2023年3月に発売された Z fcの新色ブラック。NICO STOPカメラバッグのフォトウォークに参加いただいた写真好きカップル・緋奈さん(@__hiiro__aiiro)とやましょ~さん(@ymsy_1113)に、Z fcのブラックとシルバーをお渡しし、神戸のおしゃれなスポットを巡っていただきました。同行したのはお二人と親交のあるフォトグラファーの鎌田風花さん(@fuka_09)です。
左:緋奈さん、右:やましょ~さん
はじめまして、緋奈・やましょ~です。
兵庫県に住んでいる私たちにとって神戸は、街並みがきれいでおしゃれなカフェや雑貨屋さんも多く、すぐ近くに海と山の両方があり、いろんな楽しみ方ができるのが魅力です。
今回は神戸の中でも、異人館があり異国情緒溢れる北野エリアと三宮エリアを巡りました。はじめての場所も多いので、とても楽しみです!
Z fcと巡る! 神戸のおすすめ撮影スポット
三宮駅前から「シティーループ」という神戸観光周遊バスに乗り、北野異人館街に向かいました。
このバスにははじめて乗ったのですが、レトロなデザインがかわいく、中にはアテンダントさんがいたり、パンフレットが置いてあったりと、旅行に来た感じがしてわくわくしました。
10分ほどで北野異人館街のバス停に到着。バスの色は「異人館」をイメージしたグリーンだそうで、街並みによく合っています。バス停の色も統一されていてとてもかわいいです。
バス全体と街並みを写したかったので、バス停のすぐ近くにあった階段上から撮影しました。バス停や後ろの建物、旗を含めて、海外の雰囲気で切り取ることができます。
シティーループ
https://www.shinkibus.co.jp/bus/cityloop/
※沿線情報や運賃など、詳細はHPをご確認ください。
【北野異人館】高台にある異国情緒溢れる街
明治大正期に建てられた洋風建築物が数多く残る街です。それぞれ外観が特徴的で、16館ほど公開されています。
[萌黄の館]若葉のような優しい黄緑色の洋館
この日は残念ながら休館日でしたが、淡いグリーンがきれいで、外観だけでも十分雰囲気を楽しめます。
以前中に入ったことがあるのですが、グリーンと白が基調の美しい内観で、晴れていると窓から入る光がとてもきれいでした。
館の前にはベンチなどが置かれた広場があり、二人で撮り合いっこです。
「何か笑ってくれるきっかけになるものがないかな」と探していて、この枠からのぞいてみました。独特な前ボケが入るのが気に入って、ここで連写。結果的に笑ってくれたのでよかったです。
彼がここから撮っていたので、私も撮り返しました。
萌黄(もえぎ)の館
兵庫県神戸市中央区北野町3-10-11
営業時間:9:30~18:00(入館は17:45まで)
https://www.feel-kobe.jp/facilities/0000000042/
※営業日時や入館料など、詳細はHPをご確認ください。
[風見鶏の館]異人館街のシンボル
萌黄の館のすぐ近くには、北野異人館街のシンボル「風見鶏の館」があります。いろいろ歩いてみたところ、階段の参道を上った先にある北野天満神社からよく見えました。
そのときの風向きを視覚で感じられたり、写真を撮るときに思った方向に風見鶏が向いてくれなかったことも含めて、楽しめました。
風見鶏の館
兵庫県神戸市中央区北野町3-13-3
営業時間:9:00~18:00(入館は17:45まで)
https://www.kobe-kazamidori.com/kazamidori/
※営業日時や入館料など、詳細はHPをご確認ください。
【うろこの家】展望ギャラリーを併設する見晴らしのいい館
ひときわ見晴らしのいい高台の上に、神戸で最初に公開されたという異人館「うろこの家」があります。名前の通り、うろこのような外壁が印象的です。
庭園には、鼻を触ると幸運になるといわれるイノシシのオブジェが。早速なでなで…!
ポーズを決めたりせず、構図もラフで、サラッとそのときの楽しい雰囲気を残せている写真が好きです。
緑に囲まれた庭園、アンティークな内観や家具。ヨーロッパを感じるおしゃれな雰囲気です。
窓から入る光がとてもきれいで、影を追ってシャッターを切っていました。二人で来た思い出を残したいときには、お互いの手や足を入れることも多いです。
今度は、左側の棟・展望ギャラリーにやってきました。街並みを一望できる、素晴らしい景観です。
縦長の大きな窓があり、とてもいい光が入ってくるのもお気に入りのポイントです。
同じフロアには、ハート型の石が置かれています。
触れた人の心に永遠の愛が宿るよう「Lasting Love Stone」と名づけられ、磨き続けられているそう。私たちもお互いのことを思いながら石を磨きました。
〈PHOTO ALBUM〉
photo by 緋奈
photo by やましょ~
うろこの家・展望ギャラリー
兵庫県神戸市中央区北野町2-20-4
https://kobe-ijinkan.net/
※営業日時や入館料など、詳細はHPをご確認ください。
【小さなあとりえ*蕾】絵本に出てきそうな雑貨店
異人館街を歩いていると、ぽつんと小さなお店がありました。名前は「小さなあとりえ*蕾」。絵本から飛び出てきたような、メルヘンな建物に一目惚れです!
お店の外には花やかわいいオブジェがたくさん。春にはまわりに植えられていた花が満開になり、より一層素敵な雰囲気になると思います。
一坪ほどの店内には、いろんなハンドメイド作家さんの雑貨が置かれています。見上げると天井にまで作品が。
かわいい雑貨がたくさんで、小さな出会いがとても楽しいです!
二人ともカッパの置物を撮っていました。大小2体あり、それぞれ違う着目点だったのが後から見返していておもしろかったです。
小さなあとりえ*蕾
兵庫県神戸市中央区北野町2-12-11
営業時間:11:00~16:00
定休日:日・月・火曜日
https://tsubomino.exblog.jp/
https://www.instagram.com/chikkoi_tsubomi/
※詳細はHPをご確認ください。
注意点:通常は、店内撮影禁止です(今回は特別に許可を得て撮影しています)。屋外で撮影する際も、場所を長時間占有しないなど、周囲の迷惑にならないようにしましょう。
【CAFE Zoe'】コーヒーゼリーが絶品の隠れ家カフェ
異人館街から、バスで三宮に戻ってきました。駅から徒歩7分ほど、繁華街から少し離れた雑居ビルの3階に、隠れ家的な「CAFE Zoe'」があります。
青い壁の内観とコーヒーゼリーがお気に入りのカフェです。ここのコーヒーゼリーを食べてからコーヒーゼリーが好きになったので、ぜひ彼女にも食べてほしいと思っていました!
階段を上がっている最中にもロゴがあり、テンションが上がります。
店内は、おしゃれな青と白の壁に囲まれた空間です。アンティーク調のインテリアで、各棚に置かれているインテリアがかわいく、ついつい撮ってしまいます。
私たちは撮影のしやすさも考えて、窓際の明るいカウンター席を選びました。
窓際の席では、ブラインドから溢れる光の点がかわいかったです!
私たちは、ランチにたまごサンドとトマトスープセット、スイーツに定番のコーヒーゼリーとチーズケーキを注文しました。
たまごサンドは外がサクッ、たまごはふわふわ。そして、コーヒーゼリーは、甘いアイスとほろ苦ゼリーの相性がよくて、口の中に幸せが広がりました。今まで食べた中でいちばん美味しかったです!
トマトスープセットとしっとり濃厚なチーズケーキをいただきました。この日は寒かったのですが、じっくり煮込まれた温かいスープが体にしみわたり、最高に美味しかったです。
食べ物は食べる前だけなく、食べているところも撮影すると空気感が伝わり、「美味しいものを一緒に食べた」という記録にもなります。
コーヒーゼリーは横から撮るとシルエットがかわいく、美味しそうに写りました。青い空間を生かしたくて、余白多めにしているのがポイントです。
〈PHOTO ALBUM〉
photo by 緋奈
photo by やましょ~
CAFE Zoe'
兵庫県神戸市中央区御幸通6-1-3 山田ビル 3F
営業時間:12:00~17:00
定休日:土日祝日
https://www.instagram.com/cafe_zoe/
※詳細は上記をご確認ください。
注意点:撮影の際はお店の方の許可を得てから、周囲の迷惑にならないよう注意しましょう。撮影のみの利用はご遠慮ください。
【諏訪山公園】街と海と空を見渡せる絶景スポット
最後は、神戸の街並みと夕日を見たくて、諏訪山公園のビーナステラスへ。公園からビーナスブリッジという橋を上っていくとテラスに到着します。
※テラスの近くには駐車場があるので、車の方はそちらを利用することをおすすめします。
約15分上るので少し大変でしたが、ビーナスブリッジはティファニーブルーのようなきれいな色をしていて、特別感を味わえました。
ついにビーナステラスに到着。ここは、海と神戸を見渡せるロマンチックな場所です。晴れていると、大阪や淡路島まで見えるんだとか。
空が青いと、街全体も青く見えてとてもきれいでした!
望遠鏡が置いてあったので、のぞいてみました。実際に見えた景色が右の写真です。レンズを近づけて撮ってみるとおもしろかったです。
テラスには、鍵がたくさんつけられているモニュメントもありました。永遠の愛の象徴として、愛の鍵があるそうです。
夕日の時間になるまで、撮り合いっこ。
笑顔を引き出すために、変なことを言ってみる/こっちが変なポーズをする/ひたすら連写する…ということをよくします。
太陽が沈んできました…。
夕日の暖かい光に、神戸の街が包まれていきます。
美しい夕景に名残惜しさを感じながら、私たちは神戸を後にしました。
〈PHOTO ALBUM〉
photo by 緋奈
photo by やましょ~
諏訪山公園ビーナステラス
兵庫県神戸市中央区神戸港地方
終日開放/入場無料
注意点:同じ場所を占有しない、通行の邪魔にならないなど、周囲の迷惑にならないようにしましょう。
Photographer's Note
神戸は何度も来ていますが、毎回発見があります。それはやっぱり、カメラを持ち歩いているからです。
今回撮影したお気に入り写真
うろこの家で撮った、光と影がお気に入りです。レトロな窓から入る光が、その場の雰囲気を表現しています。
いい笑顔が撮れました。夕日の逆光がきれいに入ったのもお気に入りのポイントです。
お互いが選ぶ好きな写真
うろこの家の写真が好きです。この場所の雰囲気と一緒に自分を残してくれたのがうれしかったです!
影と楽しそうにしている雰囲気が伝わる、この写真が好きです。目のつけどころや見ている視点が自分とは違い、きれいな瞬間を残すのが上手だと思っています。
私たちは、写真がきっかけで出会いました。
二人とも写真が好きなので、撮り合ったり、一緒に過ごすことの楽しさが増えます。よくお互いの写真を見せ合っていて、「この写真が好き」「その視点はなかったな~」なんて言い合っているだけで楽しくて、時間があっという間に過ぎていくんです。
笑顔で写るのが苦手だったのですが、一緒に写真を撮るようになり、笑顔で写ることが増えたのもうれしい変化です!
これからも二人で、写真を楽しく続けていきたいと思います。
Nikonのカメラを使ってみて
届いた瞬間、「かわいいね」と言い合っていました。本当にフィルムカメラみたい。軽くて普段使いしやすく、ダイヤル操作で露出設定の変更もしやすかったです。写りは色を残してくれる印象で、くもりの日でも空の色などがしっかり残っていました。
シルバー・ブラックとも、性別問わず好まれるデザインだと思います。ダイヤル操作がわかりやすく、自分の思うように撮影できました。繊細な部分までしっかり写るので、撮るのが楽しかったです。
photo by (左)やましょ~、(右)緋奈
レンズは、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)をメインで使いましたが、35mm判換算42mm相当の焦点距離は、寄りでも引きでも撮りやすい画角で、描写がとてもきれいです。
NIKKOR Z 28mm f/2.8とNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRを使用しました。いつもは単焦点だけしか使わないのですが、ズームがとても便利でほしくなりました!
私たちはNICO STOPカメラバッグを色違いで持っているのですが、Z fcのブラック・シルバーどちらもすごく似合っていました。同じ機種でも色違いで持つと、気分やコーデに合わせて交換することができますし、レンズをシェアできるのもいいですね!
※こちらに掲載している情報は、2023年3月28日現在のものです。
同行撮影:鎌田風花(@fuka_09)
Supported by L&MARK
※同行撮影には、Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S、NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRを使用しています。
緋奈
兵庫県在住のフォトグラファー。「日々と愛と」をテーマに、日常写真やポートレート写真を撮影。カフェや商品撮影なども行う。