山古志に初雪が降った。
少しワクワクするような期待感をもって撮影場所に向かう。
太陽が少しずつ登り始め、山々から顔をのぞかせた。
光に色が映る時間、澄んだ空気。
寒さを忘れて写真に残したい衝動にかられる。
先程まで降っていた雪はいつの間にか止んでしまった。
積もった初雪はふわふわと柔らかい。
雪の結晶の一つ一つが朝日に当たって光り輝く。
自然環境が相手だと、望んでいた条件ではないこともしばしば起こる。
与えられた条件でいかに自分のイメージに近づけるか、判断力が求められる。
過酷な撮影環境のなかでは自分本位にならず、モデルさんのためにも短時間で無駄のないスケジュールで撮影が行えるようにしている。
あらかじめ撮りたいイメージを明確にしておき、撮影準備や順序をしっかりと練っておくことが撮れ高にもつながるのだと思う。
冬の景色は続く。まだまだ雪を追いかけてゆきたい。
日々の出来事や空気を写真に残し、言葉を添えるPhotoDiary。
今回は新潟県在住の写真愛好家、yukiさんから届いた初雪景色をお届けしました。
yuki
新潟県出身、在住の写真愛好家。豊かな自然の風景写真のほか、ロケーションを活かしたポートレートも撮影する。新潟の色鮮やかな四季を追いかけながら、日々写真愛好家として活動中。