シャボン玉写真を撮ってみよう! – 日常の風景をきらめかせるコツとアイデア –

シャボン玉写真を撮ってみよう! – 日常の風景をきらめかせるコツとアイデア –

こんにちは、宵月絃(@__yoii_to)です。

日常で感じた「すき」を写真に収めていく中で、最近見つけたシャボン玉。NICO STOP写真展の展示作品ではじめてちゃんと撮ってみて、光や風で変化する色と形、弾ける音までかわいいと知りました。

 

シャボン玉写真を撮ってみよう! - 日常の風景をきらめかせるコツとアイデア -

2021年NICO STOP写真展の展示作品

 

今回は、 Z fcでより深くシャボン玉写真の世界を体験して、大切だと感じたポイントや撮り方のアイデアをお話ししたいと思います。部屋の中でも外でも楽しめるので、ぜひ試してみてください。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

シャボン玉の撮り方のポイント

いろんなアイテム・時間・場所でシャボン玉を撮って、気づいたことや自分なりのコツを紹介します。

【機材】大きく写せる中望遠レンズで撮る

まずは、シャボン玉撮影で使うアイテムを準備しましょう。機材と主役のシャボン玉、吹き棒を選ぶときのポイントをまとめました。

 

  • カメラ:シャボン玉を飛ばして片手で撮ったり、満足いくまでたくさんシャッターを切るので、機材は軽さが大切になります。また、ふわふわ漂うシャボン玉を写し止めるため、連写・AF性能の優れた機材が心強いです。 Z fcは、数秒ごとに動くシャボン玉に、ぴたっとピントを合わせて撮れました。

 

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

左:35mm判換算24mm程度、右:35mm判換算75mm程度

 

  • レンズ:シャボン玉を引き寄せて、大きく写せる中望遠レンズがオススメです。圧縮効果で密度が高まり、ふんわりとしたボケで軽やかな雰囲気も引き出せます。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

35mm判換算75mm程度

 

さらに中望遠のマイクロレンズは、マクロ撮影はもちろん、きれいな玉ボケと繊細な描写が魅力の明るい単焦点としても活躍。表現の幅が広がります。

 

あると便利なアイテム

  • 三脚:室内の場合は、三脚を用意すると両手が空いて撮りやすいです。屋外は風があるので、手持ちで移動しながらのほうがいいと感じました。
  • ライト:室内でも基本的に自然光で撮影しますが、シャボン玉に光が当たらない場合や陰影をつけたいときには、小型のLEDライトが役立ちます。

 

【設定】速めのシャッタースピード+連写で写す

繊細なシャボン玉を写し止めるため、速めのシャッタースピードで連写するのが基本です。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

  • シャッタースピード:空中のシャボン玉を撮るときは1/250秒以上に。マクロ撮影はブレやすいので、1/1000秒を目安に設定しました。
    ※マクロ撮影については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
  • F値:F3.5~6.3程度に絞るとピントが合いやすく、背景もほどよくボケてくれます。
  • ISO感度:室内や夕方に撮る場合は、ISO800までを目安に明るさを見ながら設定します。
  • フォーカスモード:空中のシャボン玉はオートエリアAF、シャボン玉をまわりに飛ばして花や小物にピントを合わせる場合は、シングルポイントAFが撮影しやすいです。
  • レリーズモード:手持ちの場合は連続撮影。三脚使用時は、セルフタイマーで枚数を指定します。

【光】半逆光できらめきと立体感を引き出す

シャボン玉は光の反射によって、色や輪郭が浮かび上がると知りました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

左:光が当たらない状態、右:半逆光

 

左はほとんど光の当たらない状態、右は半逆光で撮影しています。半逆光のほうが、透明感がありながらシャボン玉の輪郭が際立ち、玉ボケもつくりやすいです。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

時間帯は、光が斜めから注ぐ午前中や夕方がオススメです。午前中の光も爽やかでいいですが、夕暮れ時のやわらかいオレンジ色の光に溶けこむシャボン玉も幻想的でした。

【背景】シャボン玉を撮りやすい場所の条件

シャボン玉は背景や反射する景色が写りに大きく影響するので、撮影場所を選ぶことも大切です。ここでは、屋外・室内で撮影する際に意識したことをお話します。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

  • 屋外:風が弱い日の、遊具などが少ない広い公園が撮影しやすいです。シャボン玉の色や形をシンプルに写したい場合は、斜め上に向かって吹いて、空を背景にするときれいに撮れます。緑を入れる場合は木漏れ日のある場所を選ぶと、玉ボケがシャボン玉とマッチして、よりきらめきを感じられました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

左:部屋の窓辺、右:浴室(LEDライト使用)

 

  • 室内:光の入る部屋の窓辺か浴室がオススメです。明るすぎるとシャボン玉が見えにくいので、窓から少し離れたり、レースカーテンを引くのがコツ。暗い場合は、小型のLEDライトで照らしましょう。背景は壁にするか、色を統一するとごちゃつかず、シャボン玉が際立ちます。

シャボン玉の作り方

シャボン玉をたくさん作るうちに、吹き方や吹き棒の種類によって玉の形・色・大きさ・数が変化することに気づきました。撮りやすさや写り方も変わるので、参考にしてみてください。

 

使うもの

  • シャボン玉液:STマーク(玩具安全基準を満たしている印)がついている、市販のものを使用します。割れにくい・色が出やすいなど種類があるので、いろいろ試してみるのも楽しいですね。
  • 吹き棒:自動のシャボン玉機も便利ですが、吹き棒で作るほうが大きさや位置をコントロールしやすいです。今回は、吹き出し口の数が異なる2種類の吹き棒と細めのストローを使いました。

 

【作り方】変化する大きさ・数・形・色

2種類の吹き棒とストローで、それぞれどんなシャボン玉を作れるか紹介します。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

吹き出し口一つ

 

まずは吹き出し口が一つの一般的な吹き棒で、吹き方を変えてみました。

弱めに息を吹きこむと左のように大きめの玉が、少し勢いをつけて吹くと小さめの玉がたくさんできます。小さめの玉のほうがまん丸で光も反射しやすく、表面の色ときらめきが感じられました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

吹き出し口4つ

 

吹き出し口が4つの吹き棒を使うと、ひと吹きで小さめの玉が画面いっぱいに広がり、光の泡を見ているようでした。空中に吹く場合は、玉の数が多いほうが一人で撮影する場合も画角に収めやすく、一度にいろんな表情をとらえることができます。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

細めのストロー

 

細めのストローは狙った場所に小さな玉を作れるので、マクロ撮影で重宝します。ゆっくり少しずつ息を吹きこむのがポイントです。

シャボン玉を使う際に注意すること

シャボン玉の原料は、水と界面活性剤(石鹸や洗剤のような洗浄・起泡作用のあるもの)です。服や車に付着したまま放置すると跡が残ったり、大量に吹きかけると花が枯れるなどの影響があります。

以下の4つのことに気をつけて、正しく安全に使用しましょう。

 

  • 屋外では、住宅街・花壇の近くは避け、まわりに人がいないことを確認して使用する。
  • 部屋では、大きめのビニール袋を切って開いたものなどで床を覆う。
  • シャボン玉が家具や布についた場合はすぐにふき取り、使用後は必ず手を洗う。
  • 浴室で使用した後は、床や壁についたシャボン玉液をしっかり洗い流す。

※シャボン玉のトラブルについて、詳しくは「全国シャボン玉安全協会ホームページ」をご覧ください。

 

身近なものとシャボン玉を撮る

いつも見ている外の景色や部屋の中にシャボン玉を浮かべてみたら、夢のような瞬間にいくつも出会うことができました。その写真を通して、シャボン玉の魅力を感じていただけたらうれしいです。

【昼と夜の空】時間ごとの色を含むシャボン玉

時間ごとの空の色と光によって、シャボン玉の印象は大きく変わります。背景がシンプルになるので、シャボン玉の形や質感を表現するのにぴったりの組み合わせです。

 

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

 

明るい昼間の雲一つないすっきりと晴れた空にシャボン玉を飛ばすと、ガラス玉のような透明感ときらめきが溢れました。半逆光で陰影が生まれて、シャボン玉の輪郭も鮮明です。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

雲の隙間からのぞいた夕日を背景にすると、あたたかな光が重なって幻想的な色を帯びました。夕日そのものではなく、淡く染まった雲に重ねることで、シャボン玉が持つ色味も引き出しています。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

夕暮れの写真を撮影したとき、反対側の空にもシャボン玉を浮かべると、ほのかなオレンジ色の光が映ってかわいい玉ボケができました。夜に誘われるような感情になった1枚です。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

太陽が隠れた後、かすかな光が引き出すおぼろげな表情も魅力的です。

ブルーアワーのシャボン玉は、海の泡のように静かな呼吸を感じてとてもすきでした。海辺で少し風が強めでしたが、奥に流れていく小さなシャボン玉もまたかわいいです。

 

やさしい街明かりをプラスして幻想的に

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

シャボン玉は、街の明かりとも相性がいいと感じます。私の住んでいるところは田舎で、夜にあまり光がないため、暗くなりすぎない時間に撮影しました。明かりの玉ボケをF値ですきな大きさに調整し、シャボン玉が少しぼやけるようにして、夜の空気感をまとわせました。

 

【草木】緑が引き出す爽やかな魅力

公園などの木漏れ日を背景にすると、ひだまりの心地よさを感じる写真に。濃淡のある緑色が表情をプラスしながら、シャボン玉の存在感を引き立ててくれます。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

枯れ木の間から見える空と、生い茂る緑を半々にしてみると、重なる部分によってシャボン玉の写りが違っておもしろいです。シャボン玉が光を集めているようにも見えました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

1枚目と同じ場所で、寄り添うように浮かんでいたかわいいシャボン玉。少し距離が離れていたのでトリミングしてみると、写りがとてもきれいでときめきました。輪郭の部分が宝石みたいにきらめいて、シャボン玉に写りこんだ景色が、別の世界として存在しているようでした。

【花】朝の光で繊細に描く儚さと美しさ

シャボン玉は透明なので、色の濃い花と相性がいいです。シャボン玉の儚さや春を待つ気持ちを表現するには、爽やかさと透明感のある朝の光がぴったり。風のない室内で、花にぎりぎり当たらないくらいの場所に飛ばして、ゆっくり落ちていく様子を観察しながらシャッターを切りました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

シャボン玉の一生と花の一生。弾ける姿も散る姿も、同じ時間ではないけれど儚く、もろく、美しい。半逆光でシャボン玉のきらめきと花びらの透け感を出すことで、そんな魅力を表現しています。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

こちらは浴室で撮影したものです。うちの浴室には窓がありますが、シャボン玉は明るすぎると見えないので、暗い部分に飛ばして小型のLEDライトを当てて玉ボケに。花も右側からライトで照らして、立体感を出しています。前ボケは100円ショップで買ったサンキャッチャーでつくりました。

【小物】呼吸するような躍動感をプラス

花とシャボン玉の組み合わせがすきだったので、ドライフラワーや造花を用意しました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

アジサイのドライフラワーから咲くようなイメージで、細いストローで作った小さいシャボン玉をのせました。水面に反射しているような雰囲気を出したかったので、小さな鏡の上で撮影しています。シャボン玉液で鏡が濡れて、映った景色がにじんでいるのもいいなと感じました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

造花に向かってシャボン玉を吹くと、ピントを合わせた造花付近のシャボン玉は鮮明に写り、距離があるものは玉ボケになりました。白い背景は、シャボン玉が落ちてもいいように敷いたビニール袋。シワでニュアンスがプラスされて、奥行きも出ています。生花ではないのに息をしているような瞬間を撮れた、お気に入りの1枚です。

+αでシャボン玉をもっと魅力的に

ここからは、撮り方を工夫したり機材の特性を生かして、シャボン玉の魅力をより引き出す方法をお伝えします。

【前ボケ】風景にきらめきをプラス

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

 

空を背景にして、あえて雲にピントを合わせると、シャボン玉がカラフルな前ボケになってとてもかわいいと感じました。上の写真は画角に4つほど入っていて、表面の光が反射した部分だけが写っています。うっすらと輪郭が見えるところもあり、シャボン玉を感じられるのもポイントです。

【マクロ】虹色に輝く小さな惑星

シャボン玉のきれいな虹色を撮りたくて、マイクロレンズでのぞいてみました。光の差しこむ窓辺でレースカーテンを引いて明るさを調整しています。シャボン玉は小さいほど色が濃く見えると感じました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

主役のシャボン玉に右側から自然光を当て、前ボケは他のシャボン玉、背景の玉ボケはサンキャッチャーでつくっています。シャボン玉の色はシャッターを切るたびに変わっていき、不思議な感覚でした。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

1枚目と同じシャボン玉を、少し上からのアングルで撮影。日が陰ったタイミングで少し暗くなりましたが、より虹色が濃く見えてきれいでした。まるで手のひらサイズの惑星のようです。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

シャボン玉の色は、横から写すとふんわりとやわらかく、表面とは違った魅力がありました。すぐに割れてしまうシャボン玉の儚さを、より感じられると思います。

【多重露出】夢のような世界をつくる

飛ばせる環境が限られていて、風向きによっては思い通りに撮れないシャボン玉ですが、多重露出なら思い描いた世界をすきに表現できます。今回撮りためた写真たちを、Snapseedというスマホアプリで重ねてみました。写真選びのポイントは以下の3つです。

 

  • ベースにする写真は余白の多いものを選ぶ。
  • 明暗差のある写真を重ねると、色がきれいに出て幻想的/ドラマチックな雰囲気に。
  • 明るめの写真どうしでは、透明感が増したり淡い雰囲気を引き出せる。

 

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

シャボン玉写真を撮ってみよう! - 日常の風景をきらめかせるコツとアイデア -

 

ブルーアワーの月の写真と、同じ時間帯に撮ったシャボン玉、朝に撮ったシャボン玉の3枚を重ねています。夜のおぼろげな雰囲気と、朝のきらめきが出会う幻想的な光景。シャボン玉の中に浮かぶ月を実際に撮るのは難しかったのですが、多重露出が叶えてくれました。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、(左)NIKKOR Z MC 50mm f/2.8、(右)NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

シャボン玉写真を撮ってみよう! - 日常の風景をきらめかせるコツとアイデア -

 

海の上に浮かぶシャボン玉を、多重露出で表現しました。太陽が沈む位置に、昼間に撮ったシャボン玉を重ねたのがポイントです。海の暗い部分は深い青色に、シャボン玉の色も際立っています。

 

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

シャボン玉写真を撮ってみよう! - 日常の風景をきらめかせるコツとアイデア -

 

明るい時間帯に撮影したシャボン玉2枚を重ねてみると、透明感がより感じられてとても素敵でした。水の中の泡を見ているような気持ちです。

Photographer's Note

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

 

外でシャボン玉を撮るのははじめてだったので悩みましたが、観察するうちに時間ごとの光や空の色、まわりの景色によって雰囲気がとても変わることに気づきました。撮影を重ねることで、シャボン玉の儚さや弾けていく音を写せたような瞬間など、ときめく場面も増えていきます。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

はじめて撮影されるときは、外よりも室内が簡単かなと思いました。風もなく、そのまま静かに落ちていくので自分のイメージに合う場所に浮かばせやすかったです。晴れの日に撮ったシャボン玉は、室内でも外でもきらきらとしていて、ファインダーをのぞくたびに宝石のようで癒やされました。

身近な場所で夢のような世界を描けるシャボン玉写真。ぜひ、試してみてください。

 

 

シャボン玉撮影にNikon機材を使ってみて

Z fcは軽いので、片方の手に吹き棒を持ちながらでも撮りやすいです。外ではいい場所を探して歩き回りましたが負担に感じませんでした。シャボン玉に素早くピントを合わせてくれるAF性能もうれしく、ぴたっと輪郭を写せたときの、手に持てそうなほどシャープな描写が印象的です。

 

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

Z fc、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

 

レンズは、空を背景にするときは画角を手元で調整できるNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、ぼかして撮りたい場面ではNIKKOR Z MC 50mm f/2.8と使いわけました。マイクロレンズはやはりのぞくのが楽しく、立体感とシャボン玉表面の虹色が目で見る以上にきれいです。

 

LINEで友達登録してスマホ用壁紙をゲット!

宵月絃さんが、今回撮影した写真でスマホ用の壁紙画像を作ってくださいました。NICO STOPのLINE公式アカウントを友達登録してくださった方に、期間限定で無料配布いたします。

ぜひ、下のバナーよりご登録ください!

 

配布期間:2022年3月25日(金)~2022年4月7日(木)

 

※LINEにて「NICO STOP」と検索しても登録可能です。

 

 

 

監修:全国シャボン玉安全協会

Supported by L&MARK

 

宵月 絃

宵月 絃

デジタルカメラで身近な四季の花や月、星、空など「すき」と感じるものを写真に収めてSNSを中心に発信。淡く儚い雰囲気や、静寂の中にやさしさを感じる光景など、見る人の気持ちに寄り添うような写真が人気を集めている。