写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

フォトグラファーが自らテーマを考え、心の赴くままにシャッターを切る…ここでしか見られない「WEB写真集」 。第3回は、魅力的なポートレート作品を発表し続けるフォトグラファー・酒井貴弘さん(@sakaitakahiro_)です。

酒井さんが地元・長野で撮影した、「冬」をテーマにした写真集をお届けします。

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

 

 

季節が変わり冬の訪れを迎えるとき、
ふと冬の匂いを感じ懐かしくなる。

 

どんな匂いなのかはわからないけど、
どこか胸を締め付けられるような、
でもどこか心の奥が温かくなるような
なんとも言えない優しくも切ない感覚。

その匂いの正体は記憶にあるらしい。
冬の光、冷たい空気、寒さの中で知る温もり。
そんな冬の記憶を辿って
冬の匂いとして感じるらしい。

 

冬の匂いを感じるとき、
あなたは誰を思い出しますか?

 

 

 

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

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写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

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写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

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写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら
写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

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写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら
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写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

写真家 酒井貴弘が描く、冬の物語 – 雪の記憶、光のかけら

 

Photographer's Note

「雪」を人・光としてとらえ、記憶の中の物語を辿るように

今回のテーマは「冬の匂い」です。

春なら「花=春の匂い」が実際にありますが、「冬の匂い」は本当に匂いがするわけではないのに、誰しも共通して感じるものがある…。それはきっと、「雪」自体が記憶を持っているからだと思います。

写真集では、モデルさんを「雪の記憶」の象徴としてとらえ、雪を「光のかけら」として撮ることで、雪が持つ記憶の表現を試みました。写真一枚一枚で終わるのではなく、すべてが繋がって物語になり、思い出の中で流れる曲のように。

 

撮影のポイント

この写真集の中で、人物以外の写真には二つの役割を持たせています。一つは物語の世界を作り広げる役割、もう一つは今回のテーマである記憶の世界へと引きこむ役割です。

 

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

 

風景写真ではただ景色を写すのではなく、そこに誰かいるような気配を残せるように。抽象的な写真は、雪の記憶を連想させるようなイメージを意識して撮影しています。

 

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

 

また、今回はNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sで撮影しました。普段はF1.8のレンズですが、開放F1.2の近くまでF値を下げると手前に大きな玉ボケを作ることができ、ダイナミックな印象と奥行き感を作ることができたと思います。

 

 

冬の景色に触れて思い出す、大切な感覚

雪や冬の景色を撮ることで、普段忘れている大切なことに気づかせてくれるような感覚がありました。

この世界の美しさであったり、過酷さであったり、温かさや優しさであったり、何か特別なものに触れる感覚…。18年間住んだ地元・長野ということもあり、自分のいろいろな記憶も呼び起こしてくれて、不思議な気持ちに浸りながら撮影することができました。

 

 

Model:真仲ひかり(SHREW
ヘアメイク:eri ito(@eri.ito_hairmake
Supported by L&MARK

 

 

hiro

酒井貴弘

長野県生まれ。東京在住のフォトグラファー。ポートレートを得意とし、広告写真や企業案件、ポートレートなどの撮影案件から雑誌掲載、WEBメディアでの執筆、写真教室やプリセットのプロデュースなど幅広く活躍。SNSでは約2年間で総フォロワー10万人を超えるなど、SNSでの強みも持っている。