いのでなかなか行けませんでしたが、想像以上に素敵で気持ちのいい場所でした。前から気になっていた「ひみつの本屋」は、その世界観に終始ワクワク。ぜひまた行きたいです!
熱海は、レトロな街並み、美しい自然、美味しい食べ物と、1日では足りないくらい魅力で溢れていました。何より人が温かくて、たくさんの優しさに触れることができました。特に「ACAO FOREST」はお気に入りで、時期を変えて訪れてみたいです。夏の海も撮りたいですし、絶対にまた熱海に来ます!
熱海のお気に入り写真
photo by Fujikawa hinano
ACAO FORESTの花が空いっぱいに咲き乱れている風景がとても印象的で、こんなに美しく気持ちいいと思ったガーデンは久しぶりでした。敷き詰められた花と空の余韻を残した作品は、私のACAO FORESTのイメージとなっています。
旅行で写真を撮るときは、目に映るイメージをいかに写せるかを意識しています。記録写真に偏りすぎてしまうと後々振り返ることが少ないのですが、イメージまで反映できた写真が撮れると記憶にずっと残ります。
photo by 小春ハルカ
ACAO FORESTの写真がお気に入りです。こんなに多くのバラと緑に囲まれている空間ははじめて。隙間から差しこむ光がとてもきれいで、hinanoさんと撮り合いっこをしたくなるような、素敵な場所でした。
旅では、はじめての場所でも写真を見返したときに鮮明に記憶を思い出すことができるように、そのときの感情を大切にしながらシャッターを切りたいと思っています。
お互いが選ぶ好きな写真
photo by 小春ハルカ
ウェス・アンダーソンのような空とピンクの花の組み合わせ・色味が、本当にハルカちゃんらしく、ドリーミングで美しいです。
photo by Fujikawa hinano
撮られていることに気づかなかったこの1枚がお気に入りです。たくさんの花が咲いているこの空間が素敵で楽しかったことはもちろん、hinanoさんと巡れたからこそさらに楽しい時間を過ごせたことが、この写真に詰まっています。
二人で熱海を旅して
花を撮るハルカちゃんの眼差しは、本当に愛おしそうにシャッターを切っていました。見ているこちらが幸せになってくるほど。花への愛情が作品に投影されていて、こんな愛おしく・楽しそうに撮るハルカちゃんに撮られて花もうれしそうだと感じました。
写真を撮る人同士で行く旅行は楽しいです。被写体をお願いするときも、阿吽の呼吸でわかってくれますし、行きたいところやその場所にかける時間なども写真を撮る人同士の独特な間合いがある気がしています。
光の使い方や、小物や植物を使った写真、かわいらしくニュアンスのある写真など、hinanoさんの普段の作品を見ていて興味がある部分だったので、どのように撮られているのか実際に拝見することができて勉強になりました。そして、はじめてとは思えないほど自然体でいれて、本当に楽しかったです。1日では物足りなくて帰るのが名残惜しいくらい…。
普段一人が多いですが、一緒に撮影に行くとその場所で過ごした思い出をより鮮明に感じられる気がします。これからもたくさんの方と写真を撮りに出かけてみたいです!
旅の機材選び
Fujikawa hinano×F3・FE2
しっかり撮りたかったので、2台のフィルムカメラを持っていきました。メイン機は[F3、Nikkor S Auto 5cm F2]でISO100(フジカラー100)のフィルムを入れ、晴天時に露出オーバーにならないように。サブ機は[FE2、Nikkor-S Auto 50mm F1.4]でISO800のフィルムを入れて、暗所でもすぐ撮れるようにしました。F3は少し重いですが、FE2は軽いカメラなので、2台のバランスはとてもいいです!
小春ハルカ× Z fc
Z fcのブラックをはじめて見たとき、レトロでかわいい見た目に惹かれました。持っているだけで気分が上がるカメラです。そして、想像以上に素晴らしい描写。シャッター音も好きです。バリアングル式モニターのおかげで、低い位置から高い位置まで撮影しやすいのも気に入っています。
今回はカメラ1台、レンズ3本を持っていきましたが、ショルダーバッグにすっぽり入ってしまうほどコンパクトで、重さによる負担を感じず、旅を楽しむことに集中できました。カジュアルに持ち運びできて、旅のおともに最高です!
※こちらに掲載している情報は、2023年6月29日現在のものです。
F3
FE2
Nikkor S Auto 5cm F2
Nikkor-S Auto 50mm F1.4
※フォトグラファーの作品性を尊重して機材を選択・撮影しています。
※AI改造済みのNikkor-S Auto 50mm F1.4でなければFE2に装着できませんので、ご注意ください。
Fujikawa hinano
Instagramで作品を投稿。グループ展やメディア執筆など、幅広く活動中。「日常と非日常の中にある曖昧さ、そして感情を丁寧に表現したいと思っています」
小春ハルカ
季節の花や夕焼け空、何気ない田舎の景色など、日々過ごしていく中で身近に感じる「心動かされる瞬間」を撮影。花と風景の淡色世界を表現している。