1カットのショートムービー「#1cutcinema」コンテスト結果発表!

1カットのショートムービー「#1cutcinema」コンテスト結果発表!

こんにちは、NICO STOP編集部です。

9/22~10/6の期間、ショートムービー「#1cutcinema」コンテストを開催しました。たくさんのご応募をいただき、ありがとうございます!

 

林さん


【審査員】
林さん(@kotaronya

カメラ設計者を経て、フォトグラファー/シネマトグラファーに。クリエイティブスタジオbird and insectを立ち上げ、写真・映像・ブランディングを主に行う。現在はフリーとして活動。

 

「#1cutcinema」とは?

林さんが「ムービーはもっと手軽に楽しめるものであってもいいのではないか」という思いから考案したハッシュタグで、1カットの短い動画をSNSに投稿する際に使われています。

 

入賞作品が決定しましたので発表いたします。
個性豊かな1カット動画をお楽しみください!

最優秀賞

ebitai46さん(@ebitai46/@ebitai46ig

ebitai46さんのコメント

空と雲が映り込んだ水面の揺らめき、そしてアメンボの小さな波紋と干渉して、いろいろ混ざり合った風景がおもしろいと思い撮影しました。
これまで写真は撮っていたものの、なかなか動画撮影の習慣はありませんでした。その点、「1cutcinema」は“スナップ写真を撮る”延長で動画を撮影する感覚が魅力的です。

また、このハッシュタグで投稿された他の方の動画は、日常の何気ない風景・旅の思い出・カフェ・家族など本当に素敵で、動画を日常的に撮影する楽しみが広がりました。
今後は、撮り溜めたものを1つのストーリーにするのもおもしろいなと思っています。

 

林さんコメント

非常に1cutcinema的で、俳句になりそうな視点がとてもよかったです。
水面に注目している作品は多かったのですが、アメンボによって水面の揺れが引き起こされることに風情があるなと思いました。デザインなども含めた、クオリティの高さも最優秀賞の決め手です。

 

優秀賞

キタノカツシさん(@ktskts_films/@kts_donut 

キタノカツシさんのコメント

赤提灯と縁日でうれしそうにしているお子さんや大人の方々を見ていて、自分の子供の頃のお祭りでの楽しかった記憶がよみがえり、カメラを回していました。提灯の灯りをメインに、写っている方々は微かに表情がわかるように。見た方が、縁日やお祭りの記憶を昨日のことのように思い出してもらえたらうれしいです。

1cutcinemaの楽しさは、何と言っても「気軽さ」です。自分の心を動かしてくれた瞬間にカメラを回して撮る。心が動く瞬間に出会えたときが最高に楽しいです。これからも自分の心に素直に向き合って、ときめく1カットを撮影していきたいと思います。

※縁日の主催者、被写体の方の許可を得て撮影しています。

 

林さんコメント

キャプションが素敵で、かつ、男性の動きに少し不思議さ(なぜその動きをしたの?)があり、引っ掛かりがあるのがとてもいいです。

光がふわっと広がっていて、撮影によって思い出がより印象的になっているのも素晴らしいと思いました。

 

 

 

minami takahiroさん(@minamita_373

 

minami takahiroさんのコメント

夕方、窓の外を見ると、すごい数のカラスがいました。その群れのそばのアンテナのような場所に1羽だけいたので、「カラスと空と夕方」の少し切ない雰囲気が残せればいいなと思い撮影しました。

1cutcinemaは、写真を撮影しているときと同じような感覚で撮影できます。映像をつながないので次のカットを考えず、写真のように構図(縦、横など)が自由に決められるというのは新鮮でした。また、他の方の投稿を見ると、1カットにこんないろいろな視点や見せ方があるのだと、とても素敵な映像ばかりで楽しかったです。

 

林さんコメント

シンプルな構図と美しい夕焼けが素敵です。左に飛び去った鳥と下から現れる鳥の間につながりがありつつ、不思議さも感じることに惹かれました。

このようなシンプルな動画にこそ美しさと儚さが感じられるのが、1cutcinemaの醍醐味だと思います。

 

 

 

Young Kiyoさん(@yamakiyo_feel

Young Kiyoさんのコメント

カエルをたくさん飼育しているのですが、それぞれ個性があり、エサの時間にいつも起きるドラマを期待して撮影しました。苦手な方も少なくないであろうカエルですが、「こんなにかわいい一面もあるんだよ」ということを、1カットでおもしろく伝えられるよう表現してみました。

1カット動画は編集などがいらないため、手軽に投稿しやすいと思いました。今後も映像制作のスキルアップのために、積極的に1cutcinemaを撮影していきたいです。また、映像を見てくださる方が「おもしろい!」と思えるような映像を撮りたいと思います。

 

林さんコメント

予想外のことが起こる、おもしろい作品で笑ってしまいました。笑いを撮るのは実はすごく難しいことで、それを達成しているのが素晴らしいです。「よくその場面を撮っていたな!」という作品です。

美しい映像を撮る方は多いですが、笑いにつながるおもしろい映像はなかなか撮れるものではありません。ぜひこの作風で今後も作品を拝見できましたらうれしいです。

 

 

 

オクムラさん(@SUKE428/@ok.mu.ra

オクムラさんのコメント

コロナ前まで働いていたベトナムの地に、コロナぶりに1か月ほど滞在していたときの作品です。

私は旅行も好きですが、その土地での生活が “日常になる瞬間”がとても好きで、「その瞬間はどこなのかな?」「どうやって表現できるのかな?」と考えていました。
そんな中、このホテルに滞在して朝目覚めたときの「あー、いつものこの眺め」という瞬間が、旅行という非日常から生活という日常に変わったタイミングだと思いカメラを回しました。目覚めの景色は人それぞれ違うものですが、誰しも訪れる“平和な日常の瞬間”だなと思っていただけるとうれしいです。

1cutcinemaは動画の最初の一歩を軽くしてくれます。他の方の作品もどれも素晴らしく、よく拝見しています。今後も1カット動画や複数カットの動画を投稿していきたいと思います。

 

林さんコメント

余白のある撮り方とキャプションで、一つの場面に新たな視点の発見があり、腑に落ちる感覚もあるのが素晴らしいと思いました。
キャプションと動画を繰り返し何度も見てしまう作品です。

 

 

林さん総評

みなさま、ご応募ありがとうございました!!
1カットという短い動画の中にもそれぞれの視点が見えて、大変楽しく拝見させていただきました。
入賞された方々、おめでとうございます!
作家性と言いますか、その人独自の視点が特に感じられたものを入賞作品に選出いたしました。
1cutcinemaは手軽でいて奥深い表現方法です。
ぜひこれからも気軽に、そして時にはこだわって1cutcinemaを楽しんでいただけましたら幸いです。
改めまして、このたびはありがとうございました!!

 

* * *

 

入賞されたみなさま、おめでとうございます!
「1カット」ということで、応募された作品はテーマや被写体・シーンなど多岐にわたり、表現の自由さと可能性を感じました。1cutcinemaは、“写真を撮る“感覚で撮影できるので、ぜひチャレンジしてみていただきたいです。
>1cutcinemaの撮り方のポイントはこちら

改めまして、今回はたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました!

 

 

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