はじめまして、フォトグラファーのIori Takano(@_iori_xx21)です。
「素敵な瞬間を永遠に。」をテーマに、関西の季節や空の魅力を撮影しSNSを中心に発信しています。はじめてのカメラでD3400を購入してから、操作性とデザインが好きでNikonを愛用していて、今はD780を使っています。2021年6月まではZ 5のアンバサダーとしても活動していました。
その中でも、よく撮影している京都は私の大好きな場所の一つで、風情ある町並みや四季の表情が豊かなところに惹かれます。
今回は、これまでに撮影したオススメのスポット10選と、風景の魅力を生かす撮影のポイント、編集のコツを紹介します。
京都のオススメ撮影スポット10選
京都を撮りはじめたのは、SNSで写真を見て「実際に行って撮りたい」と思ったのがきっかけです。ここでは、私なりのオススメスポットを3つのカテゴリに分けて紹介します。魅力的な時間帯や美しさを引き出す方法を解説するので、撮りたい風景が見つかったら試してみてください。
京都撮影の持ち物
- レンズ:基本の装備は、広角ズーム(14~30mm)・標準ズーム(24~200mm)・中望遠単焦点(85mm)の3本です。広角と標準がメインで、ボケを入れたいときは中望遠単焦点を使います。
- 三脚:日中は基本手持ちですが、人の少ない夜や朝方に撮影する場合は使用します。
定番:京都らしい風情を感じるスポット
①【東山・八坂通り】五重塔を望む石畳の町並み
東山にある五重塔(法観寺・八坂の塔)周辺には、まるでタイムスリップしたかのような歴史情緒溢れる町並みがあります。特に八坂通りは、石畳の先に五重塔が見えるイチオシのスポット。夕方に訪れると、夕焼けに染まる空と五重塔のコラボレーションを撮影できます。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:広角のパース効果で奥行きを出したり、望遠の圧縮効果で五重塔を引き寄せたり、いろいろな撮り方を楽しめる標準ズームがオススメです。このときは広角寄りで撮りました。
- 構図:五重塔を中心に放射線構図で撮影すると、奥行きを強調しながら五重塔へ視線を誘導できます。また、縦位置で夕暮れのグラデーションを生かして、空間の広がりも表現しました。
- 設定のコツ:夕日に向かって撮るときは逆光状態なので 、空の白とびや町並みの黒つぶれに注意して露出を調整しましょう。
また、八坂通りを五重塔に背を向けて進むと、産寧坂に差しかかります。ここには迫力のあるしだれ桜があり、春はもちろん新緑の季節も美しいです。八坂通りで夕暮れを堪能した後は、産寧坂で通りを覆うような緑とポツンと灯る街頭をアクセントにした情景も狙ってみてください。
八坂通り
京都府京都市東山区八坂通
撮影場所:二寧坂入口の約50m手前
※多くの人が行き交う場所のため、他の通行者や撮影者等への注意が必要です。
②【右京・渡月橋】四季の彩りで変化する表情
嵐山のシンボルとも言われる渡月橋は、背後の山や川沿いの自然と絡めて撮影するのがオススメです。お昼から夕方までの時間帯は、光で植物の彩りが際立ち、橋が立体的に浮かび上がって、より魅力的な光景が広がります。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:少し離れた川辺から、100mm程度の望遠で圧縮効果を生かして撮影します。
- 構図:何を強調したいかを考えて、渡月橋+2つの要素で画面を分割することを意識します。上の写真は、渡月橋+鮮やかな紅葉と背景の山で季節感を強調しました。
- 設定のコツ:渡月橋の端から端までピントを合わせて、背景の木々も立体的に写すためにF7程度に絞ります。
渡月橋
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町
撮影場所:三条通り沿いの川辺
※多くの人が行き交う場所のため、他の通行者や撮影者等への注意が必要です。
③【伏見・伏見港】美しい水辺の自然と十石舟
伏見港は、かつて京都と大阪を結ぶ舟運の連絡港として、明治維新に至るまで繁栄していた日本最大の内陸港湾です。当時の舟運の姿を伝える伏見十石舟は趣深く、自然豊かな水辺の風景にマッチしています。撮影にオススメの時間帯は夜。乗船場付近の水辺からカメラを構えると、ひっそりと佇む十石舟と植物、水面のリフレクションがとても美しいです。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:手前に水辺の植物を入れながら、十石舟が程よい大きさで写る50~60mmの画角にします。
- 構図:植物と地面で額縁構図をつくると、十石舟と草木が茂る様子を強調できます。
- 設定のコツ:暗い状況なので三脚を使用して、シャッタースピードを25~30秒に設定。F14まで絞ると奥に連なる風景やリフレクションがキリッと写って印象的です。
水辺に植えられているのは桜の木。春には空を覆うように咲く花と水面に浮かぶ花びらの絶景が見られます。この時期は超広角でローアングルから見上げるように撮影すると迫力が出ますよ。
伏見十石舟
京都府京都市伏見区本材木町701
撮影場所:乗船場付近
https://kyoto-fushimi.or.jp/ship/
※最新情報は公式HPをご確認ください。
四季:季節ごとの表情が美しいスポット
春【左京・哲学の道】天地を覆う圧巻の桜並木
哲学の道は疏水沿いに続く遊歩道。「日本の道100選」に選ばれており、付近には銀閣寺など有名な観光地もあって散策するのにぴったりの場所です。
特に美しいのは、疏水の両側にずらっと並ぶ桜並木。例年3月下旬から4月上旬に見頃を迎え、満開の頃には桜のトンネルが水面に反射する様子が絶景です。やわらかい日差しが入る早朝なら、比較的混雑も少なくゆったり撮影できます。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:桜の密度を上げるために120mm程度の望遠で圧縮します。
- 構図:なるべく隙間なく咲いている場所を選び、上下の桜色を生かすために縦位置で、橋の上から桜と疏水を1:1で切り取ります。
- 設定のコツ:開放F値で空を覆う桜の中央付近にピントを合わせると、手前の枝や水面の反射が溶け合うようにボケて、ふんわりとした雰囲気を表現できます。
哲学の道
京都府京都市左京区
撮影場所:白川通りと交差するあたりの橋の上
https://biwakososui.city.kyoto.lg.jp/place/detail/38
※多くの人が行き交う場所のため、他の通行者や撮影者等への注意が必要です。
※最新情報はHPをご確認ください。
夏【伏見・醍醐寺】新緑の弁天池に癒やされる
桜や紅葉の名所として知られる醍醐寺ですが、夏は新緑がとても美しく、特に緑を反射した弁天池と弁天堂が織り成す風景に癒やされます。
上の写真は、一面緑の中に映える弁天堂と橋、そして池に泳ぐ鯉をとらえたお気に入りの一枚です。鯉は偶然見つけたのですが、弁天堂と橋の朱色とリンクしておもしろいと思い、画角に入るのを待ってシャッターを切りました。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:境内はとても広くさまざまな見どころがあるので、広角から望遠までカバーできる標準ズームが活躍します。池のほとりから、新緑と弁天池、弁天堂がきれいに収まる30mm程度の画角で撮影しました。
- 構図:新緑が写りこんだ池と地上で画面を二分割にして、弁天堂は三分割構図の交点に配置しました。
- 撮影のコツ:鯉を画角に入れる場合は、ブレないようにISO感度を上げてシャッタースピード1/125秒程度を確保します。
醍醐寺
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
撮影場所:弁天池
https://www.daigoji.or.jp/
※最新情報は公式HPをご確認ください。
秋【山科・毘沙門堂】趣深い石段を埋める散紅葉
紅葉の名所が多い京都の中でも、しっとりと落ち着いた風情を感じるのが毘沙門堂(毘沙門堂門跡)。参道の石段を埋め尽くす紅葉の絨毯がとても魅力的です。
例年の見頃は11月上旬頃から。昼間は混雑するので、朝の撮影がオススメですよ。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:紅葉した木の密度が高いほうにカメラを向けて、40mm程度で撮影。紅葉と参道をバランスよく写せます。
- 構図:木と地面を1:1の割合で切り取り、放射線構図の収束点が三分割構図の交点と大体重なるようにして安定感を出して、落ち着いた雰囲気を表現しました。
- 編集のコツ:紅葉の深みを出すために、コントラストを上げて赤の輝度を少し下げます。
毘沙門堂
京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
撮影場所:参道
http://bishamon.or.jp/
※多くの人が行き交う場所のため、他の通行者や撮影者等への注意が必要です。
※最新情報はHPをご確認ください。
冬【左京・貴船神社】静けさをまとう冬の参道
縁結びでも有名な貴船神社は、絵馬発祥の地でありその歴史はとても古いです。自然豊かな山間にあるため四季折々の表情を楽しめますが、イチオシは冬の雪景色です。
本宮へ続く石段の参道には赤い灯篭が並んでいて、雪の白とのコントラストが魅力的です。雪が溶ける前に撮影するため、朝早い時間に訪れましょう。また、この階段付近では三脚を使用できないので、手ブレしない露出設定がポイントになります。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:70mm程度の中望遠で石段の下から見上げるように参道を写すと、圧縮効果で灯篭の間隔が凝縮されて迫力が出ます。
- 構図:なるべくシンメトリーの安定した構図を意識して、ひっそりと落ち着いた雰囲気を表現しました。両端を灯篭に合わせることで、余分な要素がなくなり色のコントラストが際立ちます。
- 撮影のコツ:薄暗い中で手ブレを防ぐため、開放F値でISO感度を少し上げて、シャッタースピードが「1/焦点距離」よりも遅くならないようにします。
夏は赤い灯篭を囲むように茂る青モミジのトンネルが清々しいです。景色も空気も爽やかで、思わず深呼吸したくなります。
貴船神社
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
撮影場所:表参道
https://kifunejinja.jp/
※表参道での三脚の使用や同地点での長時間の滞在は禁止されています。
※最新情報は公式HPをご覧ください。
穴場:ゆっくり撮れる隠れた名スポット
①【亀岡・神藏寺】鮮やかな落ち葉の絨毯が魅力
神藏寺は地元の人に愛される穴場スポットで、紅葉や桜の時期にはライトアップも行われます。
私が特にオススメしたいのは、例年11月上旬から中旬にかけて見頃を迎える紅葉風景。境内は約200本のイロハモミジで彩られ、落葉時期には赤や黄色の絨毯が見どころです。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:望遠端の圧縮効果で紅葉の密度を高めて迫力を出しています。
- 構図:寺標も入る位置から赤と黄色の紅葉の層を意識してフレーミングし、落ち葉の絨毯と合わせて一面に彩りがいきわたるようにしました。
- 設定のコツ:F9まで絞り、奥まで連なる紅葉をくっきりと描写します。撮影時は夕方で薄暗かったので三脚を使用しました。
神藏寺
京都府亀岡市稗田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝60
撮影場所:寺標付近
https://www.jinzouji.net
※最新情報は公式HPをご覧ください。
②【左京・法然院】ひっそりと佇む茅葺きの山門
参道の先に見える茅葺きの山門が特徴的な法然寺。伽藍内が特別公開される春や秋はにぎわいますが、夏は落ち着いていて心が安らぎます。
明るく清々しい新緑もいいですが、法然院はしっとりと落ち着いた色合いがぴったりです。朝日がスポットライトのように参道や木々を照らす時間帯は、特に味わい深い情景に出会えます。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:手前の橋から山門までがバランスよく収まる75mmの画角で撮影しました。
- 構図:縦位置で奥行きを出して、参道から奥の山門に向かって視線を誘導しました。
- 編集のコツ:しんとした空気感を表現するために、アンダーめに調整。周辺光量補正をマイナスにして、橋から山門に目がいくようにしています。
法然院
京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
撮影場所:参道
http://www.honen-in.jp/
※最新情報は公式HPをご覧ください。
③【右京・鹿王院】真っすぐ伸びる参道を包む青モミジ
鹿王院は住宅街にあり、同じエリアの観光スポットが混雑する紅葉シーズンでも、比較的ゆったりと静かな境内の景色を味わうことができます。
夏は、真っすぐ伸びる参道を包みこむような青モミジの光景が印象的です。朝や夕方は斜光が葉の間から差しこみ、参道に美しい木漏れ日が現れます。参道は途中でカーブしているので、カーブの手前から門にカメラを向けることで、真っすぐな部分のみを写すことができます。
撮影ポイント
- レンズと焦点距離:望遠100mmの圧縮効果で青モミジの密度を高めて、きれいなトンネルができるように撮影しました。
- 構図:木漏れ日を写すため参道の中腹に立ち、門を中心に真正面からとらえることでトンネルの奥へ吸いこまれるような奥行きが生まれます。
- 編集のコツ:周辺光量補正をマイナスにして画面の四隅を暗くし、明瞭度とかすみの除去をプラスにすることで光が当たった部分が際立ちます。
鹿王院
京都府京都市右京区嵯峨北堀町24
撮影場所:参道
拝観料:400円
お問い合わせ:075-861-1645
番外編:何気ない道も味わい深く写し取れる
歴史ある町並みを守るため、京都には景観条例が定められており、何気ない路地でも京都らしい落ち着いた雰囲気を感じることができます。
道を撮る際のポイントは、アクセントになる被写体を探すこと。上の写真は、東山三条の疏水沿いの道ですが、大きな柳の木が印象的だったので、望遠で引き寄せて大きくフレーミングしました。柳を照らす街灯や足元のライトが夜の静かな空気感を伝えます。撮影するときは人や車の往来に十分注意して、通行の妨げにならないように配慮しましょう。
風景の魅力を生かす撮影のコツ
行ってみたいスポットは見つかりましたか? ここからは、京都の風景の魅力を引き出す撮影と編集のポイントを紹介します。
撮影時間の決め方
基本的に人の少ない夜や朝に撮ることが多いです。夕焼けや朝焼けを狙える場所であれば、日の出・日の入りの時間を調べ、1時間ほど前に到着して付近を散策しながら撮影場所を決めます。
【設定】F値で風景の印象を表現する
- 撮影モード:私はマニュアルで撮影しますが、特にF値が重要なため、絞り優先オートでも問題ありません。
- F値:風景全体をくっきりと写すときはF8以上に。にじむような描写でしっとりとした雰囲気を出したいときや、シャッタースピードを稼ぎたいときは開放F値にしています。
濡れた落ち葉が鮮やかで美しい神藏寺の小川。しっとり感を出すために開放F値で撮影しました。
- シャッタースピード:手持ち撮影では、1/焦点距離より遅くならないようにして手ブレを防ぎます。
- ISO感度:基本的にISO100に設定。F値とシャッタースピードでどうしても適正露出が得られない場合は、ISO1000を上限に少しずつ上げます。
【レンズ】写りの効果で魅力を強調する
レンズは、ズームレンズ2本と単焦点レンズ1本を表現に合わせて使い分けています。
最も使用頻度が高いのは24-200mmのズームレンズ。1本で広角から望遠まで撮影できるので、広い庭園や風情ある通りを散策する際に便利です。特に望遠側の圧縮効果で風景の迫力を強調したいときに重宝しています。
左:焦点距離200mm、右:焦点距離15mm
14-30mmのズームレンズは、ダイナミックさや奥行き感を出すのに効果的です。右の写真は、左と同じ場所から15mmの超広角で撮影しています。かなり奥行きやパースが強調されて空間に広がりが出ました。
ボケを生かしてやわらかく撮りたいときは中望遠単焦点を使います。前ボケを入れることで全体的にふんわりとした印象になり、オレンジ色の光も相まって優しい雰囲気が伝わりますね。
【構図】放射線構図で主題に視線を誘導する
神社や寺院に続く参道や趣深い通りが多い京都では、放射線構図をよく使います。放射線構図とは1点(収束点)から放射状に広がりを見せる構図のことで、空間の奥行きや迫力が出ます。また、収束点付近に主題を配置して視線を誘導する効果もあります。
上の写真は、南禅寺 天授庵の美しい庭園で撮影しました。手前から続く踏み石と手すりが集中線の役割をして、新緑の奥へ吸いこまれるような感覚になります。
また、京都の自然を生かした額縁構図も主題を目立たせる効果がありオススメです。
上の写真は、あいた空間に植物を配置して主題の十石舟を額縁のように囲んでいます。水辺のラインで放射線構図も意識して、空間をダイナミックに見せつつ十石舟に視線が集まる写真になりました。
【編集】色の透明感を引き出して幻想的に仕上げる
最後に編集をして、よりイメージ通りの風景に仕上げましょう。見たときに感じた魅力を再現するように、美しい色を引き出していきます。編集ソフトはPC版のLightroom CCです。
編集前
今回は初夏の哲学の道の写真を例に編集プロセスを紹介します。光を強調して新緑の爽やかな色を出すのがポイントです。
- 明るさ:露光量を上げて全体を明るくし、白とびがなくなるまでハイライトを下げます。シャドウはぐっと上げて暗い部分を持ち上げました。
- 色味:新緑の鮮やかさを出すには黄色と緑がポイントです。全体の彩度を少し上げてから、カラーミキサーでイエローとグリーンを個別に調整します。
Lightroom編集画面
特にこだわるのは光の描写で、輝度を上げて日差しを表現します。グリーンは色相を黄緑色に寄せて爽やかな印象にしました。
雨やくもりの日は、グリーンの彩度と輝度を下げると、しっとりと重厚な雰囲気になります。
- トーンカーブ:緩やかなS字になるようにして、一番明るいところと暗いところを抑えつつ、中間のコントラストを少し強めました。
Lightroom編集画面
左:編集前、右:編集後
最後にテクスチャを下げて、明瞭度とかすみの除去を上げてすっきりと仕上げたのがこちらです。日差しを受けて輝く新緑のみずみずしさを表現できました。
Photographer's Note
SNSの写真に刺激を受けてから何度も足を運び、四季折々の風景を撮影している京都。今回改めて新緑の京都を歩き風情ある風景がとても居心地よく、ずっとここにいたいと感じました。また、これまで撮った写真を見返して、季節ごとにさまざまな表情を見せる京都の魅力を再発見できたと思います。
夏にオススメの撮影コース
初夏から夏に1日京都を撮り歩くなら、以下のコースがオススメです。
【朝】蹴上インクライン:人気のスポットなので早朝に行って無人の風景を狙います。
【昼】南禅寺 天授庵:日差しが新緑に反射して輝き、踏み石を照らす木漏れ日も美しいです。
【夕】八坂通り:五重塔と赤く染まった空を望遠で引き寄せると迫力が出ます。
【夜】産寧坂:風情ある通りを照らすオレンジ色の街灯が趣深いです。
なお、京都は盆地特有の気候で夏はとっても暑いです。こまめな水分補給と暑さ対策をした上で、適度に休憩をとりながら撮影を楽しみましょう。
左:蹴上インクライン、右:南禅寺 天授庵
左:八坂通り、右:産寧坂
※こちらに掲載している情報は、2021年7月1日現在のものです。
※撮影は新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮した上で実施しています。
※新型コロナウイルスの感染症対策に十分にご留意いただくとともに、政府、自治体など公的機関の指示に従った行動をお願いいたします。
Supported by L&MARK
※上記以外の機材で撮られた写真は、過去に撮影されたものです。
Iori Takano
関西を中心に活動するフォトグラファー。四季折々の美しい風景や空のある風景を撮影。幻想的に切り取られた作品の数々は、多くの人を魅了している。