こんにちは、NICO STOP編集部(@nicostop_editor)です。
3月末からスタートした「NICO STOP Z アンバサダー企画」。9人のフォトグラファーに、Z 50・Z 5で撮影した作品をTwitter上で発信していただきました。
この記事では、投稿作品の中から
- 特にお気に入りの作品
- 新たな挑戦や性能に驚いたこと、反響が大きかった作品
をセレクトしていただき、フォトギャラリーとしてお届けします。さらに、実際に使用して感じたことや描写の特徴についてもうかがいました。
被写体も撮影スタイルもさまざまなフォトグラファーが、Zで描く世界をお楽しみください! きっと、新たな出会いを求めて撮影に出かけたくなりますよ。
Z 50で描く世界
まずはZ 50から。Tanicoさん、ぱるさん、三谷ユカリさんの3人に使っていただきました。
photo by ぱる
Z 50は、APS-Cサイズのミラーレスカメラ。高い描写力と多彩な表現力が、コンパクトで軽いボディにギュッと詰まっています。
Tanico「月と富士」
NIKKKOR Z 35mm f/1.8 Sで撮影した富士山。実際は富士山の上に月は出ておらず、Z 50のキットレンズのNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRで撮影したものを組み合わせています。レンズが違うので4枚組で投稿したときに違和感がないか不安でしたが、50-250mmも単焦点と同じくらいの高解像度でとても感動しました。
キットレンズのパワーを実感した1枚
こちらはZ 50とキットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRで撮った富士山です。撮影しながら、風景の迫力を引き出すレンズのパワーに驚きました。また、気軽に持ち運べる軽さや快適なタッチパネル操作、便利なチルト式液晶モニターのおかげで、撮りたい瞬間を逃さず残せます。カメラをはじめようと思っている方には、Z 50とキットレンズのセットをオススメしたいです!
ファインダーをのぞくのが楽しいカメラ
しっかりホールドできるグリップの深さや、右手でほとんどの操作ができてしまう利便性。AFの速さなど性能のよさが相まって、ファインダーをのぞいた瞬間から「このカメラ楽しい」と感じることができました。投稿を通じてすでにZ 50をお使いの方にも、よさを再発見していただけたらうれしいです。
ぱる「うれしい時間」
おいしいものを食べる瞬間は誰しもうれしい顔になりますが、それはハムスターも同じだと思っています。見ているこっちまでうれしくなる…そんな瞬間を残したくて撮影した1枚です。好物のペレットを片手で持ち、もう片方の手でカメラを構えましたが、Z 50とNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの組み合わせは軽いので撮影がとても楽でした。
スローモーション動画で新たなかわいさを発見!
Z 50ではじめての動画撮影に挑戦しました。数十秒の中に魅力を詰めこむという、写真とは違う考え方が新鮮で楽しかったです。ハムスターの素早い動きをじっくりと観察できるスローモーション動画が特にお気に入りで、回し車で走る後ろ姿は、スローだからこそかわいさを伝えられたと思います。
すっきりとクリアな描写で手触りも表現
一番印象的だったのは、ハムスターの白をきれいに描写できるところです。すっきりとクリアに、ふわふわの手触りや透明感を表現できました。小型軽量で抱っこしながらなど片手での撮影がとても簡単なので、ハムスターに限らず、犬や猫などを飼っている方にも使ってみていただきたいです。
ぱる
ハムスターと過ごす日常やさまざまな表情を撮影してSNSで発信。うれしそうに食事をしたり、ケージの中で過ごしたりする、ありのままの様子をとらえることを大切にしている。
三谷ユカリ「ここを通りたければ、我々を倒してみろ」
RPGの魔王と勇者を彷彿とさせる位置にいる猫ちゃんたち。雲に覆われた空が不穏な空気を演出していて、緊張感のあるシーンにぴったりだなと思いシャッターを切りました。こちらに背中を向けて、敵に立ち向かおうとしているような勇者役の猫ちゃんがイチオシです。
鮮やかな青色がお気に入り
ジャンプする猫ちゃんをいろんな角度から撮影。3枚目は地べたに寝転がってカメラを構えましたが、軽くてAFも早いので驚くほどスムーズに撮れました。また、Z 50の青色がお気に入りです。一番好きな色であり私の写真にとって大切な色なので、鮮やかに写る空や海を見ていい意味で驚きましたし、編集していてとても楽しかったです。
動く被写体を撮りやすい軽さがうれしい
青色のためだけにZ 50が欲しくなるほど素敵な色と申し分ない描写力。さらに、軽量であることもありがたかったです。軽いということは、猫ちゃんだけではなく「動く被写体」に対応しやすいということなので、私のような女性だけではなく、すべての方にとってうれしいポイントではないでしょうか。
三谷ユカリ
香川県を中心に活動するフォトグラファー。映画や絵本のワンシーンのような瞬間を求めて、風景や花、猫などを撮影しSNSを中心に発信している。
Z 5で描く世界
続いてZ 5です。相沢亮さん、Akine Cocoさん、Iori Takanoさん、イナガキヤストさん、霧月傑さん、tomosakiさんの6人に使っていただきました。
photo by Iori Takano
Z 5は、Zマウントの高画質を存分に発揮するフルサイズのミラーレスカメラ。有効画素数2432万画素で被写体を立体的に描写します。
相沢亮「桜が咲くと日常の景色が綺麗に変わる」
桜に彩られて美しく変化した身近な景色を切り取りました。桜の淡い色はくもり空だとくすんでしまうので、光が当たったタイミングを狙ってシャッターを切ります。上はたまたま見つけた船を、下は引退が決定していたレッドアロークラシックを待ち構えて撮影し、春の出会いを表現しました。
※西武鉄道 レッドアロークラシックの運行はすでに終了しています。
望遠スナップで日常を迫力満点に写し取る
今回、はじめて望遠レンズでスナップをしてみました。この写真は、初夏の入道雲をNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sで撮影したものです。迫力と立体感がストレートに伝わる解像感・描写力が印象的で、夏はもちろん、あらゆる季節で生かしてみたいと感じました。
高画質・高発色で気軽に持ち出せる
シャープな写りと美しい発色・コントラストを実感したZ 5。手にフィットする感じも心地よく、ボディが軽いのでいろいろなところへ気軽に持ち出すことができました。これからフルサイズを使いたいという方にぜひ試していただきたいです。
Akine Coco「新たな一歩を踏み出す季節。」
春の風景を求めて撮影する中で見つけた光景です。標識の子供の歩く姿に新学期を連想し、桜・青空・標識の3要素でミニマルに構成しました。舞い散る花びらもお気に入りのポイントです。桜の写真に海外の方からは「美しい」「日本が恋しい」とコメントをいただき、日本の方からは「前向きになれる」「カメラを手にしたよろこびが伝わってくる」と言っていただけました。Z 5を通して感じた思いや感情も共有できたようでうれしかったです。
念願の彩雲との出会い
Z 5で撮影をする中で印象的だったのは、彩雲との出会いです。これまで雲を追いかけてきましたが、なかなか見ることができずにいました。「きれい!」など多くの方に反応していただき、撮影できてよかったなと改めて感じました。
風景を生き生きとさせる緑色が美しい
投稿する中で「Z 5いいですよね」と共感してくださる方もいらっしゃって、今回このような活動ができて本当によかったと思います。個人的には緑色の発色がとても好みだったので、これから夏の田園風景や生き生きとした新緑を撮りたいです。Nikonのカメラが好きだと改めて実感できました。
Akine Coco
福井県在住のフォトグラファー。身近な風景を「アニメのワンシーン」のようにとらえた作品をTwitterで発表している。どこか懐かしく、物語を感じる情景は、国内のみならず海外での人気も高い。
Iori Takano「ネモフィラと光差す夕日」
まぶしいほど輝く夕日とネモフィラが織りなす光景は、心が清められるようでした。ネモフィラの花言葉の一つに「清々しい心」がありますが、まさにそれを表現できたと思います。広角で空間の広がりを出して、絞りを絞って光芒を写したのがポイントです。
レンズ越しにのぞいた異世界
目的地に向かう途中で、少し離れたところの山桜がきれいに咲いていることに気づき撮影した写真です。繊細に描写された桜は迫力があって、まるで異世界のようでした。高倍率にもかかわらず、望遠端で引き寄せても高画質で驚きです。
どんどんシャッターを切りたくなるカメラ
Z 5は透明感のある描写が魅力的で、右手ですべて設定できる操作性のよさやグリップの安定感もあり、どんどんシャッターを切りたくなるカメラです。軽くてサイズ感もちょうどいいため、長時間片手で持ち歩いても疲労を感じず、たくさんの素敵な瞬間に出会えてよかったです。
Iori Takano
関西を中心に活動するフォトグラファー。四季折々の美しい風景や空のある風景を撮影。幻想的に切り取られた作品の数々は、多くの人を魅了している。
イナガキヤスト「歩いてまわれる富山の本気。」
地元のお気に入りスポットの数々。背景には3000m級の山々が壁のように連なる立山連峰が見えます。普段から撮り慣れている場所だからこそ、Z 5ならではのきれいな色や描写の美しさ、操作性のよさを感じることができました。
雪山と鮮やかなチューリップ畑
足元のチューリップと奥の立山連峰を望遠で圧縮して1枚に収めた写真です。まだ雪をかぶる山と色とりどりのチューリップのギャップにたくさんの反響をいただきました。「色がきれい」「富山に行ってみたい」などのコメントをいただいたのが特にうれしかったです。
美しい描写と見た目に忠実な色味
今回大三元レンズ3本を使用しましたが、富山の風景を撮るときは、立山連峰を圧縮効果で大きく迫力満点に写せるNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sが特にお気に入りです。Z 5と組み合わせたときの描写がとても美しくてびっくりしました。また、色味が見た目に忠実で、撮って出しでも使えるくらいきれいだったのが印象に残っています。
イナガキヤスト
富山県在住のフォトグラファー。家族写真の他、「富山の本気」をテーマに地元の風景を撮り続けている。ファミリーキャンプで「カシャッとな」運営。T&D×東京カメラ部「Try & Discover フォトコンテスト2019」優秀賞、土屋鞄 2019ランドセルフォトコンテスト大賞、長野県観光インスタアワード優秀賞。
霧月傑「あの日の想い」
出会いと別れの時期に咲く桜には、いろんな思い出があると思います。そんな記憶の中の儚い想い=桜として、1枚目から4枚目にかけて記憶がよみがえっていく様子を表現した作品です。空を背景にして桜を浮き上がらせ、よりコンセプトが伝わるように工夫しました。
シャッターを切るのが気持ちいい写り
Nikonのカメラを使う中で、青色の美しさや描写のシャープさを感じてネモフィラを撮りたくなり、国営ひたち海浜公園に行きました。とにかく写りがきれいで撮っていて気持ちがよく、つい「いいねぇ」と独り言を何度も言ってしまいました。
使いやすさとシャープな描写に感動
今回はじめてNikonの機材を使わせていただき、正直ハマりそうです。使い勝手もよく、特に写りがシャープで感動しました。投稿した写真をコメントでほめていただくこともあり、とてもうれしく思います。まだまだ知らないZの魅力がたくさんあると思うので、もっと深く知りたいですね。
霧月傑
風景や花、夜空などを被写体に、自分の「好き」を表現するフォトグラファー。印象的な光や澄んだ色彩で描く幻想的な世界を、SNSを中心に発信している。
tomosaki「放課後の春風」
放課後の空気感と春を表現した作品です。夕方のやわらかい光の中で撮影することで放課後の雰囲気を出し、空の抜けやパステルカラーの色合い、髪を揺らす風で春の爽やかさを演出しています。
見たままに映る高精細なEVF
青空と桜、宙を舞う制服で晴れやかな卒業を表した1枚。ファインダーをのぞいて撮影しましたが、EVFの映像は肉眼で見るよりもきれいに感じ、撮れる写真がそのまま映し出されるような感覚です。空や桜の色がクリアに、グラデーションもなめらかに映り、撮影がより楽しくなります。
優れた描写力と性能で撮影の自由度が上がる
夕日にカメラを向けることが多いですが、相当な逆光でもフレアが出ずAFもバッチリ決まります。コンパクトながら描写力や連写性能に優れていて、撮影の自由度が上がりますよ。普段から愛用していますが、改めてZ 5の素晴らしさを感じました。
tomosaki
福井県出身のフォトグラファー。福井の日常を背景に「青春や物語を感じるシーン」を表現した作品をSNSに投稿している。青春を鮮やかに切り取った作品は、多くの人の共感を得ている。
フォトグラファーたちがZで描く世界はいかがでしたか?
写りを体感して生まれた視点や出会った被写体、初挑戦のテーマなど、撮影者のワクワクが伝わるような写真が集まりました。
あなたなら、Zでどんな世界を描きますか? さまざまな変化が起こる日常の中で、この企画が新しい一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
Supported by L&MARK