初めまして。
新潟県在住の写真愛好家、yuki(@sty830)といいます。
数年前、急に広告撮影を任されてカメラを始め、そのまま写真の魅力に引き込まれて今に至ります。人生、何があるか分からないですね。
現在は本業の傍ら、新潟の色鮮やかな四季を追いかけたり、壮大な自然を生かしたポートレートを撮影したりしています。
Z シリーズと共に47都道府県を旅する企画「Z と写真家と47都道府県の旅」。今回は、愛する新潟の魅力を存分にお伝えしたいと思います。
新潟県角田岬の、広大なワインコーストへ
さて、Z 7と一緒に新潟県の角田岬へ行ってきました。
角田岬には、「新潟ワインコースト」と呼ばれるワインの名産地があります。
広大なぶどう畑と個性的な5軒のワイナリーが海に囲まれて、まるで一つの村のようになっています。
この地最初のワイナリーである「カーブドッチワイナリー」にお邪魔しました。
こちらには、ワイン造りの現場に触れ、ワインや食事を楽しめる空間やサービスがあります。
約1時間のワイナリーツアーに参加したので、その様子をお届けします。
ツアーでは、スタッフの方々のワイン作りへの思いなどを聞きながら、ぶどう畑、醸造室、樽熱成庫、セラーなどを巡ることができます。
まずは、壁にズラリとワインが並んだ地下のセラーへ。
中はひんやりしていて、ワインの匂いが充満しています。
現在生産されているワインだけでなく、今は作られていない貴重なワインもたくさん。またこちらの施設では結婚式を挙げることもでき、何年後かに一緒に飲めるようにと、ワインをキープしているご夫婦もいるそうです。
粋なサービスが素敵ですね。
セラー内は、ツアーに参加した方のみ撮影可能です。
次に、本格フレンチとワインを堪能できるガーデンレストランへ。
店内は、ウッドを基調としていてとてもおしゃれ。窓からは成田山とぶどう畑が臨めます。
ワインショップには、こちらで製造されているワインの全てがズラリと取り揃えられています。
敷地内には、今回訪れたワイナリーの他に宿泊施設やスパなどもあります。
丸一日遊ぶことができる広さで、ヨーロッパに来たような雰囲気を楽しめるので、新潟県にきた際はぜひ訪れてみてくださいね。
雨上がりの抜群な条件の元、浜辺で撮影スタート
いい気分でワイナリーを後にし、角田浜の海岸へ向かいます。
新潟県には数多くの海岸がありますが、こちらは特に人気スポット。
海水浴場としてはもちろん、角田山への登山口やキャンプ場としても親しまれています。
午前中に降っていた雨も午後には上がり、凛と澄んだ空気が気持ちいいです。
まばらに空に残る雲が美しく、写真愛好家としてはついワクワクしてしまいますね。
まずは、海岸へ降りて砂浜へ。
空が波に映るリフレクションが、とても美しく幻想的です。
海岸線の向こうには、沖縄本島に次ぐ面積を誇る佐渡島が臨めます。
チルト式のモニターはローアングルの撮影がしやすいので、夢中になってシャッターを切ってしまいました。
お目当ての絶景ポイント、角田岬へ
海岸で遊んだ後は、角田岬へ向かいます。
角田岬へのルートは、角田浜海水浴場側と、反対にある岸壁側の2通りあります。
海水浴場を通るルートからは、開放感のある壮大な眺めが広がります。
岸壁側のルートの道中に、「判官舟かくし」という洞窟を発見しました。
説明書きによると、源義経が頼朝に追われた際に身を隠した歴史のある洞窟とのこと。
洞窟の中は真っ暗ですが、感度を上げて撮ってみるとアスファルトの地面が水色に映りました。
洞窟を抜けた先は断崖絶壁の岩場となっており、波も荒々しく、海水浴場とは全く違う印象です。
どちらも美しく、雰囲気の違う写真が撮れるので、上りと下りで違うルートを取るといいのではないでしょうか。
そびえ立つ灯台を目指して階段を登り、いよいよ到着です。
灯台の足元には展望台があります。
シンプルながら圧巻のロケーションがとても贅沢で、いつまで長居したいような心地よさでした。
灯台からは、角田山へと続く登山道が伸びています。なかなかの断崖絶壁。
この登山道からの海の眺めが、この日一番撮りたかった景色です。
夕日に染められた角田岬の美しさに、つい息を飲みます。
昼間とはまた違う表情をカメラに収め、胸いっぱいの満足感と共に帰路に着きました。
この日はかなりたくさん歩きましたが、軽量なZ 7のおかげで終始快適に撮影することができました。
普段は体力的に諦めるシチュエーションもあるので、この身軽さはとても魅力的です。
海辺もワインセラーも楽しめる角田浜は見どころ満載で、あっという間に夕暮れの時間が来てしまいました。
ワイナリーにはたくさんのショップやスパなどの施設があるので、県外からも足を運ぶ価値がありますよ。
ぶどうが成る6~9月がおすすめの時期なので、ぜひご参考に。
次回は、Z と一緒にどこへ行こう?
今からとても楽しみです。
今回のお気に入りショット
角田山の登山道から撮ったこの1枚は、灯台がある岬から海水浴場となる海岸の変化ある地形と美しい海、広い空を1枚に収めることが出来たためお気に入りに選びました。
Edit:Anco Oshita
Supported by:CURBON
※Z シリーズカメラでNIKKOR Fレンズをご使用するにはマウントアダプターFTZを装着する必要があります。
yuki
新潟県出身、在住の写真愛好家。豊かな自然の風景写真のほか、ロケーションを活かしたポートレートも撮影する。新潟の色鮮やかな四季を追いかけながら、日々写真愛好家として活動中。