私と写真、自分らしい楽しみ方 – るい「写真との出会いが写真観を変え、日常の素敵さを教えてくれた」

私と写真、自分らしい楽しみ方 – るい「写真との出会いが写真観を変え、日常の素敵さを教えてくれた」

SNSでふと見かけた、素敵な写真。
あの人の写真に、なぜ心が動かされるのでしょうか?

この企画では、日々カメラで写真撮影を楽しむ方をピックアップし、「写真をはじめた理由」「写真に夢中になるきっかけ」「愛用カメラ」「写真を撮り続ける理由」を教えていただきます。

今回は、美しい夕焼けと海の写真が印象的な、るいさん(@ruiruicamovi)です。

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

はじめまして、フォトグラファーのるいです。
私は、湘南を中心に何気ない日常や海、空や景色、人など幅広く撮影しています。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/撮影地:マザー牧場
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/(右下)撮影地:マザー牧場

 

今回は、写真に夢中になったきっかけや撮影の楽しさ、愛用カメラなど、“私と写真”についてお話しします。

カメラを買った理由は「せっかく旅行に行くなら」

約10年前、「旅行できれいな写真を撮りたい」と思い、5万円ほどのミラーレスカメラを購入しました。旅行や観光名所など遠出の際にカメラを持っていきましたが、それ以外は持ち出さない状態でした。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

本格的に写真を撮りはじめたのは、コロナ禍になってからです。元々日常を撮る概念がなかったのが、コロナ禍でやることがなくカメラを引っ張り出し、公園や道端など身近なところから撮りはじめました。

写真に夢中になるきっかけは「地元の夕焼け」

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

大きな転機は「夕焼け」写真です。

Instagramでmoalani_tさん(@moalani_t)の湘南の夕焼け写真を見て、衝撃を受けました。

自分の日常を「わざわざ撮りに行く」感覚がありませんでしたが、その写真と出会い「湘南の海でもこんなきれいな夕焼けが見られて、こんなにきれいな写真が撮れるんだ」「自分もこんなふうに撮りたい!」と思うようになったんです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

実際に夕焼けを撮りに行くと、「こんなに美しいものだったんだ」と改めて感動しました。

それから、湘南の海にはかなりの回数行きました。同じ場所でも、時間とともに色が変わっていくのが楽しく、日によっても光景は変わります。

「どんな毎日でも日々風景は表情を変え、同じように撮れる日はない」

そういう毎日を素敵だなと感じ、撮るようになりました。

撮影を楽しくしてくれる愛用カメラ

私と写真、自分らしい楽しみ方 – るい「写真との出会いが写真観を変え、日常の素敵さを教えてくれた」

 

フルサイズミラーレスの Z 5を、2年ほど前から使っています。
カメラに触れていくうち、「やっぱり、もっといい画質で写真を撮りたい」と思うようになり、フルサイズを使ってみたくなりました。Nikonのフルサイズミラーレスを選んだのは、Koichiさん(@hakuchuu1882)をはじめ、素敵な写真を撮る方でNikonを使っていることが多かったのが大きな理由です。

 

フルサイズで撮影して写真がより楽しくなった

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

こちらはNikonのカメラに変えてからはじめて撮った夕焼け写真で、とても印象に残っています。

「ああ、こんなふうに撮れるんだ!」と、カメラの楽しさをこのときわかった気がして、無心で撮りました。「こんな写真が撮りたかった」と思わせてくれた1枚です。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

撮るほどに「画質がいいなぁ!」「こんなにきれいにボケるんだー!」と感動しました。モニターとファインダーもすごくきれいなので、「私ってこんないい写真が撮れるんだ」と錯覚して、テンションが上がります(笑)

 

レンズは24-200mmの高倍率ズームがメイン

私と写真、自分らしい楽しみ方 – るい「写真との出会いが写真観を変え、日常の素敵さを教えてくれた」

 

レンズは、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRをメインに、シーンに応じてNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sを使っています。

 

  • NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR:大好きな夕焼けを撮ったり、風景を撮るときにかなり便利です。海も空も写したいときは広角側、被写体をアップで写したいときは望遠側と1本で完結します。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

左:広角側(25.5mm)、右:望遠側(140mm)

 

  • NIKKOR Z 35mm f/1.8 S:室内でよく使います。F1.8で暗い場所でも撮りやすく、ボケがきれいで気持ちいいです。

 

Z 5、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Z 5、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S/撮影地:ホテルニューグランド
Z 5、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S/(右)撮影地:ホテルニューグランド

 

特に撮りたくなるのは、明るくカラフルな色味の光景です。夕焼け時など空の色がカラフルになると、撮影意欲が湧き上がります。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

空や海は24-200mmで、広角よりで撮ることが多いです。海の夕焼けでは海に映る空が好きなので、必ず海と空を入れて水面に色が乗るようにリフレクション撮影しています。

 

カメラの「色味」と「編集のしやすさ」がお気に入り

私と写真、自分らしい楽しみ方 – るい「写真との出会いが写真観を変え、日常の素敵さを教えてくれた」

 

Z 5で気に入っているのが「写真の色味」です。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

左:編集前、右:編集後(編集はLightroomを使用)

 

編集では、そのとき感じた素晴らしさや感動を、私なりに伝えられるように意識しています。その点、Z 5の色味はニュートラルで、自分の好きな世界に編集しやすいです。

そして、よく撮影する夕方など、少し暗くなってきた時間帯でも明るく編集できたことに感動しました。暗部がしっかり残っていて、持ち上げてもディテールが表現でき、ノイズが気にならないのもおすすめポイントです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

なぜ写真を撮っているのか?

はじめは「思い出を残すため」に撮っていましたが、今は「見た感動を伝えたい」「この場所にはこんな魅力がある」「どんな毎日にもこんな幸せがある」ということを、写真を通じて発信したいと考えています。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

こちらは、昔から見てきた横浜の花火を「いつか撮ってみたい」と思っていて、ようやく撮れた1枚です。花火を生で見るとすごく素敵で、それがいちばんの醍醐味ですが、写真で一瞬を切り取ることも楽しいと思います。自分には花火撮影は無理だと思っていましたが、何とか形に残せてうれしかったです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

大好きな組み合わせの江ノ電と海。電車の背景に海が広がっているのが湘南らしいです。同じ場所で撮影しても、とらえ方で全然違う写真になるのがおもしろいですよね。右の写真のように、車が並んでいるのもまた日常感が出て好きです。

散歩でいろんなところに出かけると「素敵な景色はたくさんあるんだな」と感じます。SNSの情報だけではなく、自分の目で見て、自分だけのお気に入りの場所を探すのもいいなと思っています。

 

撮るときに考えるのは「その一瞬が今しかないから、今撮りたい!」

あまり多くのことを考えずに、その瞬間のフィーリングのようなもので撮ることが多いです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

湘南のいいとこ取りのような写真。海・車・家・山・空と全部が写っていて、写真はいいところをギュッと1枚に入れ込めるのがいいですよね。これもまた「別の日、違う時間に撮影したら全然違う写真になるんだろうな」と感じるので、この瞬間を収められてよかったなと思います。

 

旅で撮る写真も変わった!

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/撮影地:丸池湧水
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/(右)撮影地:丸池湧水

 

以前は、旅行先で建造物や観光名所ばかり撮っていましたが、その道中でも写真を撮るようになりました。

例えば、その場所の地名が書いてある看板や信号、住宅街や畑など、一見どこにでもある風景にも惹かれてシャッターを切っています。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

空の青と看板がマッチしてかわいかったので撮影しました。
これも“何てことのない風景”ですが、カメラでこういった光景の魅力に気づき、日常の一部を切り取るのが楽しいです。

 

これからもカメラで写真を撮り続ける!

カメラは「写真を撮るぞ!」と意気込んで持ち出すことが多いです。1人の散歩だったり、季節を感じられる場所に行ったり、その道中で日常風景も撮影したり。

普段、スマホでも写真を撮りますが、「撮りたい」と思うのは断然カメラを持っているときです。広角や望遠で撮りたいときは圧倒的にカメラを使いますし、撮ったときの満足度はカメラのほうが高いです。スマホでは「いい写真を撮ろう」というより「ただ記録する」感覚で、カメラでは「思い出をより鮮明に・いいもの」にして残したいなと感じています。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

今後も変わらず何気ない日常や、身近な場所で「いいな」と感じた光景を撮り続けたいと考えています。

写真を楽しみにしてくれている方もいるのでSNSにも載せていければと思いますが、いちばんは自分の「好きだなー」「伝えたいなー」という気持ちを大事にしていきたいです!

最後に、これまで Z 5で撮影してきた写真ギャラリーをお届けします。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

緑と青がきれいに半々にわかれていて、雲の感じやカーブミラーに映る景色に惹かれました。

何気ない日常の風景ですが、「なんかいいなぁ」と撮影して、自分の好きな色に編集することで愛着が湧いてきますし、「日常がこんなにいいものなんだ」と思えます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

青と赤の色のバランスがとても好きだと思い、瞬時にシャッターを切りました。いつどの瞬間に素敵な景色があるかわからないなと感じました。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

夕暮れ時に空を泳ぐ鯉のぼりが幻想的でした。鯉のぼりの間にある飛行機雲もお気に入りです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

こちらは水面に映る鯉のぼり。本当に鯉が泳いでいるようでした。空に浮かぶ鯉のぼりですが、視点を変えてみるとおもしろい発想が浮かびます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

ツツジの丘の先に見える、街や山。手前はこの時期にしか見られない光景ですが、奥の街はいつもと変わらない日常のようで、そのアンバランスさがいいなと感じました。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

こんなに大きなツツジは見たことがなかったので、「人と比較してもこんなに大きい」と伝えたかった写真です。ツツジの赤と空の青、雲の白に木の緑と自然の色が豊かで気に入っています。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/撮影地:国営ひたち海浜公園

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR/撮影地:国営ひたち海浜公園(4月撮影)

 

ネモフィラ畑の壮大さを伝えたかったので、ネモフィラ全体と人、観覧車や奥の菜の花畑など全体的に写るように上からのアングルで撮影しました。いろんな角度から写真を撮ることで、見え方が全然違っておもしろいです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

湘南の海です。富士山とサーファーと夕焼け。そういう一瞬の出来事を、写真では一生残すことができるのがいいなと感じました。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

夕焼けと人のシルエットの組み合わせも好きです。その時・その人・どんな場面にどんな思いがあるかなぁ…と奥のことまで考えるのも楽しいです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

Z 5、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

 

海に行くと海を撮りがちですが、砂浜に光が当たってきれいだなと感じて撮りました。

視野を広げて、いろんなものに目を向けると、意外と「こんなところに!」という発見があります。

 

 

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20190523173955

Z 5

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るい

るい

地元・湘南の夕焼け写真と出会い、本格的に撮りはじめる。湘南を中心に何気ない日常、海や空、景色、人など幅広く撮影している。