【佐賀】電車でゆったり酒造の街へ、肥前浜駅周辺ほろ酔い女子旅

お久しぶりです。yasuka(@ya.24)です。みなさんいかがお過ごしですか?

Z シリーズと47都道府県を旅する『Z と写真家と47都道府県の旅』。
前回の「【熊本・南小国町】浴衣で巡る黒川温泉。雨が彩るしっとり女子旅。」はいかがでしたか?これからの季節、紅葉と温泉が楽しめる「黒川温泉」は旅先として特にお勧めです。

さて、今回は佐賀県の鹿島市にある肥前浜宿(ひぜんはましゅく)にお出かけしました。港町と宿場町の二つの顔を持ち、豊かな地下水によって酒造りで栄えた町。世界一の酒に輝いた日本酒・鍋島の蔵元があり、白壁の酒蔵が数多く点在しています。今回はそんな酒造の町へ、友達と二人、ほろ酔い旅へ行ってきました。

 

田園風景の中、電車で鹿島市・肥前浜宿へ

博多駅で友達と合流し、普通電車でまったり目的地へ。肥前浜駅までは乗り換えを含めて2時間弱。電車の旅が好きな私にとって、移動時間も旅の醍醐味です。

乗り換え駅の肥前山口駅から肥前浜駅まで、電車は2~3時間に1本しか通っていません。車両も2両だけで、私達が乗る車両には誰も乗って来る人がおらず、貸切状態でした。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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車窓には、緑豊かな景色が映ります。私が住む大分県は山が多く窓からの風景が楽しみづらいのに比べて、佐賀県は平野で田んぼが多く、とても新鮮な気分で景色を楽しむことができました。

乗り換えをして、約20分で肥前浜駅に到着です。

 

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

肥前浜駅は薄ピンク色のレトロな駅舎です。とても可愛い駅舎を見て気分が盛り上がり、ここで写真をたくさんとりました。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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情緒溢れる町並みの中ゆっくりお散歩

駅を出て、伝統的な土蔵造りや洋風建築が建ち並ぶ浜中町八本木宿へ向かいました。

酒蔵通りには白壁土蔵造りの町家や蔵があり、タイムスリップをしたような独特の風情を味わうことができます。道の脇には水路が流れており、静かな町に水が流れる音が心地良かったです。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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散策しているとお腹が空いてきたので、今年オープンしたばかりのお蕎麦屋さん「そばダイニング 龍庵」に行くことにしました。

 

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

伝統的建造物の趣を活かした、和風の空間で食事することができます。

 

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シンプルなもりそばはもちろん、、山芋の専門業者から仕入れたとろろを使ったつけとろろそばなど様々なメニューがあります。

 

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私たちは、有明海産の海苔とたくさんの大根おろしが乗ったおろしそばを注文しました。つけとろろそばのお蕎麦はもちもちしていて、手打ちならではの食感が楽しめます。大根おろしや海苔と一緒に食べるとさらに美味しかったです。

 

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そば湯でそばつゆまで飲み干したあとは、煮出したそば茶を使ったそばぷりんをいただきました。

 

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プリンの上には炒った蕎麦の実が乗っていて、香ばしい蕎麦の実と濃厚なプリンの相性がよく、ぺろりと平らげてしまいました。
想像を遥かに超える美味しさでした。また食べに行きたいです。

お蕎麦屋さんの2階は「あんど」という女性専用のゲストハウスになっています。
どんな風なのか気になり、少しだけ見学させてもらいました。

 

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

共有リラックススペースは、ロッキングチェアやライトスタンドなどのおしゃれな家具がある居心地の良い空間になっています。

 

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ロッキングチェアからボーっと外を眺めていると、なんだか気持ちよくなってつい眠ってしまいそうになりました。

 

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ゲストハウスと聞くと個人のスペースが狭いイメージですが、あんどは個室も広くて、ふかふかなベッドで休憩することができます。

時間がゆっくり流れていて、穏やかな気持ちになれるゲストハウスです。1階で食事をしたりお酒を飲んだりもできるので、次は是非宿泊したいと思います。

【そばダイニング龍庵 (りゅうあん)】
住所:佐賀県鹿島市浜町乙2680 (肥前浜宿の酒蔵通り)
お問い合わせ:0954-68-0873
営業時間:11:00~21:00

※下記のように時間帯によってメニューが変わります。そばの提供はランチタイムのみになります。
11:00~14:00 ランチ (そば、地酒、ドリンクなど)
14:00~18:00 カフェ (軽食、地酒、ドリンクなど)
18:00~21:00 バー (逸品もの、おつまみ、地酒、ドリンクなど)

【ゲストハウス「あんど」】
住所:佐賀県鹿島市浜町乙2680
お問い合わせ:0954-68-0873
Instagram:https://www.instagram.com/guesthouse_and/?hl=ja

 夫婦が手がける器ギャラリー「HAMASHUKU KURABITO」へ

さて、お次は浜川を渡り、浜庄津町浜金屋町へと向かいました。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

ここは昔、港町として発展した場所で、商人や船乗り、鍛冶屋などの人々が住んでいたそうです。茅葺屋根の家も多く、歴史を感じる町並みです。

私たちはアートとお酒が楽しめると評判の、「HAMASHUKU KURABITO」を訪れました。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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「美術家のスタジオ内でお酒を飲めるスペース」がコンセプト。美術家・川崎泰史さんの制作スタジオ兼ギャラリー、そして日本酒「鍋島」を楽しめるカフェスペースとなっています。

妻の朋子さんとともにうつわの制作もしているそうで、その作品はどれも色合いがやさしく、ぬくもりが伝わるものばかり。朋子さんが形を作って、泰史さんが絵付けをしているそうです。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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川崎さんの作品のオブジェもとっても可愛い。気に入った作品はその場で購入もできるそうですよ。

また、こちらでは制作途中の作品も見ることができます。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

平日はギャラリーで作品を制作しながら、奥さんと一緒にカフェの仕込みと接客をしているそう。そしてお仕事が終わったら、おふたりで晩酌をするそうです。

そんな生活、なんだか憧れちゃいますね。

私たちも素敵なカフェスペースで、鍋島三種の飲み比べをしてみることにしました。鍋島は、2011年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)で世界一の酒に輝いた日本酒。ここ肥前浜宿に蔵元があり、米の旨味を生かした端麗でスムーズな飲み口が特徴です。 

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

飲み比べをしたお酒は食中酒としてごはんとよく合う「鍋島特別純米酒」(右)、あっさりした「鍋島吟醸サマームーン」(中央)、香りが華やかでフルーティーな味わいの「鍋島特別吟醸雄町」(左)の3種です。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

友達も私も鍋島特別純米酒が気に入って、川崎さんお勧めの酢もつをおつまみに、あっという間に飲み干してしまいました。

その他にも、「イカの一夜干し」や「サーモンの漬け」などのおつまみ系を中心に、「アンチョビとオリーブのピザ」や「なすの揚げ浸し」など軽い食事も楽しめます。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

アートとお酒を一緒に楽しめる空間で、酒造の町・肥前浜宿らしい良い時間を過ごすことができました。

【HAMASHUKU KURABITO】
住所:佐賀県鹿島市浜町八宿乙2688
営業時間:11:00〜18:00(毎週土曜日は21時まで営業。予約の場合は夜営業可)
休業日:毎週火〜木曜日
HP:https://www.yasuhitokawasaki.com/hamashuku-kurabito


楽しい時間はあっという間に過ぎて、そろそろ帰りの電車の時間になりました。
肥前浜の町ともお別れです。

 

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

今回の旅では、肥前浜駅から歩いて回れる範囲の観光をしました。佐賀は車でまわるイメージが大きかったのですが、この町は駅の周辺に観光地が固まっているので、車が運転できなくても楽しいカメラ旅ができます。

また、運転を気にせずお酒を飲むこともできるので、お酒好きの人にもお勧めです。白壁の酒蔵の町並みは風情があって素敵ですし、他にも魅力的な酒造もあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。今回もお供はZ 7。とても軽く、電車旅でも大活躍でした。

3月には蔵開きのお祭りもあるようなので、その時期にも行ってみたいです。本当に素敵な町でした。

それでは、次回もお楽しみに。

お気に入りの一枚

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

友達がロッキングチェアでくつろぐ様子を写した一枚です。落ち着いた居心地の良い空間だったので、余分なものは写さず、シックなデザインのインテリアと友達のみを写しました。画面の中のカラーを少なくすることで、まとまりのある写真になったと思います。

 

Edit:Anco Oshita
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Z 7

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製品ページ ニコンダイレクト
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NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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yasuka

yasuka

ナチュラルな雰囲気のポートレートや旅先での風景を主に撮影する大分在住の写真家。九州を中心に企業や観光地のPR活動も行っている。