キャンプがもっとおもしろくなる!8つの撮影TIPS – 楽しむ様子から料理、風景、星、雨の日の撮影まで

キャンプがもっとおもしろくなる!8つの撮影TIPS – 楽しむ様子から料理、風景、星、雨の日の撮影まで

いよいよ秋本番。食欲の秋など「○○の秋」とさまざまな楽しみがあるこの季節、キャンプもその一つです。涼しく、虫が少なく、快適に過ごせる上に、秋の味覚も堪能できるまさにベストシーズン。そしてキャンプは新しい生活様式の中で、密にならずソロや家族で楽しめるレジャーとして注目を集めています。

そこで今回は、キャンプと自然の中での撮影の楽しみ方を特集します!

 

キャンプ場選びとアイテム選び

「キャンプ」と言っても宿泊や日帰り、どこでやるかなどいろんなスタイルがあります。

 

キャンプの主なスタイル

テント泊テント泊
グランピンググランピング
デイキャンプデイキャンプ
おうちキャンプおうちキャンプ

 

やってみたいキャンプが決まったら、準備に入りましょう。

 

 

【場所】近場で利便性のよいところから

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
(左)Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S、(右)Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

自然を満喫したいキャンプですが、利便性と自然の豊かさは反比例しがち。初キャンプでは以下のポイントを重視したほうが安心です。

  • 近くで気軽に行ける
  • 最低限の設備があり、携帯の電波が入る

 

Z 5、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

Z 5、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

 

車がある場合、車のまま出入りできて荷物の出し入れが楽な「オートキャンプ場」がオススメです。デイキャンプであれば湖畔や河川敷なども自然に浸れますよ。
※河川敷のキャンプ利用は自治体ごとに異なるため、事前に必ずチェックしてください。

 

 

【アイテム】慣れたら見た目にもこだわろう

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

 

キャンプのスタイルで変わりますが、以下がテント泊で用意すべきアイテムです。

  • テント+設営用の杭&ハンマー
  • 寝袋+マット
  • ランタン
  • テーブル+イス
  • コンロ+調理器具+食器+食材
  • 焚き火台(焚き火をする場合)

必要なものが一式セットになっているレンタルサービスもあるので、持っていく荷物を減らしたい場合や、何を用意すればいいかわからない場合にオススメです。

 

Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

デイキャンプであればテントや寝袋などは不要で、日除けのタープがあると快適に過ごせます。

 

ぐっと雰囲気が出る「ランタン」

Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
(左)Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)、(右)Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

宿泊する際はランタンが照明として必需品ですが、デイキャンプやおうちキャンプでもテーブルに置くと一気にオシャレに。あたたかく優しい光は自然に調和しやすく、アウトドア気分を盛り上げてくれます。

 

 

食事が楽しくなるアイテム選び

キャンプでは、アイテム次第で“自分の好きな世界観”を構築できます。グランピングでは食材や着替えだけあれば十分なところもありますが、外で調理を楽しみたい場合はテーブル&イスや調理器具を持参しましょう。

 

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

  • テーブル:ナチュラル素材のものが自然になじみます。分解できるものなら車に積みやすく運びやすさも◎。また、木箱はテーブルとしても棚としても、運搬時の箱になるのでとても便利です。

 

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
(左)Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S 、(右)Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

  • 食器:ステンレスやアルミなど割れにくい素材のものを選びしょう。左の写真はベトナムの皿にガパオライスを盛り付けたもの。簡単な料理や出来合いのものでも、食器によって旅先やお店のテラスで食事をしているような非日常感を演出できます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

 

  • コーヒー道具:家で使っているこだわりの道具を持っていくと、自然の中でコーヒーをいれて飲む…という至福のひとときを味わえます。

 

 

【機材】軽量なミラーレス+標準ズームを基本に

キャンプがもっとおもしろくなる!8つの撮影TIPS – 楽しむ様子から料理、風景、星、雨の日の撮影まで

 

  • カメラ:荷物を軽くするためにはミラーレスがオススメです。雨や水しぶきなどを想定すると堅牢性に優れ、夜撮影もするなら高感度に強いカメラが安心。道具の見た目にこだわりたい方や、ファミリーで極力軽量コンパクトにしたい方はAPS-Cサイズの Z fcが◎。

 

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

左:16mm(24mm相当)、右:50mm(75mm相当)

 

  • レンズ:35mm判換算で24~70mm程度をカバーする標準ズームレンズが1本あると、レンズを交換せずに風景から物撮りまでこなせます。背景をぼかしたいときや夜撮影をするならF2.8以下の明るいレンズを、星空を撮影するなら24mm以下の超広角域もあるとキャンプ撮影を余すことなく楽しめます。

 

Z 5、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 5、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
Z 5、(左)NIKKOR Z 50mm f/1.8 S 、(右)NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

 

  • 三脚:セルフ撮影や星空撮影をする場合は必須です。

 

キャンプの楽しさを写し取るためのポイント

人の存在を入れてキャンプの雰囲気を伝える

手元や後ろ姿、引きの姿など人の存在を少しでも入れると、キャンプの雰囲気やストーリーが感じやすくなります。このとき、顔を写さないようにすると、見た人もキャンプを追体験できます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

 

キャンプシーンの撮影では、背景として自然環境を入れるのがコツです。ぼかすことで色合いを取り入れながら、主役を際立たせることができます。右のように引きで撮るときは、アイテムを写しこむことでキャンプの雰囲気がより伝わります。

 

Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

ソロキャンプなど撮影者自身が佇む様子や準備中の写真を撮るときは、三脚にカメラをセットしてセルフタイマーを活用しましょう。ピントは、テーブルや荷台など自分が立つ位置に合わせて、少し絞るのがポイント。スマホアプリ「SnapBridge」を活用すれば、スマホで写りを確認しながらリモートでシャッターを切ることもできます。

 

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z fc、(左)NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、(右)NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

ファミリーキャンプでは、家とは違う家族の表情や動きが見られるため、常に撮れる状態にしておきましょう。右のように子供に何か作業をお願いすると、カメラを意識することなく取り組んでくれますし、親も写真を撮る余裕ができます。

 

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

 

遊んでいるときは、撮ることに夢中になりすぎないように。いい場所を見つけたらこそっと離れて、こそっと撮影。そうすると、自然な様子を写せます。

キャンプごはんの楽しさを写すコツ

キャンプの楽しみである食事。出来上がった料理を撮るだけでなく、炒める瞬間や箸で持ち上げたり動きのある写真、食べている写真…これらを撮ることでストーリーが見え、キャンプの思い出がよみがえります。

 

調理&盛り付けは食材の色味をしっかり写す

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

調理中は斜め上から撮ると手元がよく見えます。光が強すぎると食材の色がとんでしまうため、色味を出すにはあえて体で影をつくるのがコツ。盛り付けるときは、しっかり光が当たる位置に持っていくと明るく美味しそうに写せます。なお調理中の自分を撮る場合は、三脚+セルフタイマーで。5~10秒タイマーに設定して連写がオススメです。

 

 

料理は彩りを考えて、目にも楽しく!

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

料理は彩りも大切。緑・黄色・赤やオレンジなどの食材を使って盛り付けると、写真で見ても美味しそうです!

出来たての料理は、手に持って背景に緑を入れるのがキャンプ感を出すポイント。テーブルに置くときはランタンやキャンプ小物でバランスよく余白を埋め、俯瞰気味で撮影すると楽しい食卓を切り取ることができます。

 

Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

料理のレイアウトのコツ

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

料理を俯瞰気味で撮るときは、以下を意識して空間をほどよく埋めていきます。

  • 布やカトラリーを主役の料理の近くに置く(主役より目立たないように)
  • 画面の対角線を基準に配置すると、動きが出る
  • 手元や足元を入れると、奥行きに加えて、キャンプをしている人の存在が感じられ、ストーリーが生まれる

 

 

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

また、シロップやソースをかける瞬間は絶好のシャッターチャンスです。皿や料理が見切れるくらい思い切り近づくとシズル感が出てきます。シロップを注いだり動きのある瞬間をとらえるには、シャッタースピードを極力速くするか連写に。上の写真では1/320秒で連写しています。

 

 

食事シーンはカメラを意識しない自然体を撮る

Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

食事している様子は、「はいチーズ」やピースサインなどはせず、自然体を写すのがポイント。アングルを変えるとイメージに変化がつけられ、正面から撮ると一緒に食べている感じが伝わります。箸やフォークを持ち上げている瞬間を写すと臨場感が出ますよ。

自然豊かな景色の魅力を伝える

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z fc、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
Z fc、(左)NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、(右)NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

 

キャンプ場は豊かな自然に浸れるのが醍醐味です。目の前の光景を撮るときは、引きと寄りの視点でそれぞれ切り取ると風景の奥行きも感じられます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

 

葉や石など自然の中から“モデル”を探しながら散策するのも楽しいです。人を撮るときと同じように、どういう角度でどう背景を入れたらよりきれいかを考えながらシャッターを切ると、被写体の魅力を引き出すことができますよ。

 

テントやタープ越しで撮ると雰囲気がより伝わる

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

風景を撮るときはテントやタープを入れると、写真を見た人に“その場にいる”ような空気感を共有できます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

高台にあるキャンプ場では、夕日も絶好のシャッターチャンスです。特に色濃く染まる日没間際に、24mm以下の広角で狙うと壮大な風景を切り取ることができます。

夜はその場の明かりだけで雰囲気よく写す

Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Z 5、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
(左)Z fc、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、(右)Z 5、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

 

暗闇の中で照らされたテント(左はトレーラーハウス)や焚き火は、キャンプ泊ならではの光景です。キャンプ場の夜は暗いため、三脚に固定してシャッタースピードを遅くし、手ブレと露出不足を防ぎます。

 

外で過ごす様子を撮るときはランタンや焚き火を生かす

Z 5、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

Z 5、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

夜に外で過ごしている様子を撮るときは、ランタンや焚き火の光を利用するのがコツです。焚き火だけでは手元などが暗くなってしまう場合、画角外にランタンを置いて照らすと明るさをコントロールできます。手持ち撮影ではブレないように、ISO感度を上げて、シャッタースピードは「1/焦点距離」秒を確保しましょう。

 

キャンプ場は星空撮影に絶好の場所

Z 5、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

Z 5、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

 

街明かりの影響が少ないキャンプ場は、きれいな星空が見られる可能性が高いです。星は月明りの影響が大きいため、新月の前後2~3日を狙うか月の入り後を狙うのがポイント。月が出ていても月から遠い空を狙うのも手です。

焦点距離は24mm以下の超広角でダイナミックに、テントのある地上風景と一緒に撮るとキャンプらしさが際立ちます。なお、ワンショットで撮る場合は「500ルール」(500÷35mm判換算の焦点距離=上限露出時間)と呼ばれている目安を超えないシャッタースピードにし、ISO感度を低くしてノイズを抑えると、ブレが少なくきれいな星空を写すことができます。

 

Z 5、NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

Z 5、NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

 

林間サイトなど周囲が木に囲まれている場合は見上げての撮影となりますが、空以外の要素を入れるのがコツです。上の写真のように両サイドに木を入れると、額縁効果で星空が際立ちます。

キャンプ泊では早起きして朝の風景を撮ろう

Z 5、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 5、(左)NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、(右)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

日の出前は幻想的な光景に出会えてオススメです。がんばって早起きしてみましょう。

左の写真では方角的に朝日自体は見えないのですが、眼下の街並みがパープルやピンクに染まっています。右の写真は左から30分後ですが、わずかな間で空の色は変化していき、常にシャッターチャンスです。

 

Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z 5、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

 

また、光が入る前の自然風景はしっとりして、日中とは別の表情を見せます。F値やISO感度で露出を確保しながらも、アンダー気味に撮影すると神聖ささえ感じる雰囲気を写し出すことができます。

突然の雨でもキャンプを楽しむ秘訣

キャンプを楽しんでいると突然の雨…。がっかりしてしまう方も多いと思いますが、雨の日だからこそ出会えるシーンや被写体があるので、雨を逆に楽しんじゃいましょう!

 

雨の軌跡や水滴をとらえて雨音を表現する

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

 

雨の軌跡や水滴をとらえると雨の音まで想像できる写真になります。軌跡を写し止めるための設定はシャッタースピード1/40~1/100秒、F5~9程度に。背景を暗い林にすると雨が際立ちます。

 

 

湿潤な環境の中でランタンや焚き火をアクセントに

Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

雨が降り全体がしっとりとしたキャンプ場では、ランタンや焚き火のやわらかいオレンジ色の明かりがムードを盛り上げてくれます。明かりを際立たせるには、空を入れず暗い林や地面を背景に。周囲をアンダー気味にするのがポイントです。

 

 

みずみずしい自然や雨上がりの光景を楽しむ

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6II、(左)NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、(右)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

自然にとっては恵みのある雨。みずみずしい足元の自然に注目してみると新たな発見があります。

そして、雨上がりには心が洗われるような光景に出会えることも。右の写真は、雲間から光が放射状に降り注いでいます。撮るときのコツは、光の柱と雲のコントラストを強調するようにアンダー気味にすること。水辺で撮る場合は、水面のきらめきまでフレーミングすることで、壮大な風景を写し出すことができます。

 

雨キャンプの注意点

  • 池や湖、川などは増水して危険なので近づかない
  • テントを張る際は水辺・窪地を避けて、長いペグを使用して急な強風に備える
  • 濡れた地面は滑りやすいので、足元に十分注意する
  • 標高が高いキャンプ場などで霧が発生している場合はテントから離れない
  • 濡れた服をそのままにすると体温を奪われるので、着替えとタオルを多めに用意する

 

おうちでキャンプ気分を高める撮影の仕方

Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6II、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Z 6II、(左)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、(右)NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

 

最後に、おうちでもキャンプ気分を味わえる撮影のポイントを紹介します。

特にベランダを活用する「ベランピング」は、離れて撮ることが難しいので広角気味で撮影するのがコツです。左のようにベランダ全体を見せたいときは、ベランダの外側から対角に撮ることで空間に奥行きが出ます。

 

 

ベランダで過ごす様子は三脚でセルフ撮影

Z 6II、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6II、(左)NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、(右)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

ベランピングしながら仕事をしたりコーヒーをいれている自分自身を写すときは、三脚にセットしてセルフ撮影します。引きで撮る場合は、一緒にテーブルについているような臨場感を大切に、焦点距離を視野に近い35mmに。右のようにコーヒーをいれている様子を寄りで撮る場合は、中身が見えるように斜め上の角度でカメラをセット。泡にピントを合わせることで、芳ばしい香りまで感じられる写真になります。

 

 

お気に入りアイテムの撮影を楽しむ

調理器具やコーヒー道具などお気に入りのアイテムを撮影するのもおうちキャンプの過ごし方としてオススメです。

 

Z 6II、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Z 6II、(左)NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 、(右)NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

 

ただし、ベランダはフェンスが高く被写体に直接光が当たりません。立体感を出すには、アングルを調整したり質感をとらえることが大切。左はベランダの下部分を写して奥行きを出し、右のコーヒー豆では立体感を出すために斜め上から撮影しています。

また、アイテムをバランスよく並べるにはメインを中央に置いて、まわりを埋めるように配置していきます。じっくり時間をかけて物撮りにこだわれるのもおうちならではです。

 

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キャンプの楽しみ方や撮影のコツをさらに詳しく知りたい方は以下をチェック

 

 

素敵な投稿をしていただいたフォトグラファーを紹介!

いつもたくさんの投稿をいただきありがとうございます。

今回は、はちさん(@hachiphotograph) の投稿をご紹介いたします。NICO STOPのオリジナルTシャツとともにキャンプを楽しんでいただきありがとうございます!

 

 

#NICOSTOPの投稿もお待ちしております!

詳細はこちら!

 

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レジャーとして楽しめて、思う存分撮影できる「キャンプ」。

アイテムを購入しなくても気軽にはじめられるので、NICO STOPの記事を参考に、これからの紅葉シーズンのキャンプをぜひ楽しんでください! 

 

 

※なお、新型コロナウイルスの感染症対策に十分にご留意いただくとともに、政府、自治体など公的機関の指示に従った行動をお願いいたします。
Supported by L&MARK